世界中で人気のホンダのコンパクトカー新型フィット3(FIT3)が、2017年6月に初のビッグマイナーチェンジを行いましたね。
先日、新しくなったこの新型モデルの試乗にいってきたのですが、乗り心地が先代モデルと明らかに違う感じが…。
試乗する前にいつもお世話になっているディーラーさんから、「今までのフィット3の乗り心地よりもかなり良くなっています。期待していてください。」と言われていたのですが、実際に運転をしてみると、期待以上の乗り心地になっていました。
>>> 新型フィット3の試乗の乗り心地インプレ【先代モデルと変わったところとは?】
また、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたホンダの新型フィット3(FIT3)を試乗していて、乗り心地の良さと同様にビックリした事の一つが、静寂性の良さ。
先代モデルでは、静寂性が欠点・デメリットの一つだと思っていたのですが、この静寂性に関しても、この新型モデルはしっかりと対策を施しているように感じました。
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)の静寂性で、どこが良くなったと感じたのか?実際に試乗をした感想を包み隠さず紹介したいと思います。
目次
新型フィット3の静寂性インプレッション
ビッグマイナーチェンジをして新発売されたホンダの新型フィット3(FIT3)ですが、今回私が試乗をさせて貰ったのは、こちらのモデル。
グレードは、1.3リットルエンジンを搭載したガソリン車”13G”のLパッケージ。
ハイブリッド車よりも静寂性が劣るガソリン車ですが、このガソリン車を試乗しただけでも新しくなった新型フィット3(FIT3)の静寂性の良さが分かる乗り心地でした。
先代モデルよりも良くなった事とは?
今回このガソリン車を約30分ほど試乗をさせてもらったのですが、試乗をしてスグに気づいたのが、エンジン音の小ささ。
エンジンを立ち上げた時や加速時は、ガソリン車らしいエンジン音が聞こえてくるのですが、街中を時速30km/h~40km/h程度で一定走行している時は、とっても静か。
風切り音やロードノイズ、周りを走っていくクルマの走行音などに交じって、自分のクルマのエンジン音が全く気になりません。
私は普段ハイブリッド車を運転しているのですが、「えっ!?クルーズ走行している時の新型フィット3(FIT3)のガソリン車って、ハイブリッド車とそれ程変わらないじゃん。」と思うくらい、クルーズ走行している時のガソリン車の静寂性は、優れていました。
静寂性が良くなった理由とは…
試乗中に、同行したディーラーさんに教えて貰ったのですが、、ハイブリッド車・ガソリン車ともに競合車・ライバル車よりも静寂性が悪いとの声が多く届いていたようです。
そこで、今回の新型フィット3(FIT3)のビッグマイナーチェンジを機に、吸音材や遮音材の位置や分量を一から見直したようです。そのおかげもあり、静寂性が格段にアップ。
ガソリン車でも運転した瞬間に、静寂性の良さが分かる乗り心地になっていました。
ちなみに、ハイブリッド車の最上位モデル”ハイブリッドS”では、遮音機能付きのフロントウィンドウガラスを装備しており、2リッターセダン車並みの静寂性を備えているそうです。
■新型フィット3のハイブリッドS
ディーラーさんの話によると、ハイブリッドSでは、ワンランク上の静寂性を楽しめるようですが、個人的には、それ以外のモデルでも、十分に満足できる静寂性を備えているように感じました。
加速時や発進時の静寂性はどうだった?
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたホンダの新型フィット3(FIT3)のアクセルを踏み込んだ時の静寂性は、どうだったのでしょうか?
モーターのチカラで発進するハイブリッド車と異なり、ガソリン車では、発進時や加速時にアクセルを踏み込むと、エンジンの回転数があがり、”ブォォォ~~ン”と言った感じのエンジン音が耳元で聞こえてきます。
ただ、新型フィット3(FIT3)は密閉度が高いためか、窓を閉めて運転をしていると、エンジン音や他のクルマの騒音などをしっかりと遮断しているのが、わかる乗り心地になっています。エンジン音も壁一枚を挟んで、隣で聞こえているような感じ。
なので、アクセルをグッと踏み込んでもエンジン音が不快に感じるシーンは、一度もありませんでした。
先代モデルと比較して格段に良くなったアクセルを踏み込んだ時の静寂性も、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)の魅力の一つなのかなと思いました。
ロードノイズの侵入もしっかりとシャットアウト
また、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)を試乗していて、驚いた事の一つが、ロードノイズの小ささ。
先代モデルでは、ロードノイズが大きく、路面の状況によっては、”ゴーーー”と言う音が、車内に響き渡っていたんですよね。このロードノイズはかなり大きく、高速道路を走行中に後部座席に座っていると、運転手の会話が聞こえないほど…。
個人的には、このロードノイズの大きさは、このクルマの一番の欠点・デメリットだと思っていました。
しかし、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型モデルでは、この不快なロードノイズをほぼ完璧にシャットアウト!あまりにロードノイズの静かなので、、むしろ風切り音の方が気になる感じが…。
また、ゴーー”と言う音が、車内に響き渡る事が無かったので、試乗中、後部座席に座っていた営業マンの会話が聞こえにくいと感じるシーンは一度もありませんでした。
この新型フィット3(FIT3)の静寂性の良さは、本当に感動しました。
もしこれから、このクルマを試乗される方は、車内に侵入してくるロードノイズの小ささにも注目をしてみてくださいね。
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたホンダの新型フィット3(FIT3)の静寂性は、このようになっていました。
今回私が試乗をしたのはガソリン車だったので、競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタのアクアや日産のノートe-POWERよりは若干劣ります。ただ、スズキのスイフトやマツダのデミオなど他のガソリン車と比較すると、十分に満足できるレベルの静寂性になっていました。
また、ディーラーさんが、遮音材や吸音材の配置や量を見直したと仰っていましたが、先代モデルよりも騒音対策をしっかりと施しているのが分かる乗り心地に…。
乗り心地の良さも含めて、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3は、欠点・デメリットの少ないクルマに仕上がっており、個人的には大満足でした。