2017年10月、日産の電気自動車新型リーフ(LEAF)がフルモデルチェンジをして、さらなる進化を果たしました。
自動駐車支援システム”プロパイロット パーキング”が日産車で初めて搭載されるなど注目の機能が数多くあるこの2台目モデルですが、アクセルペダルだけで発進から停車まで行えるワンペダル ドライビングの”e-PEDAL(eペダル)”もその一つ。
先日、ワンペダルドライブができる”e-PEDAL(eペダル)”の試乗をさせて貰ったのですが、アクセルとブレーキを使う一般的な運転と全く異なる未来感のあるドライブを楽しむ事ができました。
>>> 運転はラクになった?新型リーフのe-PEDALを試乗で使った感想
また、試乗していて気づいたのですが、新型リーフ(LEAF)に採用されたe-PEDAL(eペダル)によるワンペダル走行には、アクセルとブレーキを使った一般的な運転には無い様々なメリット&魅力がありました。
今回私が試乗をした時に感じた新型リーフ(LEAF)のワンペダル走行の魅力&メリットは、何だったのでしょうか?また、どのような時にワンペダル走行は便利だと思ったのでしょうか?
“e-PEDAL(eペダル)”を使ったワンペダル ドライビングの魅力やメリットを包み隠さずお話したいと思います。
目次
新型リーフのワンペダル走行e-PEDALのメリットとは?
今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)の”e-PEDAL(eペダル)”とは、アクセルペダルだけで加速や減速、停車などを自在にコントロールできる機能の事です。
なので、”e-PEDAL(eペダル)”で走行をすると、ブレーキペダルを一切踏む事無く、発進から停車まですべてアクセルペダルだけで操作する事ができちゃいます。
このワンペダル ドライビングができる”e-PEDAL(eペダル)”のメリットの一つは、アクセルとブレーキの踏み変えが必要ない事です。
試乗に同行をしてくれたディーラーさんの話によると、e-PEDAL(eペダル)を使用したワンペダル ドライブにすると、ノーマル走行時と比較して、ブレーキペダルを踏む回数が、8割~9割くらい減少するようです。
実際に私は約60分の試乗のうち30分程度e-PEDAL(eペダル)を使用したワンペダル ドライブを行ったのですが、その間にブレーキペダルを踏んだのは、たった2回。
しかも、この2回もアクセルペダルをゆっくりと戻し過ぎて、自分が意図していた位置で停車できなかったため、ブレーキペダルを踏んだだけ。慣れれば、一度もブレーキペダルを踏む事無く運転をする事もできそうです。
このようにワンペダル走行は、ほとんどブレーキを踏まなくても良いので、運転をしていてとてもラクでした。
ワンペダル ドライビングには、意外な効果が…
また、アクセルとブレーキの踏み変えの必要がないため、運転中の足の負担が少なく、長時間運転していても疲れにくいというのも、ワンペダル ドライビングの魅力の一つです。
試乗終了後に私も実感したのですが、「アクセルとブレーキの踏み変えが無ければ、こんなに運転って楽なんだ~」と、感心をしてしまうくらい、普段運転している時と足の疲労感に違いが…。
初めての新型リーフ(LEAF)の試乗で緊張していたにも関わらず、試乗終了後に感じた疲労感は、いつも運転をしていた時の半分くらいでした。
アクセルとブレーキペダルの踏み変えがなくなるだけで、こんなに足の負担がラクになるのなら、ずっとe-PEDALを使用したワンペダル ドライブにしても良いのかなと思いました。
ワンペダル走行をしていて便利だと感じた場面も…
今回、日産の新型リーフを試乗をしていて、e-PEDAL(eペダル)を使用したワンペダル ドライブの良さを実感する場面もいくつかありました。
その一つが、右折をする時です。
普段、右折をする時は、ブレーキペダルを踏んだ状態で、反対車線のクルマの流れが途切れるのを待っていますよね。そして、クルマの流れが途切れた瞬間に、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み変えて、右折をします。
ただ、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み変えるために、発進加速までに若干のタイムラグが生じてしまいます。
しかし、アクセルペダルのみで操作する事ができるe-PEDAL(eペダル)では、ペダルの踏み変えがないためタイムラグなくスムーズに右折をする事が可能です。
日産の新型リーフのe-PEDAL(eペダル)のタイムラグの無い発進と電気自動車は発進時のレスポンスの良さが相まって、私が普段運転しているクルマよりもワンテンポ早く右折ができるように感じました。
また、右折をする際、足の運びがシンプルになったために、対向車やその陰に隠れた歩行者や自転車など、周囲の状況により注意を払える感じが…。
運転中の足の負担が少ないのも嬉しいですが、この右折のしやすさも新型リーフ(LEAF)のワンペダル ドライブの魅力&メリットの一つなのかなと、試乗をしていて思いました。
ブレーキホールド機能も完備
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)のe-PEDALでは、信号待ちや渋滞などブレーキペダルを踏まなくても自動的に停車状態を保持する機能(=ブレーキホールド機能)が搭載されています。
なので、信号が赤に変わり、ゆっくりとアクセルペダルから足を戻して減速&停車した後は、ブレーキペダルを踏まなくても停車状態をしっかりと保持してくれます。
なので、停車中はとってもラクで快適です。
また、新型リーフ(LEAF)のe-PEDAL(eペダル)は、30度~40度くらい傾斜の上り坂ならブレーキペダルを踏まなくても停車状態を保持してくれるようです。
私も実際に坂道の途中で信号待ちをした時に確かめてみたのですが、しっかりと停車状態を維持。
実は本当に坂道でも停車状態を維持してくれるか不安だったので、アクセルペダルから足を離して停車した後、ちょっとでも後退したらスグにブレーキペダルを踏もうと準備をしていたのですが、坂道の途中で停車しても、ピクリとも動きませんでした。
最近、ブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持してくれるオートブレーキホールド機能を備えているクルマが増えてきましたが、新型リーフ(LEAF)のe-PEDAL(eペダル)は、このオートブレーキと同等の機能を備えているのは、好印象でした。
ちなみに、新型リーフ(LEAF)では、オートブレーキホールドスイッチ自体は用意されていません。あくまで、e-PEDAL(eペダル)にオートブレーキホールドと同等の機能を備えているだけです。
なので、ノーマルモードで走行中は、ブレーキペダルから足を離しても停車状態を保持してくれないので、注意をしてくださいね。
今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)の注目のe-PEDAL(eペダル)を使用したワンペダル ドライビングには、次のようなメリット&魅力がありました。
実際にワンペダル ドライビングを試乗して良いと思ったのが、足の疲労感の少なさ。
なので、運転時間が長くなればなるほど、e-PEDAL(eペダル)の良さを実感できるようになるのかなと、思いました。
また、停車してからは、その状態を保持できるようになったのも好印象でした。
ただ、新型リーフのe-PEDAL(eペダル)によるワンペダル ドライビングは、アクセルとブレーキを使った普通の運転と感覚が全く異なるため、馴染めない人もいるようです。
また、実際にこのe-PEDAL(eペダル)を試乗して、気になる部分もありました。
>>> 新型リーフのe-PEDAL【試乗をして気づいた欠点&デメリットとは?】
このe-PEDAL(eペダル)のドライビングフィールが合わないと感じる人もいるようなので、もしこれから試乗に行かれる方は、ぜひともご自分でこの走破性や乗り心地を確かめてみてくださいね。