2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)は、競合車・ライバル車と違い、シートをアレンジすることによって8人乗りにすることができます。
ただ、今回デビューをはたした新型モデルは、ミドルクラスのミニバンと言うこともあり、8人乗車すると狭く感じます。
また、座り心地も競合車・ライバル車の8人乗り仕様より劣るように感じました。
今回デビューをはたした新型モデルの車内の広さ、シートサイズは、どれくらいになっているのでしょうか?また、8人乗りした時のートの座り心地や居心地は、どうだったのでしょうか?
8人乗りにした時の新型セレナ(SERENA)の車内の広さやシートサイズ、居心地の良さを徹底解説したいと思います。
目次
新型セレナでは8人乗りはキツイ?【車内の広さ&シートサイズをチェック】
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の内装・インテリア、各シートは、このようなデザインをしています。
■新型セレナの内装
グレード:ハイウェイスター
■新型セレナのフロントシート
グレード:ハイウェイスター
■新型セレナの2列目シート
グレード:ハイウェイスター
■新型セレナの3列目シート
グレード:ハイウェイスター
今回デビューをはたした新型モデルに8名乗車するには、フロントシートに2名、2列目シート&3列目シートに3名ずつ乗車する必要があるのですが、この新型モデルは、8人乗車するだけの広さを確保しているのでしょうか?
この新型モデルの車内の広さ&シートサイズを確認してみましょう。
競合車より広い新型セレナの車内空間
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)と競合車・ライバル車の室内のサイズは、このようになっています。
■新型セレナの室内サイズ
今回デビューをはたした新型モデルの室内長は3,135mm、室内幅は1,545mm、室内高は1,400mmとなっており、室内長&室内幅は、競合車・ライバル車よりも広くなっています。
ただ、8人乗りにすると、2列目シート&3列目シートの足元空間(ニークリアランス)は、これくらい狭くなってしまうんですよね。
■8人乗りの2列目シートの足元空間の広さ
■8人乗りの3列目シートの足元空間の広さ
これくらいの足元空間(ニークリアランス)の広さでもどうにか座ることができますが、足まわりが狭いため、長時間ドライブすると、窮屈さを感じてしまいます。
もし8人乗りした時の快適性&居心地の良さを求めるのなら、この新型モデルより車内がひと回り大きいエルグランドやヴェルファイア/アルファードなどのLLサイズミニバンの購入を検討した方が良いかもしれませんね。
大人が3人座るには小さすぎる新型セレナのシートサイズ
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)で8人乗りした時に気になったのが、シートサイズです。
この新型モデルの2列目シートの横幅は約122.5cm、3列目シートの横幅は126.0cmとなっており、大人3名が座るには、シートサイズが少し狭すぎるような感じが…。
■新型セレナの2列目のシートサイズ
■新型セレナの3列目のシートサイズ
ちなみに、こちらの動画では、実際にこの新型モデルの2列目シート&3列目シートに大人が3名乗車した時の様子を後悔しています。
コチラの動画を見る限り、大人3人が2列目シート&3列目シートに乗車して快適に過ごすのは、少し難しそうですよね。
今回デビューをはたした新型モデルの2列目シート&3列目シートのシートサイズを考えると、この新型モデルの2列目シート&3列目シートで快適に過ごすには、各シート、大人2名&子供1名が限度なのかなと思いました。
新型セレナの8人乗りの欠点?【シートの座り心地&快適性をチェック】
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の8人乗りの快適性&居心地の良さを確認してみて、シートや車内空間の狭さ以上に気になったのが、2列目シート&3列目シートの座り心地です。
今回デビューをはたした新型モデルの2列目シート&3列目シートにそれぞれ3名ずつ乗車した時の座り心地、快適性は、競合車より劣るような感じが…。
この新型モデルの2列目シート&3列目シートの座り心地&快適性で気になったことを、包み隠さずお話したいと思います。
競合車より劣る2列目の中央シートの座り心地
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の8人乗り仕様で気になったことのひとつが、2列目の中央シートの座り心地です。
この新型モデルの2列目シートは、競合車・ライバル車とは違いシートの境目が多い4対2対4分割方式を採用しているんですよね。
また、この新型モデルの上位モデルに位置をするハイウェイスターの2列目シートの中央は、シートの表皮にツルツルとした合成レザーを採用しています。
■合成レザーを採用の2列目の中央シート
そのため、フィット感&ホイール力がイマイチです。
また、今回デビューをはたした新型モデルの中央シートは、他のシートより座面&背もたれのクッションが少し硬いのも気になるところでした。
3列目シートの座り心地もイマイチ
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)は、3列目シートの座り心地もイマイチです。
この新型モデルの3列目シートで特に気になったのは、中央シートの座り心地&快適性です。
今回デビューをはたした新型モデルの3列目シートは、跳ね上げ式を採用していることもあり、真ん中にシートの境目がある5対5分割方式になっているんですよね。
そのため、中央シートの座り心地は、あまり良くありません。
ちなみに、3列目シートを床下に収納するタイプになっているホンダのステップワゴンは、ミドルクラスのミニバンの中で唯一、6対4分割方式の3列目シートを採用しているんですよね。
■ステップワゴンの3列目シート
もし8人乗りした時の快適性&座り心地の良さを求めるのなら、新型セレナ(SERENA)よりホンダのステップワゴンの方が良いかもしれませんね。
車内の移動のしやすさは競合車より上
8人乗りにした時の2列目シート&3列目シートの座り心地は競合車・ライバル車よりも劣りますが、競合車より良いと思ったところもありました。
それが、車内の移動のしやすさ&ウォークスルー性です。
トヨタのヴォクシー/ノアやホンダのステップワゴンの8人乗り仕様は、6対4分割方式を採用している2列目シートが邪魔で、フロントシートから3列目シートまでウォークスルーをすることができません。
フロントシートから3列目シートへ行くには、一度車外に出て、スライドドアから再び乗り込む必要があります。
■ウォークスルーができない競合車
一方、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)の8人乗り仕様は、2列目シートの中央部分のみを前後にスライドできるようになっているため、フロントシートから3列目シートまで車外に出ることなく直接移動をすることができます。
今回デビューをはたした新型モデルの2列目シート&3列目シートの座り心地は競合車より劣ります。
ただ、車内の移動&ウォークスルーのしやすさに関しては、新型セレナ(SERENA)の方が圧倒的に良いように感じました。
まとめ:新型セレナの8人乗りの快適性はイマイチ
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)に8人乗った時の狭さや快適性を確認してみたところ、このようになっていました。
■新型セレナの8人乗り仕様のまとめ
・8人乗って快適に過ごすには少し物足りない
・競合車より2列目&3列目シートの座り心地は劣る
・ウォークスルーのしやすさは競合車より上
今回デビューをはたした新型モデルは、ミドルクラスの中で室内空間が一番広いこともあり、8人乗車することは十分に可能です。
ただ、8人乗車して快適に過ごすには、シートが少し狭すぎるような感じが…。
また、2列目シート&3列目シートの座り心地&快適性も、競合車・ライバル車よりも劣ります。
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)は、7人乗りとしても8人乗り仕様としても使える非常に使い勝手の良いクルマです。
ただ、8人乗りする機会が多い方は、この新型モデルより2列目シート&3列目シートの座り心地が良い競合車・ライバル車の方が良いかもしれませんね。