2017年6月、ホンダの中でも特に高い人気を誇るコンパクトカー新型フィット3(FIT3)が、ビッグマイナーチェンジを行いましたね。
今回新発売された新型モデルも先代モデルと同様にハイブリッド車とガソリン車をラインナップしているのですが、この2台のモデルを見比べてみると、外装・エクステリアのデザインに様々な違いが…。
>>> 新型フィット3のHVとガソリン車の外装【違いを見分けるポイントは?】
また、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)は、外装・エクステリアと同様に内装・インテリアにも様々な違いがありました。
先日、この新型モデルのハイブリッド車とガソリン車の内装・インテリアの違いを確認してきたので、実車画像を使って、紹介したいと思います。
目次
新型フィット3の内装:ハイブリッドとガソリン車の違いを比較
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車の内装・インテリアは、このようなデザインになっています。
一方、ガソリン車の13Gモデルの内装・インテリアになっています。
ワイド感を感じるインパネのデザインやタッチパネル方式の空調パネルなど、ハイブリッド車とガソリン車の基本的な内装のデザインは、同じになっています。
しかし、細かい装備やパーツを確認していくと、外装と同様に内装・インテリアにも様々な違いが見つかりました。
そんなホンダの新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車とガソリン車の内装の違いを細かく見ていきましょう。
違い1:インパネのデザイン
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車とガソリン車の内装・インテリアの違いの一つが、インパネのデザイン。
基本的なデザインは同じになっているものの、様々な点で若干の違いがありました。
その一つが、シフトレバー。
ハイブリッド車は、競合車・ライバル車の一つでもある日産のノートe-POWER(NOTE e-POWER)などにも採用されている電子式のシフトレバーを採用。
■ハイブリッド車のシフトレバー
ピアノブラック調のパネルがシフトレバーに施され、スタイリッシュなデザインに…。
実はこのハイブリッド車のシフトレバーは、こんかいのマイチェンでデザインを一新。
先代モデルよりも高級感のあるデザインになったのが、とても良いと思いました。
ちなみに、先代モデルとのデザインの違いが気になる方は、コチラの記事を参考にしてみてください。
>>> 【関連記事】新型フィット3の内装インプレ【先代モデルとの違いとは…】
一方、ガソリン車のシフトレバーは、このようにストレートゲート式を採用。
■ガソリン車のシフトレバー
周囲をピアノブラック調のパネルを覆って、高級感・上質感を演出していますが、先進性では、ハイブリッド車に遠く及ばないと感じました。
インパネの装飾にも違いが…
ホンダの新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車とガソリン車では、インパネの装飾にも違いがありました。
■ハイブリッド車のインパネ
■ガソリン車のインパネ
注目してもらいたいのは、助手席側の加飾パーツ。
ハイブリッド車の場合、このようなデザインの高輝度シルバー塗装やドットプリントが助手席側のインパネに施されており、高級感や上質感を演出しています。
■ハイブリッド車のSパッケージに搭載されているドットプリント
また、ハイブリッド車の助手席側のインパネには、ソフトパッドが施されており、見た目の質感や肌触りが良くなっています。
一方、ガソリン車のインパネには、このような加飾・装飾は施されておらず、シンプルなデザインに…。
新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車とガソリン車のインパネは、共通のデザインになっていますが、ハイブリッド車の方が上質感を感じるデザインになっているように感じました。
違い2:メーターのデザイン
メーターのデザインも、ホンダの新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車とガソリン車の大きな違いの一つです。
■ハイブリッド車のメーター
■ガソリン車のメーター
ともに中央に大きなスピードメーターを配置したデザインになっているのですが、左側にあるメーターのデザインが異なります。
ハイブリッド車では、左側にエネルギーの出力や回生状況を表示してくれるパワー/チャージメーターを搭載しているのに対し、ガソリン車では、タコメーターを搭載してます。
■ハイブリッド車のパワー/チャージメーター
■ガソリン車のタコメーター
このメーターのデザインの違いも、ホンダの新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車とガソリン車の注目ポイントの一つかもしれませんね。
違い3:ドア内側パネルのデザイン
僅かな違いなので最初は気がつかなかったのですが、ホンダの新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車とガソリン車では、ドア内側パネルのデザインも異なります。
■ハイブリッド車のドア内側パネル
■ガソリン車ののドア内側パネル
この2台のモデルのドア内側パネルの注目ポイントの一つが、ハンドル部分。
ハイブリッド車では、高級感のある高輝度シルバー塗装が施されているドアハンドルを標準装備しているのに対し、ガソリン車では、プラスチック感のあるドアハンドルが装備されています。
■ハイブリッド車のドアハンドル
■ガソリン車のドアハンドル
ハイブリッド車を見た後にガソリン車のドアハンドルを見ると、ちょっと安っぽい感じが…。
インパネと同様にこのドア内側パネルのデザインも、ハイブリッド車と比較して、ガソリン車のデザインが見劣るする原因の一つなのかなと感じてしまいました。
ちなみに、ドア内側パネルに施されている加飾は、グレードによって異なります。
このドア内側パネルの加飾にも、注目をしてみてくださいね。
違い4:スマートキー
ホンダの新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車とガソリン車では、スマートキーのカラー&デザインが異なります。
■ハイブリッド車のスマートキー
■ガソリン車のスマートキー
ガソリン車はシンプルなブラックカラーのデザインになっているのに対し、ハイブリッド車は、ロゴがある面を鮮やかなブルーで彩ったスタイリッシュなデザインに…。
個人的には、ガソリン車よりもハイブリッド車の方がオシャレなデザインになっていて、好印象でした。
違い5:シートのデザイン
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたホンダの新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車とガソリン車は、シートのデザインも異なります。
ハイブリッド車の場合、グレードによってデザインや素材が異なる専用のシートを用意しているのですが、どのグレードのシートもオシャレなデザインに…。
例えば、ハイブリッド車のSパッケージのシートは、このようなデザインになっています。
■ハイブリッドS(Sパッケージ)シート
背もたれの上部に入っている一本のラインが、かなりオシャレですよ。
また、内装・インテリアの高級感にこだわったハイブリッド車のLパッケージでは、シートのサイドの部分に合成レザーのような質感のプライムスムースを施した高級感・上質感のあるコンビシートを採用しています。
一方、ガソリン車は全グレード共通して、このようなデザインのファブリックシートを採用。
■ガソリン車”13G”のシート
シートのデザイン性が、ハイブリッド車とガソリン車では全く違いますよね。
サイドのサポート力や座った時のホールド感はとても良いのですが、シートデザインは、ハイブリッド車よりも劣る感じが…。
なので、ガソリン車とハイブリッド車の同じグレード同士を比較すると、ガソリン車のシートの方を、どうしてもワンランク下に感じてしまいました。
ちなみに、新型フィット3(FIT3)では、ハンドルやシートにブラウンカラーの装飾を施す”プレミアムブラウン インテリア”と言うメーカーオプションを用意しています。
>>> プレミアムブラウン インテリアを施した新型フィット3の内装を確認してみる
ただ、このプレミアムインテリアを装着できるのは、”ハイブリッドL(Lパッケージ)”とガソリン車の1.5リッターモデルの15XLグレードのみ。
ガソリン車の13Gモデルでは装着できないので、注意をしてくださいね。
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車の内装・インテリアを比較したとこの、このような違いがありました。
この2台のモデルの内装・インテリアの基本的なデザインは同じになっているのですが、ガソリン車よりもハイブリッド車の方が高級感・上質感のあるデザインになっているように感じました。
特にシートのデザインや素材の違いは、大きな差を感じました。
もしコストパフォーマンスよりも内装・インテリアの豪華さなどを求めるのなら、ホンダの新型フィット3(FIT3)のガソリン車よりもハイブリッド車の方が良いのかなと、実際のクルマを見て思いました。