2017年12月、スズキから新たなコンパクトサイズのクロスオーバーSUV新型クロスビー(XBEE)が、新発売されます。
今回新発売されたこの新型モデルは、スズキの人気軽自動車のハスラー(Hustler)をベースにひと回り大きなリッターカーに仕上げたクロスオーバーSUVです。
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ただ、スズキのコンパクトサイズのクロスオーバー車と言えば、もうすでにイグニス(IGNIS)がラインナップされています。
今回スズキから新発売される新型クロスビー(XBEE)とイグニス(IGNIS)を比較してみて、共通点・似ているなと、感じた部分は、何だったのでしょうか?一方、どのような違いが、あったのでしょうか?
2017年12月に新発売されるの新型クロスビー(XBEE)とイグニス(IGNIS)を比較して感じた、共通点・違いを紹介したいと思います。
目次
新型クロスビーとイグニスの違いとは?
2017年12月にデビューをするスズキのコンパクトSUVの新型クロスビー(XBEE)の外装・エクステリアは、このようなデザインになっています。
■新型クロスビーの外装・エクステリア画像
また、内装・インテリアは、このようなデザインになっています。
■新型クロスビーの内装・インテリア画像
一方、2016年2月にデビューをしたスズキのコンパクトサイズのクロスオーバー車イグニス(IGNIS)の外装・エクステリアは、このようなデザインになっています。
■イグニスの外装・エクステリア画像
一方、このクルマの内装・インテリアは、このようなデザインになっていました。
■イグニスのの内装・インテリア画像
どちらのモデルも個性的で愛嬌のあるデザインになっていますが、見た目の雰囲気は、かなり異なります。
また、見た目以外にも次のような違い・相違点がありました。
違い1:ボディサイズ
2017年12月に新発売された新型クロスビー(XBEE)とイグニス(IGNIS)の大きな違いの一つが、ボディサイズです。
この2台のモデルを比較すると、ボディサイズに次のような違いがありました。
■新型クロスビーのイグニスのボディサイズ比較
・クロスビーのボディサイズ
全長:3,760mm
全幅:1,670mm
全高:1,705mm
ホイールベース:2,435mm
・イグニスのボディサイズ
全長:3,700mm
全幅:1,660mm
全高:1,595mm
ホイールベース:2,435mm
この2台のモデルは同じプラットフォームを採用しているため、ホイールベースの長さは同じものの、全長/全幅/全高ともに、イグニス(IGNIS)よりも新型クロスビー(XBEE)の方が一回り大きくなっています。
私が実際にこの2台のモデルを試乗してみて、特に違いを感じたのは、頭上空間(ヘッドクリアランス)のゆとりです。
イグニス(IGNIS)の後部座席に座った時、頭上空間(ヘッドクリアランス)に若干の窮屈さを感じたのですが、新型クロスビー(XBEE)では、思ったよりも頭上空間にゆとりが…。
■新型クロスビーの頭上空間
■イグニスの頭上空間
私は身長175cmあるのですが、新型クロスビー(XBEE)では、とても快適に過ごす事ができました。
このように頭上空間(ヘッドクリアランス)が広くなり、後部座席の居住性がアップしたのは、新型クロスビー(XBEE)の大きな特徴の一つなのかなと、思いました。
違い2:搭載エンジン
また、2017年12月にデビューをする新型クロスビー(XBEE)と、イグニス(IGNIS)の大きな違いの一つが、搭載されているエンジンです。
2016年2月に発売されたクロスオーバーSUVのイグニス(IGNIS)では、1.2リットルの自然吸気エンジン(直列4気筒DOHC)を採用。一方、対し、今度新発売される新型クロスビー(XBEE)では、スイフトなどに採用されている1.0リットルターボエンジンを搭載するようです。
以前、イグニス(IGNIS)をさせて貰ったのですが、車体重量が軽い事もあり、1.2リットルエンジンでも、街乗りを運転するには、十分なパワー&加速力があると思いました。しかし、ダイレクト感やメリハリは、乏しい感じがしました。
一方、新型クロスビー(XBEE)に搭載予定となっている1.0リットルターボエンジンをいち早く採用したスイフト(SWIFT)も試乗させてもらったのですが、1.0リットルエンジンとは、思えない程のパワーと加速感が…。また、ダイレクト感もこちらの上でした。
まだこの新型モデルを試乗した訳では無いのですが、個人的には、新型クロスビー(XBEE)の乗り心地や走破性も、かなり期待できるのかなと、思いました。
新型クロスビーとイグニスの意外な共通点とは?
このようにボディサイズや搭載されるエンジンなどに違いがある新型クロスビー(XBEE)とイグニス(IGNIS)ですが、プラットフォーム以外にも共通する部分もありました。
そんな2台のモデルの共通部分を紹介したいと思います。
共通点1:インパネのデザイン
今回新発売される新型クロスビー(XBEE)とイグニス(IGNIS)の共通点の一つが、インパネのデザインです。
「えっ!?新型クロスビーの内装・インテリアって、スズキの人気SUVのハスラーをベースにしているんじゃないの?」と、思う方もいるかもしれません。
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ただ、新型クロスビー(XBEE)の内装・インパネを確認していると、イグニスっぽさを感じる装備や部品もありました。
その一つが、メーターのデザインです。
今回新発売される新型クロスビー(XBEE)のメーターは、このようにイグニス(IGNIS)にソックリです。
■新型クロスビーのメーター
■イグニスのメーター
メーターのカラーや装飾、文字のフォントは若干異なりますが、メーター自体のデザインは、ソックリですよね。
また、個性的で目を引くデザインになっているエアコンパネル(空調パネル)のデザインも、とても似ています。
■新型クロスビーのエアコンパネル
■イグニスのエアコンパネル
スズキの人気軽SUVのハスラー(Hustler)とイグニスの良いとこ取りをしたのが、新型クロスビー(XBEE)の内装・インパネのデザインなのかなと、思いました。
共通点2:後部座席のデザイン
また、新型クロスビー(XBEE)とイグニス(IGNIS)では、後部座席のデザイン&構造も共通しています。
例えば、どちらのモデルも5対5分割方式の後部座席を採用しており、中央で分割をして、前後にスライドできるようになっています。
■新型クロスビーの後部座席
■イグニスの後部座席
また、後部座席の中央に背もたれが装備されていないのも、同じです。
新型クロスビー(XBEE)は横幅がそれ程広くないので、大人3人が後部座席に座るのは、ちょっと厳しいと思います。ただ、個人的には、それでも後部座席の中央にヘッドレストは、装備しておいて貰いたかったです。
2017年12月にデビューをする新型クロスビー(XBEE)と、同じスズキから発売されているクロスオーバーSUVのイグニス(IGNIS)を比較したところ、このような共通点&違いがありました。
この2台のモデルの実際に見比べてみて、大きな違いを感じたのが、後部座席の居住性&使い勝手です。
イグニス(IGNIS)よりも新型クロスビー(XBEE)の方がボディサイズが一回り大きくなり、後部座席の居住性もアップ。また、今回新発売される新型モデルは、シートバックテーブルも搭載さるなど、後部座席の使い勝手が格段に良くなったのも好印象でした。
夫婦二人で使用するのなら、どちらのモデルでも、十分に満足できると思います。
ただ、ファミリーカーとして利用する事を考えているのなら、後部座席の居住性に優れ、また、パワー&加速力も期待できる新型クロスビー(XBEE)の方が、満足度は高いのかなと思いました。