2013年に発売されて以来、トップクラスの人気を誇るホンダのコンパクトカー新型フィット3(FIT3)が、ビッグマイナーチェンジをして、新発売されましたね。
今回のビッグマイナーチェンジでは、外装や内装の出事案が変更されるだけではなく、乗り心地も大幅に進化!私のような素人が運転してもわかるくらい乗り心地や静寂性に違いがありました。
>>> 新型フィットの試乗の感想【先代モデルとの乗り心地に違いは何?】
このように乗り心地や静寂性が格段に進歩して快適性が増した新型フィット3(FIT3)ですが、欠点に感じる部分や先代モデルのまま進化をしていなかった部分も…。
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたこの新型モデルの欠点&デメリットは、なんだったのでしょうか?
新しくなったホンダの新型フィット3(FIT3)を試乗をして、気になった5つの欠点&デメリットを包み隠さず紹介したいと思います。
目次
新型フィットの欠点1:視界性
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)を試乗して気になった事の一つが、視界性です。
このクルマは空気抵抗を減らすためかフロントガラスの傾斜がきつくなっています。
また、車内の広さを確保するために運転席の位置が若干前方に設置されている事もあり、ちょっと太く存在感のあるAピラーが運転席のスグ横に…。そのため、この太いAピラーが運転手の視界を妨げます。
■新型フィット3のAピラー
実は私はこのクルマを試乗した時、視界の悪さでちょっとヒヤリとした事がありました。
ディーラーさんの駐車場から公道に出る際、一旦停止をしてクルマの流れが途切れるのを待っていたました。
その時、小学生くらいのお子さんが自転車に乗って私の右側から来ていたのですが、Aピラーの死角に完全に隠れてしまい、一瞬見失ってくれました。
試乗に同行していてくれたディーラーさんが、「右側から自転車が来ていますよ。」と、注意を促してくれたので、事無きを得たのですが、一瞬完全に自転車を見失ってしまったので、ちょっとヒヤリとしました。
右折や左折をする際、しっかりと顔を前後に動かして確認すれば大丈夫と思いますが、競合車・ライバル車よりも劣る視界性(特に右側)は、この新型フィット3(FIT3)の大きな
欠点・デメリットの一つなのかなと、試乗をしながら思いました。
>>> 新型フィット3の視界レビュー【試乗をして気になったもう一つの事とは?】
新型フィット3の欠点2:センターコンソールの使い勝手
運転席と助手席の間にあるアームレスト付きのセンターコンソールも新型フィット3(FIT3)を試乗していた時に気になった事、欠点に感じた事の一つです。
コンパクトカーでアームレスト付きのセンターコンソールが標準装備されているクルマ少ないので、このクルマにアームレスト付きのセンターコンソールが標準装備されているのは、とても良いと思います。
ただ、このアームレスト付きのセンターコンソールは、高さが低い…。
収納スペースとしてはとても重宝するのですが、アームレストとしては、全く役に立ちません。
個人的にはもう3cm~5cmくらいアームレスト付きのセンターコンソールを高くして貰いたかったです。このアームレストとしての使い勝手の悪さも新型フィット3(FIT3)の欠点・デメリットの一つなのかなと思いました。
新型フィット3の欠点3:空調パネル
また、ホンダの人気コンパクトカー新型フィット3(FIT3)を試乗をしていて、気になった事・欠点に感じた事の一つが、空量パネルの操作性の悪さ。
この新型モデルは、先代モデルと同様にタッチパネル式の空調パネル(エアコンのコントローラー)を装備しています。
■新型フィット3の空調パネル
このスタイリッシュなデザインはとても良いのですが、操作性が悪い感じが…。
スイッチの間隔も小さいため、運転中に操作をしようとすると、スイッチの押し間違いをしそうです。
また、タッチパネルは窪みなどがなく、フラットなパネルになっているので、手の感覚でどこにスイッチがあるのか分かりません。なので、空調パネルを操作する時は、視線を空調パネルに落とさないといけません。
私も実際に新型フィット3(FIT3)の試乗をしている時、空調パネルを使ってみたのですが、操作がしにくい…。デザインはこのクルマに採用されているタッチパネル方式の方が良いのですが、使い勝手は、ダイヤル式の方が圧倒的に良いなと思いました。
また、このクルマの空調パネルはピアノブラック調のデザインを採用しているため、ほこりや指紋がかなり目立ちます。私が試乗した時もかなりの指紋とホコリが付いていたので、カンタンに拭いてから写真を撮りました。
このようにホコリや指紋が目立つのも、このクルマの空調パネルの欠点・デメリットの一つなのかなと思いました。
新型フィット3の欠点4:後部座席の足元空間
ちょっと意外に思う方もいるかもしれませんが、私が新型フィット3(FIT3)を試乗をしていて、気になったの事の一つが後部座席の足元空間です。
コンパクトカーの中でトップクラスを誇るこのクルマの頭上空間や足元空間の広さには大満足しているのですが、後部座席まわりのフロアのデザインに若干の不満が…。
おそらくホンダの特許技術のセンタータンクレイアウトのせいだと思うのですが、、この新型フィット3(FIT3)の後部座席まわりのフロアは、フラットではなく、若干前方に行くにつれて盛り上がったデザインになっています。
なので、足を置いた時に居心地の悪さを感じます。
また、フロントシートした辺りが盛り上がっているので、運転席や助手席の下のトンネルスペースに足を入れる事ができません。私の場合、指先くらいまでしかシート下に納める事ができませんでした。
この窮屈感も新型フィット3(FIT3)の欠点・デメリットの一つなのかなと思いました。
>>> 新型フィット3の後部座席の居住性の詳細を知りたい方はコチラ
新型フィット3の欠点5:収納スペース
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)を試乗してみて、一番気になった事のが、収納スペースの少なさ。
特に私が気になったのは、大きいサイズの収納スペースが用意されていない事。
このクルマの収納スペースの中で一番大きいのは、グローブボードとセンターコンソールボックスだと思います。
■新型フィット3のグローブボックス
■新型フィット3のセンターコンソール
ただ、このグローブボックスも車検証などを入れると、スグにいっぱいになってしまします。なので、ボックス型のティッシュなど大きいアイテムを置くのには、かなり苦労するのかなと思いました。
また、助手席側のダッシュボードにドリンクホルダーが用意されていないのも、新型フィット3(FIT3)の残念なところの一つだなと思いました。
ちなみに、ディーラーさんに聞いたのですが、車検証を荷室・ラゲッジスペースにある床下収納に入れて、グローブボックスにボックス型のティッシュやちょっと大きなアイテムを入れている人もいるみたいですよ。
>>> 新型フィット3にはどのような収納スペースがある?【実車画像で確認】
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたホンダの新型フィット3(FIT3)は乗り心地や静寂性が改善されて、とても良いクルマになったのですが、このような欠点・デメリットがありました。
今回私が特に気になったのは、収納スペースの少なさ。
もしこのクルマをファミリカーとして考えているのなら、収納スペースの数や使い勝手に若干不満を感じるのかなと思いました。
もしこれからこの新型モデルの試乗に行かれる方は、購入してから後悔をしないように、予めしっかりとチェックをしてみてくださいね。