2011年にトップクラスの人気を誇っていたホンダのスーパーハイト系ワゴンの新型N-BOX(Nボックス)が、初のフルモデルチェンジを行いましたね。
助手席のスーパースライドシートが注目を集めているこの新型モデルですが、後部座席の座り心地の良さや快適性も、このクルマの魅力の一つです。
>>> 軽自動車初となる新型N-BOXの助手席スーパースライドシートを使った感想
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型N-BOX(Nボックス)の後部座席のデザインは、どのような感じだったのでしょうか?
また、この新型モデルでは、先代と同様にスライド機能やリクライニング機能が装備されているのですが、使い勝手はどうだったのでしょうか?
今回新発売された新型モデルの後部座席のデザインや使い心地について確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
ホンダ新型N-BOXの後部座席インプレ:デザイン編
今回フルモデルチェンジをして新発売されたホンダの新型N-BOX(Nボックス)の後部座席は、このようなデザインになっています。
こちらは、ノーマルモデルの後部座席。
ノーマルモデルの後部座席は、ブラウン×グレージュのトリコット素材のシートを採用。
このノーマルモデルのシートのメイン部分は、素朴さや手織のノスタルジックな雰囲気が魅力のツイード調デザインを採用。
■ノーマルモデルに採用されているツイード調のトリコット素材
このノーマルモデルでは、ツイード調のトリコット素材をシートに採用しているおかげで、どこか温かみのある内装・インテリアになっているように感じに…。
また、ノーマルモデルでも安っぽさを感じないデザインになっていたのは、好印象でした。
カスタムのシートは、スタイリッシュなデザインに…
一方、今回フルモデルチェンジをして新発売されたホンダの新型N-BOX カスタム(N-BOX Custom)の後部座席は、ターボ車とノンターボ車で少しデザインが異なります。
こちらは、ノンターボ車の後部座席のデザイン。
そして、こちらはターボ車のデザイン。
このカスタムの後部座席のシートのデザインは、どちらもブラックをベースにしたスタイリッシュなデザインに…。
ただ、ターボ車の方は、シートサイドに合成レザーのような質感のプライムスムースを使用しており、より高級感のあるデザインになっているように感じました。
競合車には無い新型N-BOXの後部座席のみの機能とは?
このようなデザインになっているホンダの新型N-BOX(Nボックス)の後部座席ですが、ダイハツのタント(TANTO)やスズキのスペーシア(SPACIA)など競合車・ライバル車には無い機能が備わっています。
それは、後席センターアームレスト。
標準車とカスタムのターボ車のみに採用されている装備になってしまうのですが、この新型モデルでも先代モデルと同様に後部座席の中央に引き出して使えるアームレストが装備されています。
■後部座席用センターアームレスト
これはちょっと嬉しいですよね。
アームレストはそれ程太くありませんが、左右独立したデザインになっており、後部座席をスライドした時でも使い心地が損なわれないのも好印象でした。
ホンダ新型N-BOXの後部座席インプレ:アレンジ編
このようなデザインになっている新型N-BOX(Nボックス)の後部座席ですが、競合車・ライバル車と同様にスライド機能やリクライニング機能が装備されています。
この新型モデルのリクライニング幅やスライド幅はどれくらいなのでしょうか?
フルモデルチェンジをした新型N-BOX(Nボックス)の後部座席のアレンジや使い勝手を確認してきたので、紹介いたいと思います。
新型N-BOXのリクライニング幅はどれくらい?
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型N-BOX(Nボックス)の後部座席は、先代モデルと同様に背もたれの肩口にあるレバーを使って、背もたれの角度を調整する事が可能です。
実際にこの新型モデルの後部座席の背もたれをリクライニングしてみると、このようにな感じになります。
一番後ろまでリクライニングすると腰がグッとラクになるのですが、個人的にはもう少しリクライニング幅を大きくして貰いたかったです。
新型N-BOXのスライド幅はどうだった?
先代モデルと同様にこのホンダの新型N-BOX(Nボックス)も左右独立して、後部座席を前後にスライドする事が可能です。
この新型モデルの後部座席をスライドしてみると、このような感じに…
■後部座席を一番後ろにした状態
■後部座席を一番前にした状態
そして、後部座席の片方だけを前にスライドすると、このような感じ…。
後部座席の位置がかなり変わりましたよね。
この新型N-BOX(Nボックス)の後部座席のスライド幅を確認したところ、約190mmとなっています。なので、後部座席を一番前にスライドすると、荷室・ラゲッジスペースの奥行きがかなり広くなりますよ。
>>> 新型N-BOXの荷室・ラゲッジスペースの広さを確認してみる
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型モデルは、先代モデルよりも前後間距離が25mmも拡大しました。
そのおかげもあり、今回フルモデルチェンジをして新発売されたこの新型モデルは、後部座席を一番前にスライドしても、ヒザがフロントシートにぶつからないくらい広い足元空間(ニークリアランス)を確保しています。
後部座席を一番前にしても、十分に広い足元空間(ニークリアランス)を確保しているのは、新型N-BOX(Nボックス)の魅力&メリットなのかなと思いました。
ただ、助手席のスーパースライドシートを一番後ろまで下げた状態で、後部座席を一番前にスライドすると、足元空間がほとんどなくなっていまうので、ご注意を…。
>>> 新型N-BOXの助手席スーパースライドシートの足元空間を確認してみる
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型N-BOX(Nボックス)の後部座席を確認してみたところ、このようなデザインになっていました。
後部座席のリクライニング角度はそれ程大きく無いのがちょっと残念でしたが、スライド幅は十分。何より後部座席を一番前にスライドしても、足元空間(ニークリアランス)にまだまだ余裕があるのが好印象でした。
ホンダのクルマのお馴染みの座面を跳ね上げるチップアップ機能も装備されていますし、後部座席の居住性や使い勝手の良さは、軽自動車の中で随一なのかなと思いました。