2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした日産の人気ミニバン新型セレナ(SERENA)の特徴＆魅力の一つは、競合車・ライバル車よりも使い勝手の良い2列目シートですよね。
また、この新型モデルの2列目シートは、前後左右にスライドする機能を備えているのですが、前後のスライド量は、競合車・ライバル車よりも若干狭くなっています。
そのため、この新型モデルの2列目シートに座ると、競合車・ライバル車よりも足元空間(ニークリアランス)の狭さを感じてしまうと思っていました。
ただ、実際に乗ってみると、この新型モデルの足元空間(ニークリアランス)は思ったよりも広く、ゆったりと快適に座ることができました。
そんな新型モデルの2列目シートの足元空間(ニークリアランス)の広さは、どれくらいなのでしょうか？また、前後にスライドすると、足元空間(ニークリアランス)の広さは、どれくらい変わるのでしょうか？
先日、新型セレナ(SERENA)を試乗した時に2列目シートの足元空間(ニークリアランス)の広さを測ってきたので、紹介します。
目次
新型セレナの2列目の足元空間【最前端にした時の広さ&座り心地は？】
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の2列目シートは最大で690mmスライドすることができますが、一番前にスライドすると、このような感じになります。
■一番前にスライドした時の2列目シート
一番前までスライドすると、2列目シートの位置がかなり前になりますね。
そんな新型モデルの2列目シートを一番前にスライドした時の足元空間の広さ、座り心地を確認してみたところ、次のようになっていました。
2列目を最前端にすると足元のスペースはほぼナシ
また、2列目シートを一番前にスライドした時の2列目シートの足元空間(ニークリアランス)の広さは、次のようになっています。
■2列目を最前端にした時の足元空間
前席の位置：最前端
■2列目を最前端にした時の足元空間
前席の位置：最後端
■2列目を最前端にした時の足元空間
前席の位置：ドライビングポジション
ご覧いただければ分かると思いますが、2列目シートを一番前方にスライドすると、座ることができないくらい2列目シートの足元空間が狭くなってしまいます。
なので、2列目シートの前方のスライドは、誰かを乗車させるというよりも、荷室・ラゲッジスペースにたくさんの荷物を載せるアレンジと考えた方が良さそうですね。
2列目を最前端時の足元の広さは最大で10cm
今回デビューをはたした新型セレナ(SERENA)の2列目シートを一番前にスライドした時の足元空間(ニークリアランス)は座れないくらい狭くなっていましたが、実際どれくらいの広さを確保しているのか計測をしていました。
■2列目シートを最前端時の足元空間の広さ
2列目シートを一番前にスライドした状態で、フロントシートを一番後ろにスライドすると、前席のシートバックが2列目シートの座面にぶつかってしまい座ることができません。
また、フロントシートをドライビングポジション(中央よりやや後方)にした時も同様で、前席のシートバックが2列目シートに触れてしまい足元空間は全くない状態に…。
2列目シートを一番前にスライドした状態だと、フロントシートを一番前にしてようやく、2列目シートの足元に10cm弱のゆとりが生まれる感じになっていました。
新型セレナの2列目の足元空間【真ん中にした時の広さ＆快適さは？】
一方、新型セレナ(SERENA)の2列目シートを中央(=両サイドに広げた状態で最後端)にした時の足元空間の広さは、どのようになっているのでしょうか？
こちらが、2列目シートを両サイドに広げて一番後ろにした時の様子です。
2列目シートを一番前にスライドした時と比べると、2列目シートの足元がだいぶ広くなりますね。
そんな新型モデルの2列目シートを中央位置に設置した時の足元空間の広さ＆座り心地を確認したところ、このようになっていました。
窮屈感を感じずゆったりと座ることが可能
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の2列目シートを真ん中に設置した時の足元空間は、このような感じになっています。
■2列目を真ん中にした時の足元空間
前席の位置：最前端
■2列目を真ん中にした時の足元空間
前席の位置：最後端
■2列目を真ん中にした時の足元空間
前席の位置：ドライビングポジション
2列目シートを真ん中にスライドすると、足元空間(ニークリアランス)は、かなり広くなりますね。
これだけ足元空間が広ければ、大柄な男性でも窮屈感を感じることなくゆったりと座ることができるのかなと思いました。
2列目シート中央に設置時の足元の広さは36.5cm～
そんな新型セレナ(SERENA)の2列目シートを真ん中に設置した時の足元空間(ニークリアランス)の広さを確認してみたところ、このようになっていました。
■2列目シートを真ん中にした時の足元空間の広さ
2列目シートを真ん中に設置した時の足元空間(ニークリアランス)は62.0cm～36.5cmとなっており、十分な広さを確保。
また、実際にこの状態で後部座席に座ってみると、このような感じになります。
■2列目を真ん中にした時の足元空間
前席の位置：最前端
■2列目を真ん中にした時の足元空間
前席の位置：最後端
■2列目を真ん中にした時の足元空間
前席の位置：ドライビングポジション
私は身長約175cm中肉中背なのですが、フロントシートをドライビングポジションに合わせた状態でも膝先から前席のシートバックまで拳約4個分あります。
このシート位置ですと、2列目シートを内側に寄せる必要もないですし、新型セレナ(SERENA)に用意されている2列目シートのアレンジの中で一番ゆったりと座れるシートポジションなのかなと思いました。
新型セレナの2列目の足元空間【最後端にした時の広さ＆快適さは？】
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の2列目シートを一番後ろまでスライドすると、このような感じなります。
■最後端にスライドした時の2列目の足元の広さ
この新型モデルの2列目シートを一番後ろまでスライドするには、スマートマルチセンターシートを前方に移動して、両サイドのシートを中央に寄せないといけません。
そのため、2列目シートを真ん中に設置していた時よりもリラックス感やプライベート感は損なわれるのですが、足元空間(ニークリアランス)は、かなり広くなります。
そんな新型モデルの2列目シートを一番後ろにスライドした時の広さは、次のよになっていました。
足を伸ばして座れるくらい広々とした足元空間
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の2列目シートを一番後ろにスライドした時の足元空間(ニークリアランス)の広さは、このようになっています。
■2列目を最後端にした時の足元空間
前席の位置：最前端
■2列目を最後端にした時の足元空間
前席の位置：最後端
■2列目を最後端にした時の足元空間
前席の位置：ドライビングポジション
2列目シートを真ん中にした時でも十分な広さを確保していましたが、2列目シートを一番後ろまでスライドすると、足を伸ばして座れるくらい広々とした足元空間(ニークリアランス)に…。
今回デビューをはたした新型モデルの2列目シートは、ホンダのステップワゴンやヴォクシー/ノアなどと違いオットマンが備わっていないのが残念なくらい広々とした足元空間(ニークリアランス)になっていました。
2列目シートを最後端にした時の足元の広さは48cm～
そんな新型セレナ(SERENA)の2列目シートを一番後ろにした時の足元空間(ニークリアランス)を測ってみたところ、次のようになっていました。
■2列目を最後端にした時の足元の広さ
2列目シートを一番後ろにスライドすると、フロントシートを一番後ろにスライドした時でも約47.5cmとなっており、広々とした足元空間に…。
先ほどもお話した通り、トヨタのヴォクシー/ノアとは違い、この新型モデルで超ロングスライド(=一番後ろまでスライド)するには、シートを内側に寄せないといけません。
■一番後ろまでスライドした時の新型セレナの2列目
■ヴォクシーの2列目シート
そのため、2列目シートを一番後ろまでスライドすると、隣に座っている人との距離が近くなってしまうのが少々残念です。
ただ、足を伸ばしたり、足を組んでゆったりと座りたい時には、ピッタリなシートアレンジだと思いました。
■2列目を最後端にした時の足元空間
前席の位置：最前端
■2列目を最後端にした時の足元空間
前席の位置：最後端
■2列目を最後端にした時の足元空間
前席の位置：ドライビングポジション
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の2列目シートのシートヒーターのスイッチは、シートサイドに備わっているため、一番後ろにスライドした状態でも手軽にシートヒーターの温度調節をおこなえるのも好印象でした。(※シートヒーターはオプション設定)
まとめ：十分な広さを確保している新型セレナの2列目シート
2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の2列目シートの足元空間は、このようになっていました。
■2列目シートの足元空間の広さのまとめ
今回デビューをはたした新型モデルの2列目シートを一番前にスライドすると、小さいお子さんでも座れないくらい狭い足元空間(ニークリアランス)になっています。
ただ、2列目シートを真ん中よりも後方に設置すると、大人でもゆったりと座れるくらい広々とした足元空間(ニークリアランス)に…。
今回デビューをはたした新型モデルの2列目シートは、足を伸ばして座ることができるオットマンの用意がないのが残念なくらい広々とした足元空間(ニークリアランス)になっていました。