日本で一番有名な日産の電気自動車新型リーフ(LEAF)が、2017年10月にフルモデルチェンジを行いました。
先日、この新型モデルの試乗に行ってきたのですが、先代モデルより進化を感じたのが、加速力の良さです。
先代モデルでも発進時の加速はとても良かったですが、今回新発売された新型モデルは、高速域の加速力がケタ違いに良くなった感じが…。なので、高速道路の運転が格段にしやすくなりました。
>>> ガソリン車では味わえない加速にビックリ!新型リーフの試乗の感想
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)を試乗してみて良いと思ったのが、運転中の静かさです。
私も実際にこの新型モデルを試乗して驚いたのですが、静寂性に関しても、先代モデルよりも格段に良くなっているように感じました。
今回フルモデルチェンジをして新発売されたこの新型モデルの静寂性・静かさは、どのような感じだったのか?また、先代モデルよりも良くなった事は、何だったのでしょうか?
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型リーフの静寂性・静かさについて、包み隠さず紹介したいと思います。
新型リーフの静寂性レビュー:先代よりも進化したポイントとは?
今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)が、先代モデルよりもケタ違いに良くなったと感じたのは、モーター音の静かさです。
先代モデルのリーフを試乗した時に気になったのが、加速をした時に発生する、”キュイーーーン”と言った感じのモーター音が大きさでした。
交通量が多いときは他のクルマのエンジン音などに紛れてしまうので、それ程気にはなりません。しかし、郊外の道など周りのクルマがいない状況で運転をしていると、常にこの”キュイーーーン”と言う音が車内に鳴り響いているのが、私にとって不快でたまりませんでした。
ただ、今回新発売された日産の新型リーフ(LEAF)では、”キュイーーーン”と言った感じのモーター音がかなり小さくなった感じが…。
交通量が少ない時はキーン音が聞こえるのですが、先代モデルよりも遥かに小さく、耳を澄まさないと聞こえないくらいの小ささ。普通に運転をしている限りでは、全く気にならないレベルに…。
なので、電気自動車らしい静かで快適な運転を楽しむ事ができました。
気になる人はものすごく気になるこの不快なキュイーン音を、しっかりとシャットアウトしてくれたのは、個人的には大きな進歩だと思いました。
ロードノイズや風切り音の対策もバッチリ
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)を試乗していて、驚いたのが、ロードノイズや風切り音の小ささです。
ドライバーさんの中には、”電気自動車=無音で走るクルマ”と言ったイメージを持っている方も多いようです。しかし、電気自動車でもロードノイズや風切り音が発生するため、全くの無音状態で走行する事はほとんどありません。
実は先代のリーフ(LEAF)は、このロードノイズや風切り音が大きめ…。
ちょっと路面が荒れた道を運転するだけで、”ゴー”と言った感じのロードノイズが車内に侵入してくるのが、不満でした。
しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型モデルは、モーター音だけではなくロードノイズもしっかりとシャットアウト。
先代モデルで”ゴー”と大きなロードノイズが車内に鳴り響いた荒れた路面のアスファルト道路を運転しても、この新型モデルでは、ロードノイズがまったく気にならないレベルに…。
私がこの新型リーフ(LEAF)を試乗した時に、後部座席に私の妻が乗っていたのですが、ロードノイズに遮られる事無く会話を楽しむ事ができたのが、とても良かったです。
また、この新型モデルは、無音で走行できるわけではありませんが、”電気自動車=無音で走るクルマ”と言う理想にかなり近づいたクルマになっているように感じました。
ちなみに、今回新発売された新型リーフ(LEAF)は、”スピードが出ているのにスピードが出ているように感じない加速感が特徴の一つです。
アクセルペダルを踏み込んだ時の加速の滑らかさだけではなく、ロードノイやモーター音の小ささも、他で味わえない加速感を生み出している理由の一つかもしれませんね。
新型リーフは遮音性を高めるために様々な工夫が…
このように先代モデルと比較して静かさ・静寂性が格段に良くなった日産の新型リーフ(LEAF)ですが、実は遮音性を高めるために様々な工夫や対策を施したようです。
その工夫の一つが、吸音材や遮音材を増量した事です。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型モデルは、様々なノイズ・騒音が車内に侵入するのを防ぐために、ドアやラゲッジパネル、フェンダーアーチモールなどボディ各部に吸音材を追加したそうです。
また、この新型モデルのでは、先代モデルではグレード別設定だった遮音性能の高いフロントガラスを全グレード標準装備しているそうです。
このように様々なの対策を講じているこの新型モデルですが、今回の防音処理対策で特にチカラを入れたのは、後部座席まわりのようです。
元々、ハッチバックは、荷室・ラゲッジスペースと後部座席が区切られてい無いため無いため、クルマの後方から騒音やノイズが車内に侵入しやすいようです。
しかし、今回発売された新型モデルでは、吸音材を使うだけでなく、あらゆる穴をふさぐなど徹底的に防音対策を行ったようです。
このおかげもあり、今回フルモデルチェンジをした新型モデルの静寂性や静かさは、先代よりも格段にアップしているようですよ。
ちなみに、ディーラーさんは、「新型リーフ(LEAF)の車内の騒音レベルは、ベンツやBMWなど欧州の高級車と比較しても引けを取らないレベルになっている。」と言っていました。
最初は「それは言い過ぎだろ~」と思ったのですが、実際にこの新型モデルを試乗してみると、ディーラーさんのお話も納得できる静かさになっているように感じました。
先日、フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)の試乗をさせて貰ったのですが、静寂性・静かさはこのようになっていました。
先代モデルではロードノイズやモーター音の大きさが気になったのですが、今回新発売された新型モデルは、不快感が全くない乗り心地に…。
「もしこの新型モデルに乗ったら、もうハイブリッド車やガソリン車には戻れないだろうな。」と、思っちゃうくらい良かったです。
先代モデルのオーナーさんがこの新型モデルを試乗したら、あまりの静寂性の良さにビックリしちゃうかもしれませんね。