軽自動車でNo.1の人気を誇るホンダのスーパーハイト系ワゴン新型N-BOX(Nボックス)が、2017年8月にフルモデルチェンジを行い、2代目へ進化しましたね。
先代モデルも車内の広さを活かした使い勝手の良さが魅力でしたが、今回新発売をした2代目モデルは、収納スペースが増えるなどさらに使い勝手が良くなった印象が…。
また、助手席のスーパースライドシートなど競合車・ライバル車には無い機能や装備が充実しているのも、この新型モデルの魅力の一つだと思いました。
>>> ホンダ新型N-BOXの内装画像レビュー【新機能など使い勝手の良さを徹底解説】
このように機能が充実しているホンダの新型N-BOX(Nボックス)のですが、肝心の広さ・居住性はどうなのでしょうか?軽自動車なので後部座席の足元空間(ニークリアランス)は、やはり狭いのでしょうか?
先日、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型N-BOX(Nボックス)を試乗してきた際に、後部座席の居住性や広さを確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型N-BOXの後部座席は広い?:頭上空間を確認
今回フルモデルチェンジをして新発売されたホンダの新型N-BOX(Nボックス)の後部座席は、このようなデザインになっています。
■新型N-BOXの後部座席(カスタム)
■新型N-BOXの後部座席(ノーマルモデル)
そしてこのクルマの後部座席の頭上空間(ヘッドクリアランス)を確認してみると、このようになっています。
このように見ると、車内の広さが際立って見えますね。
実は、この新型モデルの車高は1,790mmとなっており、ダイハツのタント(TANTO)やスズキのスペーシア(SPACIA)など競合車・ライバル車よりも高くなっております。
このように高い車高のおかげで、このクルマの頭上空間(ヘッドクリアランス)は、とても広々としています。
身長が約175cmある私が後部座席に座った状態で、手を上に伸ばしてストレッチできるくらい頭上空間(ヘッドクリアランス)には、余裕があります。
成人男性の私が座っても窮屈感を感じる事が無い、頭上空間(ヘッドクリアランス)の広さは、ホンダの新型N-BOX(Nボックス)の魅力の一つなのかなと思いました。
新型N-BOXの後部座席は広い?:足元空間を確認
このように頭上空間(ヘッドクリアランス)の広さは文句ナシに大満足だったのですが、後部座席の足元空間(ニークリアランス)の広さは、どうだったのでしょうか?
私が一番運転がしやすい位置に運転席を設定(中間位置よりもやや後ろ)に設定した時の新型N-BOX(Nボックス)の後部座席の足元空間(ニークリアランス)の広さを確認したところ、このような感じに…。
■新型N-BOXの後部座席の足元空間
こちらは後部座席を一番後ろにスライドした状態なのですが、かなり広そうですよね。
私が実際にこの状態で後部座席に座ってみると、このような感じに…。
かなり足回りに余裕がありますよね。
このように足を伸ばしても、まだまだ足元空間(ニークリアランス)に余裕があります。
この足元空間の広さは、ちょっと驚きですよね。
この新型N-BOXの足元空間(ニークリアランス)は、トヨタのヴィッツ(Vitz)や日産のノート(NOTE)、スズキのスイフト(SIWFT)などコンパクトカーよりも広い感じが…。
後部座席を一番後ろにすると荷室・ラゲッジスペースの奥行きがちょっと狭くなってしまうのが気になりますが、この足元空間(ニークリアランス)の広さには、少々驚きました。
>>> 後部座席を一番後ろにスライドした時の新型N-BOXの荷室の広さは、コチラから
後部座席を一番前にスライドした時の足元空間の広さは?
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型N-BOX(Nボックス)は、後部座席のスライド機能が全グレード標準装備されているのですが、後部座席を一番前にスライドした時の足元空間の広さは、どうなっていたのでしょうか?
この新型モデルの後部座席を一番前にスライドした時の足元空間(ニークリアランス)の広さを確認したところ、このようになっていました。
■後部座席を一番前にした時の足元空間の広さ
実際に私が後部座席に座ってみると、このような感じ…。
後部座席を一番前にスライドすると、先ほどよりもかなり足元空間は狭くなるため、足を前に投げ出して座ったり、足を組む余裕はありません。
しかし、膝先からシートバックまでまだまだ余裕があり、足回りに窮屈感を感じない広さを確保しているのは、好印象でした。個人的には、この状態で長距離ドライブをしても、ストレスを感じるシーンは、少ないのかなと思いました。
後部座席の足元空間を広くするために施した工夫とは?
今回新発売された新型N-BOX(Nボックス)は、後部座席を一番前までスライドをしても広い足元空間を確保していたのですが、実は先代モデルよりもフロントシートと後部座席の距離が約25mmほど広くしたようなんですよね。
ディーラーさんの話によると、この広くなった前後間距離のおかげで、一番前にスライドしても十分に広い足元空間を確保できるようになったようです。
競合車・ライバル車の中には後部座席を一番前にスライドすると、足元空間(ニークリアランス)が狭くなってしまい座れないクルマがある中で、これだけの広さを確保しているのは、新型N-BOX(Nボックス)の良さの一つなのかなと思いました。
後部座席の足元空間でちょっと気になったのは…
今回フルモデルチェンジをして新発売されたホンダの新型N-BOX(Nボックス)の後部座席の居住性で少し気になったのは、フロントシート下のスペース。
この新型モデルのフロントシート下のトンネルスペースも大きく、足を入れやすくなっています。
■新型N-BOXの後部座席の下のトンネルスペース
後部座席を前にスライドした時など、フロントシート下の大きなトンネルは重宝するのですが、フロントシートの下のフロアはなぜか凸凹をしています。なので、足の置いた時の感触があまり良くありません。
新型N-BOX(Nボックス)の後部座席の足元空間は広く、とても快適だっただけに、このフロントシート下のトンネルに足を入れた時の居心地の悪さが余計に気になってしまいました。
今回フルモデルチェンジをして新発売されたホンダの新型N-BOX(Nボックス)の後部座席の広さ・居住性は、このようになっていました。
先代モデルも十分に広かったですが、今回新発売された新型モデルはさらに足元空間(ニークリアランス)が広くなった印象が…。
特に後部座席を一番前にスライドしても十分な広さを備えているのは、好印象でした。
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型N-BOX(Nボックス)は、助手席のスーパースライドシート仕様とソファーシート仕様の2つのデザインを用意していますが、助手席側の後部座席の足元空間の広さ・居住性が全く異なります。
どちらのモデルを選ぶかで、助手席側の後部座席の居住性・足元空間の広さは異なるので、注意をしてくださいね。