2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)は、運転席からの見切りがあまり良くないこともあり、前方の視界＆申請は、あまり良くありません。
ただ、後方の視界＆視認性に関しては、思ったよりも良い感じが…。
また、今回デビューをはたした新型モデルは、後方の視界＆視認性をサポートするアイテムが充実しているのも、好印象でした。
そんな新型モデルの後方＆斜め後方の視界は、どのような感じになっているのでしょうか？また、この新型モデルの後方＆斜め後方の視界は、どこが優れているのでしょうか？
新しく生まれ変わった新型セレナ(SERENA)の後方＆斜め後方の視界、視認性を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型セレナの真後ろの視界＆視認性をチェック
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の真後ろの視界＆視認性は、このような感じになっています。
■新型セレナの真後ろの視界
今回デビューをはたした新型モデルは、かなり後方の視界が良さそうですね。
そんな新型モデルの真後ろの視界＆視認性を確認してみたところ、次のような特徴＆魅力を備えていました。
競合車に負けない広いリヤガラスを採用
今回デビューをはたした新型モデルの真後ろの視界＆視認性を確認して驚いたことの一つが、リヤガラスの大きさです。
新しく生まれ変わった新型モデルは、後方の視界の良さに定評のあるホンダのステップワゴン(STEP WGN)に負けないくらい広いリヤガラスを採用。
■日産 新型セレナのリヤガラス
■ホンダ ステップワゴンのリヤガラス
後部座席に誰も乗車していない状態では、スッキリ＆クリアな後方視界になっているため、安心して運転をすることができました。
後方の視界をサポート機能も充実
このように広々としたリヤガラスを採用している日産の新型セレナ(SERENA)ですが、後方の視界＆視認性をサポートする装備＆アイテムが充実しているのも魅力のひとつです。
その一つが、インテリジェントルームミラーです。
e-POWERの最上位モデルに位置をするルキシオン(LUXION)では、クルマの後方に搭載されたカメラ映像をミラー部分に映し出してくれるインテリジェントルームミラーを標準装備しています。
また、それ以外のモデルでは、メーカーオプションで装着することが可能です。
■新型セレナのインテリジェントルームミラー
先ほどご覧いただいた通り、この新型モデルは大きなリヤガラスを採用しています。
ただ、2列目シート＆3列目シートに乗車する人がいると、リヤガラスの3分の2くらいが覆いかぶされてしまうため、後方の視界＆視認性が悪くなってしまうんですよね。
しかし、クルマの後方に搭載されたカメラ映像をミラー部分に映し出してくれるインテリジェントルームミラーを使用すると、常にクリアな後方視界の中で運転をすることができます。
また、新型セレナ(SERENA)は、真上から見下ろすような視点でクルマの周囲を確認することができるアラウンドビューモニター＆バックモニターも用意。
■新型セレナのアラウンドビューモニター
この新型モデルのアラウンドビューモニター＆バックモニターは、純正ナビに表示されるのですが、画面サイズが12.3インチと大きいため、非常に見やすいです。
このように後方の視界＆視認性をサポートするアイテムが充実しているのも、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の特徴＆魅力のひとつですよ。
新型セレナの真後ろの視界＆視認性をチェック
視認性に優れた大きなリヤガラスを採用していることもあり、真後ろのは、非常に良かった新型セレナ(SERENA)ですが、斜め後方の視界＆視認性は、どうだったのでしょうか？
こちらが、今回デビューをはたした新型モデルの運転席から斜め後方を確認した時の様子です。
■新型セレナの斜め後方の視界
かなり良いと思いませんか？
私は初めてこの新型モデルを試乗した時、予想以上に斜め後方の視界が良くて、ビックリしてしまいました。
そんな新型セレナ(SERENA)の斜め後方の視界＆視認性は、どこが優れているのか？この新型モデルを試乗した感想を紹介します。
サイドウィンドウの大きさ
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の斜め後方の視界＆視認性で驚いたのが、サイドウィンドウの大きさです。
この新型モデルは、競合車・ライバル車のひとつでもあるトヨタのヴォクシー/ノア、ホンダのステップワゴンよりもサイドウィンドウの下端が低い、大きなサイドウィンドウを採用。
■ホンダ ステップワゴンの斜め後方の視界
■日産 新型セレナの斜め後方の視界
そのおかげもあり、この新型モデルは、死角が少ない広々としたサイドウィンドウに…
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)は、サイドウィンドウの下端のラインが後方にいくにつれて高くなる”シュプールライン”を採用しています。
■新型セレナのシュプールライン
そのため、「3列目シート横のサイドウィンドウのサイズが小さく、視認性が悪いのではないか？」と少し心配をしていたのですが、大きいだけでなく、視認性も良くて安心しました。
3列目シートを収納した時の視界の良さ
また、2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の斜め後方の視界＆視認性で良いと思ったのが、3列目シートを収納した時の視界＆視認性の良さです。
競合車のひとつでもあるトヨタのヴォクシー/ノアは、3列目シートをサイドウィンドウの枠の部分にスッポリと収納する方式を採用しています。
■3列目シート収納時のヴォクシー
そのため、3列目シート収納時は、斜め後方の視界が悪くなってしまうんですよね。
■3列目シート収納時のヴォクシーの斜め後方の視界
※画像は旧型モデルのものです。
一方、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)も、ヴォクシー/ノアと同様、3列目シートを跳ね上げる方式を採用しています。
ただ、この新型モデルは、窓枠に収まるのではなく、両サイドの壁面の真ん中くらいに固定するタイプを採用。
そのため、ヴォクシー/ノアとは違い3列目シートを収納した時でも、斜め後方の視界＆視認性は良いままです。
■3列目シート収納時の新型セレナの斜め後方の視界
荷室・ラゲッジスペースの使い勝手を考えると、3列目シート横の窓枠のスペースにシートをスッポリと収納するヴォクシー/ノアの方が良いですが、視認性や運転のしやすさに関しては、新型セレナ(SERENA)の方が断然良いように感じました。
サイドミラーの大きさは標準的だけど…
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)のサイドミラーの大きさは、ミドルクラスのミニバンとしては標準的です。
■新型セレナのサイドミラー
ただ、この新型モデルは、サイドウィンドウが大きいこともあり、運転のしにくさは一切感じません。
また、この新型モデルは、高速道路での車線変更をする際の衝突事故を未然に防いでくれる”インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)”を、全モデルに標準装備するなど機能＆装備が充実しているのも好印象でした。
まとめ：スッキリ＆クリアな後方視界の中で運転ができる新型セレナ
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の後方＆斜め後方の視界や視認性を確認してみたところ、このようになっていました。
■新型セレナの後方＆斜め後方の視界のまとめ
・後方視界をサポートする機能＆装備も充実
・競合車よりも大きいサイドウィンドウを採用
・3列目シート収納時も斜め後方の視界を妨げない
今回デビューをはたした新型モデルは、大きなリヤガラス＆サイドウィンドウを採用。
3列目シートを収納した時でも斜め後方の視界＆視認性は良いため、安心して運転をすることができます。
また、インテリジェントルームミラーやアラウンドビューモニターなど運転をサポートする機能＆装備も充実していますし、運転のしやすさ＆安心感に関していえば、今回デビューをした新型セレナ(SERENA)は、競合車を圧倒しているかもしれませんね。