未だに月間の販売台数が1万台を超えるホンダの人気コンパクトカー新型フィット3(FIT3)が、2017年6月にビッグマイナーチェンジをして、新発売されましたね。
内外装のデザインが新しくなったこの新型モデルですが、トヨタのアクアや日産のノートe-POWERなど競合車・ライバル車には無いこの新型フィット3(FIT3)の一番の魅力と言えば、車内の広さと居住性の良さですよね。
>>> 新しいデザインになった新型フィット3の外装を実車画像で確認
私も先日このクルマを試乗した際に後部座席に座ってみたのですが、コンパクトカーとは思えない頭上空間&足元空間の広さを備えているように感じました。
また、あまりの快適さに、このクルマの後部座席の居住性の良さを実感してしまうと、他のコンパクトカーには、乗れないかも!?と、思っちゃいました。
その一方、この新型フィット3(FIT3)の後部座席の乗り心地や居心地を確認していて、少し気になった部分もありました。
そんな新型モデルの後部座席の居住性や広さを確認してきたので、良かった事、また、私が実際に座ってみて気になった事を包み隠さず紹介したいと思います。
新型フィット3の後部座席:実際に座った感想とは?
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型フィット3(FIT3)のハイブリッド車の最上位モデルSパッケージの後部座席は、このようなデザインになっています。
今回私が見たハイブリッド車の最上位モデル”Hybrid S”は、スポーティーさに特徴があるモデルなので、シートデザインは比較的シンプル。また、この”ハイブリッド Sグレード”は、後部座席の中央にセンターアームレストが装備されていないのも、残念でした。
ただ、このクルマの後部座席の足元空間&頭上空間は、他のコンパクトカーとは比べ物にならないほど広く、とても快適でした。
新型フィット3の後部座席の頭上空間はどのくらい広かった?
このように他のコンパクトカーと比較して見るからに広い新型フィット3(FIT3)の後部座席ですが、頭上空間もかなり余裕があります。
私は身長が175cmあるのですが、私の頭のてっぺんから天井まで拳を縦にして1個半くらいの余裕があります。なので、後部座席に座っていて、天井の高さが全く気になりませんでした。
また、競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタのアクア(AQUA)の後部座席に座った時は、頭がチラチラと天井に触れてストレスがたまったのですが、このクルマでは、ストレスフリーで過ごすことができました。
窮屈感を感じないデザインも好印象
また、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたホンダの新型フィット3(FIT3)は、天井が高いだけではなく、視界の抜けも良くなっています。
私が座った時の後部座席からの視界は、このようになっています。
後部座席からの視界性が良いのが、分かっていただけると思います。
私が試乗をさせてもらったホンダの新型フィット3(FIT3)のハイブリッドSグレードは、ブラックルーフを採用しております。
ブラックは実際のサイズよりも小さく感じる収縮色なので、他のグレードよりも窮屈感・圧迫感を感じやすい内装・インテリアのデザインになっているのですが、この新型モデルでは、全く圧迫感や窮屈感を感じませんでした。
実際にこのクルマを試乗してみて、後部座席からの視界性の良さや、窮屈感を感じないデザインも新型フィット3(FIT3)の魅力&メリットの一つなのかなと実感いたしました。
新型フィット3の後部座席の足元空間はどのくらい広かった?
頭上空間の広さ&ゆとりは大満足だったホンダの新型フィット3(FIT3)ですが、後部座席の足元空間(ニークリアランス)の広さはどうだったのでしょうか?
私が運転をしやすい位置(真ん中よりもやや後ろ)に運転席をセットした時、後部座席の足元空間の広さは、このようになっていました。
■新型フィット3の足元空間の広さ
また、実際に私が後部座席に座ってみると、このような感じ。
足を組むくらいの余裕はないのですが、膝がフロントシートのシートバックに触れる心配もなく、足の位置を自由に変更できるので、長時間ドライブをしても、疲れにくい広さを確保しているなと思いました。
また、新型フィット3(FIT3)は、成人男性が後部座席に座っても十分に満足できる数少ないコンパクトカーの一つなのかなと思いました。
足元空間で唯一気になった事とは…
このように十分な広さを確保している新型フィット3(FIT3)の後部座席の足元空間(ニークリアランス)ですが、ちょっと気にある事がありました。
それは、後部座席の足元空間のフロアのデザイン。
このように見ると分かりやすいと思いますが、新型フィット3(FIT3)の後部座席まわりのフロアは、フラットではなく、前方にいくにつれて、徐々に傾斜をするデザインになっています。
■新型フィット3の後部座席まわりのフロア
なので、フロントシートの下に足を入れようと、足を投げ出したように座ると、足の裏でデコボコ感を感じ、若干の足の置き心地の悪さを覚えます。
フロントシートの下に燃料タンクを置くホンダの特許技術”センタータンクレイアウト”を採用した欠点・デメリットかもしれませんが、フロントシート下に足を入れようとした時の居心地の悪さは、少々気になりました。
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたホンダの新型フィット3(FIT3)の後部座席の広さを確認したところ、このようになっていました。
フロアの盛り上がりなど若干気になる部分もありましたが、広くてゆとりのある後部座席になっているように感じました。
また、この後部座席の居住性・居心地の良さは、競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタのアクア(AQUA)と全く異なります。
燃費よりも後部座席の居住性が居心地を良さを優先するのなら、「やっぱり新型フィット3(FIT3)だよな~。」と、試乗をしていて、実感をしました。