2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)のカスタム仕様オーテックは、e-POWERとガソリン車を用意していますが、車体本体価格で比べると、40万円以上の差があります。
ただ、クルマを購入する際の税金(自動車税、自動車重量税、環境性能割)の違いもあり、車体本体価格にオプションや諸経費を加えた乗り出し価格で比べると、2台のモデルの価格差は、だいぶ縮まります。
今回デビューをはたしたオーテックのe-POWER/ガソリン車はは、エコカー減税対象車なのでしょうか?また、オーテックを購入する際、税金は、どれくらいかかるのでしょうか?
私がもらってきた見積もりを使って、新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)を購入する際にかかる税金を確認してみましょう。
目次
新型セレナ オーテックのガソリン車の税金【購入時に課税額をチェック】
現在、クルマを購入する際、次の3つの税金が課税されます。
■購入時にかかる税金
・自動車重量税
・環境性能割
自動車重量税や環境性能割に関しては、燃費性能に応じて減税されるのですが、今回デビューをはたしたオーテック(AUTECH)のガソリン車は、次のようになっていました。
■オーテック ガソリン車の自動車税
■オーテック ガソリン車の自動車重量税
■オーテック ガソリン車の環境性能割
ガソリン車の自動車税は年額3万6000円
4月1日時点での自動車の車検証上の所有者に対して課税される”自動車税”は、エンジンの排気量に対して課税される金額が変わってきます。
オーテックのガソリン車のエンジンの排気量は1,997ccのため、【1.5L超~2.0L以下】の区分となります。
そのため、オーテックのガソリン車は自動車税として毎年3万6000円課税されます。
ガソリン車はエコカー減税対象外
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のガソリン車は2WD車/4WD車用意していますが、どちらも燃費基準に達していないため、エコカー減税対象外となっています。
そのため、この新型モデルのガソリン車は、自動車重量税が100%課税されます。
車体重量税は車体重量によって課税される金額が変わってくるのですが、オーテックのガソリン車はどちらも【1.5t超~2t】の区分になります。
そのため、新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のガソリン車は2WD車/4WD車どちらも、自動車重量税として4万9200円課税されます。
オーテックのガソリン車は環境性能割も減税対象外
環境性能割は、自動車取得税の代わりに始まった新しい税制度で、燃費性能に応じて、自動車取得価額に対して0~3%課税されます。
燃費性能が優れたクルマや電気自動車などは、環境性能割が非課税(0%)となるのですが、オーテックのガソリン車は、燃費性能の基準に達していません。
そのため、新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のガソリン車は、最大の3%が課税されます。
ガソリン車を購入時の税金の課税額は15万円オーバー
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のガソリン車はエコカー減税対象外となっていますが、購入をする際の税金は、いくらくらいになっていたのでしょうか?
オーテックのガソリン車を購入をする際の税金は、次のようになっていました。
■オーテック ガソリン車の税金
今回デビューをはたした新型モデルのオーテック(AUTECH)のガソリン車の税金は、約17万5000円~18万円。
■ガソリン車の2WDの見積もりの税金
■ガソリン車の4WDの見積もりの税金
「税金だけで18万円」と聞くと高く感じてしまうかもしれませんが、エコカー減税対象外と言うことを考えると、これくらいのお値段になってしまうのは仕方がないことなのかもしれませんね。
また、オーテックの2WD車と4WD車を比べると、環境性能割の違いもあり、4WD車の方が5000円ほど高くなっていました。
新型セレナ オーテックのe-POWERの税金【購入時の課税額をチェック】
一方、エンジンで発電した電力で走行する新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のe-POWERの税金&課税額は、どうだったのでしょうか?
ガソリン車より燃費性能に優れるe-POWERの税金&課税額を確認してみたところ、次のようになっていました。
■オーテック e-POWERの自動車税
■オーテック e-POWERの自動車重量税
■オーテック e-POWERの環境性能割
自動車税はガソリン車より安い
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のe-POWERの注目ポイントのひとつが、自動車税の安さです。
今回デビューをはたした新型モデルのe-POWERは、エンジンを発電用に使用していることもあり、ガソリン車よりも排気量が小さいエンジンを積んでいるんですよね。
■新型セレナのガソリン車とe-POWERのエンジン比較
そのため、e-POWERの年間の自動車税は3万500円と、ガソリン車よりも安くなっていました。
e-POWERはエコカー減税対象車
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のガソリン車はエコカー減税対象外でしたが、e-POWERは、国土交通省の定めた排出ガスと燃費基準を達成しています。
また、自動車重量税の減税率は、燃費基準の達成率に応じて変わってくるのですが、オーテックe-POWERはすべての基準を満たしているため、自動車重量税が100%免税となっていました。
e-POWERは環境性能割も非課税
また、燃費性能が良い新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のe-POWERは、自動車取得価額に対して0~3%課税される環境性能割も非課税(0%)となっています。
ガソリン車では10万円以上も課税された環境性能割でしたが、この新型モデルのe-POWERでは0円となっていました。
ガソリン車より圧倒的に安いe-POWERの税金
自動車重量税&環境性能割が免税になっている新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のe-POWERの購入時にかかる税金は、いくらくらいなのでしょうか?
私がもらってきたオーテックe-POWERの課税額は、次のようになっていました。
■オーテックe-POWERの税金
今回デビューをはたしたオーテックe-POWERを購入時する際に支払わなければいけない税金は、自動車重量税のみの2万300円。
■e-POWERの見積もりの税金
税金だけを比べると、ガソリン車よりも15万円以上安くなっています。
■オーテックのガソリン車とe-POWERの税金比較
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ オーテック(SERENA AUTECH)のe-POWERとガソリン車の車体本体価格を比べると約40万円以上の差があります。
ただ、オーテックe-POWERとガソリン車では税金の違いもあり、乗り出し価格で比べると、26万円まで差が縮まっていました。
まとめ:ガソリン車とe-POWERで税金に差がある新型セレナのオーテック
2022年11月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型セレナ(SERENA)のカスタム仕様”オーテック”のガソリン車とe-POWERの税金を確認してみたところ、このようになっていました。
■オーテックのガソリン車の税金のまとめ
・環境性能割も免税対象外
・自動車税は年間3万6000円
・購入時の税金合計は17万5000円~
・2WDと4WDの税金の差は5000円
■オーテックe-POWERの税金のまとめ
・環境性能割も非課税
・自動車税は年間3万500円
・購入時の税金の合計は自動車税のみの2万300円
今回デビューをはたしたオーテックのガソリン車は、自動車重量税や環境性能割が100%課税されているのに対し、e-POWERは、自動車重量税や環境性能割が免税されています。
また、自動車税もe-POWERの方が安くなっています。
そのため、車体本体価格にオプション代&諸経費を加えた乗り出し価格で比べると、26万円まで2台のモデルの差は縮まっていました。
これくらいの価格差なら毎月のガソリン代で十分に元を取ることができますし、e-POWERを購入した方がお得かもしれませんね。