2015年にデビューをした新型ヴェルファイア(Vellfire)が発売されてから約3年経ち、2017年12月に初のビッグマイナーチェンジを行いました。
先日、ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型モデルの試乗に行ってきたのですが、実車を見て、改めて良いと思ったのが、3列目シートの質感です。
同じネッツトヨタから発売されている新型ヴォクシーなど、ミドルクラスの3列目と比較すると、シートの作り・居心地の良さが全く違う感じが…。
新型ヴェルファイア(VELLFIRE)は、3列目シートでも十分に高級サルーンらしいラグジュアリー感を味わえるように感じました。また、スライド機能が搭載されるなど、居住性に優れているのも好印象でした。
>>> 新型ヴェルファイアの特等席”エグゼクティブラウンジシート”の良さ&魅力を徹底解剖
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型ヴェルファイア(VELLFIRE)の3列目シートは、どのようなデザインだったのでしょか?また、3列目シートのスライドなど使い勝手や機能性は、どうだったのでしょうか?
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたこの新型モデルの3列目シートを徹底的にレビューしたいと思います。
目次
新型ヴェルファイアの3列目シートのデザインや機能性をチェック
2017年12月にビッグマイナーチェンジをして新発売された新型ヴェルファイア(VELLFIRE)の3列目シートは、このようなデザインになっています。
■新型ヴェルファイアの3列目シート
新型ヴォクシーなどミドルクラスのミニンバンと比較すると、かなりしっかりとした作りですよね。また、競合車・ライバル車のホンダの新型オデッセイ(ODYSSEY)の3列目シートと比較しても、まったく見劣りしません。
■新型オデッセイの3列目シート
シートの作りが全く違いますよね。
ホンダの高級ミニバン”新型オデッセイ(ODYSSEY)”よりもワンランク上の高級感・上質感があるように感じました。
また、ネッツトヨタの新型ヴェルファイア(VELLFIRE)の3列目シートで良いと思ったのが、使用されている素材です。
今回私が見たモデルは、最上位のエグゼクティブラウンジだったのですが、フロントシートや2列目シートと同様にこの3列目シートでも、上質なプレミアムナッパ本革を採用。
他のグレードに採用されている本革や合成レザーよりも、しっとりと柔らかな肌触りになっており、座った時に適度に沈みこんで、身体に優しくフィットする感じが好印象でした。
スライド量も大きく、足元空間の調整も自由自在
また、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたネッツトヨタの新型ヴェルファイア(VELLFIRE)の3列目シートは、スライド機能を搭載しているのですが、このスライド量の大きさも魅力の一つです。
実際にこの新型モデルの3列目シートを前後にスライドしてみると、このような感じ。
■新型ヴェルファイアの3列目シートのスライド量
ご覧いただくと分ると思いますが、かなり大きいですよね。
ディーラーさんに確認をしたところ、新型ヴェルファイア(VELLFIRE)の3列目シートは、なんと約465mmものロングスライドを採用。
なので、荷室・ラゲッジスペースに積みこむ荷物の量や3列目シートに座る人の年齢や体形などにおじて、自由自在に広さを調整する事が可能です。
>>> 3列目シートをスライドした時の荷室の広さを確認したい方は、コチラから
このロングスライドを活かした3列目シートの使い勝手の良さや快適性は、新型オデッセイやエルグランドを遥かに凌いでおり、新型ヴェルファイア(VELLFIRE)がトップオブミニバンと呼ばれる所以(ゆえん)だなと思いました。
背もたれのリクライニング幅も大きい
また、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたネッツトヨタの新型ヴェルファイア(VELLFIRE)の3列目シートは、背もたれのリクライニング幅も大きくなっています。
実際にこの新型モデルの3列目シートの背もたれを最大限に倒してみると、このような感じに…。
■新型ヴェルファイアの3列目をリクライニング
このようにこの新型モデルの3列目シートの背もたれは、垂直までリクライニングする事が可能です。
この背もたれのリクライニング幅は、嬉しいですよね。
なので、2列目シートに3人掛けれるベンチシートを選択すると、フルフラットのマット空間を作り出し、車中泊なども快適に行う事はできるそうですよ。
3列目シート周りの機能や装備には、少し残念だったところも…
このようなラグジュアリー感あふれる新型ヴェルファイア(VELLFIRE)の3列目シートですが、ちょっと残念だったのは、シート周りの装備の充実度です。
この新型モデルの左右の壁面には、ドリンクホルダーや収納ボックスを備えたアームレストを用意しています。
■新型ヴェルファイアの3列目アームレスト(運転席側)
■新型ヴェルファイアの3列目アームレスト(助手席側)
今回私が見たモデルは最上位の”エグゼクティブラウンジ”と言う事もあり、アームレスト部分にクッション性・肌触りが良いレザー調のパネルを採用。
見た目の高級感も良いですよね。
3列目シート周りでも、新型ヴェルファイア(VELLFIRE)らしい高級感・上質感を味わう事ができるのは、とても良いと思いました。
また、運転席側のアームレストの下には、このようにボックスティッシュを置ける収納ボックスも標準装備しています。
このような大きなボックスを3列目シート周りに用意しているのも、とても良いと思いました。
このように走行中に腕を置きたくなるアームレストや数多くの収納スペースを用意しているのは、とても良かったのですが、ちょっと残念だったのは、USBソケットなどの用意がなかった事です。
車格が劣る日産のミドルサイズのミニバン新型セレナ(SERENA)では、3列目シート周りにもUSBソケットを用意しております。
■新型セレナのUSBソケット
これはちょっと羨ましいですよね。
新型セレナの真似を白と言うわけではありませんが、乗車する人の居心地の良さが売りの新型ヴェルファイア(VELLFIRE)なら、3列目シートにもUSBポートを用意しても良かったのかなと思いました。
この点が少々残念でした。
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型ヴェルファイア(VELLFIRE)の3列目シートは、このようなデザインになっていました。
この新型モデルの3列目シートは、ロングスライド機能&フルフラットにできるリクライニングを備えており、予想以上に使い勝手が良い感じが…。
また、身長175cmある私が座っても窮屈感を感じない広さ・快適性を備えているのも、この新型モデルの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
競合車・ライバル車の日産の新型エルグランド(ELGRAND)やホンダのオデッセイ(ODYSSEY)もとても魅力的なクルマですが、個人的には、3列目シートの乗り心地や快適性だけなら、新型ヴェルファイア(VELLFIRE)の3列目シートが一番良いなと思いました。