2025年2月にデビューをした新型オーラオーテック スポーツスペックはその名の通り、気持ちが良い走りが楽しめるスポーツモデルでありながら、高い実用性を兼ね備えているのも魅力のひとつです。
そんな新型モデルの実用性の高さを表しているのが、荷室・ラゲッジスペースの使い勝手です。
今回デビューをはたしたスポーツスペックは、どのような荷室アレンジを用意しているのでしょうか?また、各アレンジの使い勝手は、どうだったのでしょうか?
実車画像を使って、新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室アレンジの種類や特徴、実際の使い勝手を確認してみましょう。
目次
新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室アレンジをチェック
2025年2月にデビューをはたした新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室・ラゲッジスペースは。このようなデザインをしています。
■新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室
開口部も広く、荷物の積み下ろしがしやすそうなこの新型モデルの荷室・ラゲッジスペースですが、次のようなアレンジを用意していました。
■後部座席使用時
■後部座席の左側収納時
■後部座席の右側収納時
■後部座席をすべて収納時
6対4分割方式の後席を活かした荷室アレンジを用意
今回デビューをはたしたスポーツスペックは、ベースとなっているオーラの標準モデルやオーラオーテックと同様、左右別々に背もたれを収納することができる6対4分割方式の後部座席を活かしたアレンジを採用。
用意されている荷室アレンジは、競合車・ライバル車と変わらないオーソドックスなものばかりですが、シンプルなながらも使い勝手の良い荷室・ラゲッジスペースになっていました。
操作性に優れた後席収納レバー
2025年2月にデビューをした新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室アレンジを確認して良いと思ったことのひとつが、後部座席を収納するレバーのデザインと使い勝手です。
スポーツスペックは後部座席の背もたれの両サイドに備わっているのですが、背もたれの中に埋め込まれているため、見た目のデザイン性を損なっていません。
■スポーツスペックの後席収納レバー
また、操作性の良さも、このスポーツスペックの後席収納レバーの嬉しいポイントのひとつ。
後部座席側/荷室側どちらかも操作しようとしても、指がかかりやすい形状になっており、どちらが側からでもスムーズに後席の収納操作ができるのも嬉しいポイントのひとつでした。
ちなみに、新型オーラオーテック スポーツスペックは、荷室・ラゲッジスペースの壁面に後部座席の背もたれを格納するためのスイッチなどの用意はありません。
そのため、後部座席を収納するには、背もたれのレバーを操作する必要があります。
ただ、スポーツスペックの後部座席を収納するためのレバーは、後部座席側からでも荷室側からでも手が届きやすいので、ストレスを感じずに様さをすることができますよ。
トランクスルーの用意はなし
SUVなど車種によっては、後部座席の中央の背もたれ部分を開口するトランクスルーを用意しています。
トランクスルーが用意されていれば、後部座席の両サイドに乗車したまま、釣り竿やスキー板の長尺物を積み込むのに便利なんですよね。
しかし、新型オーラオーテック スポーツスペックには、長尺物を積み込むのに便利なトランクスルーのようにはありません。
スキー板や釣り竿などの長尺物を積み込みには、後部座席の左右のどちらかを収納するしかないので、ご注意ください。
新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室アレンジの使い勝手は?
6対4分割方式の後部座席を活かしたオーソドックスな荷室アレンジを用意している新型オーラオーテック スポーツスペックですが、各アレンジの使い勝手は、どうだったのでしょうか?
実際に使用してみて良いと思ったところ、気になったところを包み隠さずお話します。
後席収納時の圧倒的収納力
2025年2月にデビューをした新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室・ラゲッジスペースで良いと思ったことのひとつが、後部座席を収納した時の圧倒的な収納力&積載性です。
後部座席を収納した時の荷室長は約1,480cmとなっており、コンパクトカーサイズとしてはトップクラスの広さを誇っています。
そのため、家具や家電、キャンプ道具などの大きい荷物もラクラク積み込むことができちゃいますよ。
後部座席を収納時の段差が気になる
一方、新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室アレンジで気になったところもありました。
スポーツスペックの荷室・ラゲッジスペースは荷室フロアが掃き出し口よりも一段低い位置となっているため、後部座席を収納すると、15cm弱の大きな段差ができてしまうんですよね。
■後席収納時の15cm弱の段差
そのため、たくさんの荷物を積み込む時は、この段差を考慮して積み込まないといけません。
また、スーツケースやクーラーボックスなど重たい荷物をトランクに積み込む際、フロアがフラットだと荷室に載せた後、ズズズと持ち上げることなく押し込むことができます。
しかし、スポーツスペックは、クーラーボックスなど重たい荷物を荷室の奥に積み込む際には、押し込むことはできないため、一度も違える必要があります。
もしくは、後部座席横のドアから積み込む必要があります。
この重たい荷物の積み込みのしにくさは、新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室・ラゲッジスペースの気になるところのひとつでした。
まとめ:オーソドックで使いやすいスポーツスペックの荷室
2025年2月にデビューをした新型オーラオーテック スポーツスペックの荷室アレンジを確認してみたところ、次のようになっていました。
■スポーツスペックの荷室アレンジのまとめ
・トランクスルーなどの用意はなし
・収納力はコンパクトカーの中でトップクラス
・後部座席収納時に段差ができるので要注意
今回デビューをはたしたスポーツスペック6対4分割方式を活かした4種類の荷室アレンジを用意。
用意されているアレンジは比較的オーソドックスなものですが、収納力があるため、使い勝手は良い感じが…。
また、後部座席を収納する時に段差ができてしまいますが、ディーラーオプションで用意されているラゲッジアンダーボックスで解消することができますし、スポーツモデルでありながら実用性もしっかりと兼ね備えたクルマになっているように感じました。