2011年に初の量産型電気自動車としてデビューをした日産の新型リーフ(LEAF)が、初のフルモデルチェンジを行いました。
オーソドックスなデザインに生まれ変わった2代目モデルは、機能や装備が充実しているのが、特徴の一つです。
特に最上位モデルのGグレードは、自動運転技術の”プロパイロット機能”や自動駐車支援機能の”プロパイロット パーキング”が標準装備されており、「色々なオプションを装備しないくても良いのではないか?」と、思ってしまうくらい機能が充実しています。
>>> 新型リーフの試乗の感想【プロパイロット パーキングを使った感想】
ただ、ディーラーさんによると、搭載した方が良いメーカーオプションやディーラーオプションがいくつかあるようです。
今回フルモデルチェンジをして新発売されたディーラーさんおススメの新型リーフ(LEAF)のオプションは、何なのでしょうか?
先日、もしディーラーさんがこのクルマを購入するのなら、絶対に装備をする2つのオプションを教えて貰ったので、紹介したいと思います。
新型リーフのおススメのオプション1:6kW普通充電器
今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)のディーラーさんおススメのオプションの一つが、6kwの普通充電です。
今回新発売をした新型モデルは先代モデルと同様に普通充電ポートと急速充電ポートを用意しています。
■新型リーフの充電ポート
ちなみに、右側のオレンジ色の蓋が普通充電ポートになっており、そして、左側の黒い蓋の方が急速充電ポートとなってます。
今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)の普通充電ポートは先代モデルと同様に3kW用が標準装備されています。
しかし、今回新発売された2代目モデルは、先代モデルよりもリチウムイオンバッテリーの容量がアップした事もあり、3kW用の普通充電ではフル満タンをするのに16時間もかかってしまう事に…。
リチウムイオンバッテリーの容量が増えて航続可能距離が長くなったのは嬉しいですが、フル充電するまでに16時間かかるのは、ちょっと困りますよね。
しかし、メーカーオプションの6kW普通充電器を装着すると、フル充電するまでの時間は3kWの時の約半分の8時間前後に…。夜間に充電しておくと、だいたい次の日の朝には、フル充電されている事に…。
週に1~2回、近所のスーパーマーケットなどに行く程度なら3kWの普通充電でも十分だと思います。しかし、子供の送り迎えなどに毎日クルマを使う人には、16時間の充電時間は、やはり気になるところですよね。
また、6kWで充電すると、「今日、長距離ドライブするのに、充電が溜まっていない…」と言う、心配もなくなります。
日産の新型リーフ(LEAF)の6kW普通充電器のメーカーオプション価格は、10万8000円と決して安い金額ではありません。
ただ、ディーラーさんもおススメをしていましたが、私も充電時間が半分になる6kWの方が安心感があって良いのかなと思いました。
ちなみに、私が新型リーフ(LEAF)の見積もりを貰った時も、ディーラーさんの強いススメでこの6kWの普通充電を注文いたしました。
>>> 私が貰った新型リーフの見積もりを見てみる【XとGグレードの乗り出し価格の差は?】
新型リーフのおススメのオプション2:寒冷地仕様
私がお世話になったディーラーさんおススメの日産の新型リーフ(LEAF)のオプションの2つ目が、寒冷地仕様です。
「えっ!?降雪地域でも無いのに寒冷地仕様って必要!?」って、思う方も大勢いらっしゃると思います。実際に私も同じように思いましたから…。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型リーフ(LEAF)の寒冷地仕様は、次のような機能や装備が装着されます。
■新型リーフの寒冷地仕様
・後部座席ヒーター吹き出し口
・後部座席用シートヒーター(後席クッションヒーター)
・不凍液濃度アップ(50%)
・サイドターンランプ付き電動格納式リモコンカラードドアミラー
・ヒーター付きドアミラー
寒冷地仕様がおススメの理由
数ある新型リーフ(LEAF)のメーカーオプション/ディーラーオプションの中で、ディーラーさんがこの寒冷地仕様をおススメする理由の一つが、後部座席用のシートヒーター(後席クッションヒーター)が装備されるからだそうです。
アクセルを踏み込んだ時のレスポンスや静寂性など電気自動車ならではの魅力&メリットもあるこの新型モデルですが、一番の欠点・デメリットと言えば、航続可能距離も短さですよね。
この新型モデルの航続可能距離は400kmに拡大したとは言え、同じ日産から発売されているハイブリッド車のノートe-POWER(NOTE e-POWER)の半分以下です。
しかも、エアコン&ヒーターは電力を大量に消費するので、これらの装備を使用すると、航続可能距離は一気に短くなります。
ちなみに、私が試乗したモデルでは、エアコンを掛けると、68kmも走行距離が短くなります。
その事を考えると、エアコンやヒーターの長時間の使用は、できるだけ控えたいですよね。
運転席や助手席などフロントシートには、シートヒーターやステアリングヒーターが標準装備されているので、ヒーターを使わなくても、快適に過ごす事ができます。しかし、後部座席には残念ながら、シートヒーターが標準装備されていません。
なので、ヒーターを切ると、後部座席に乗っている同乗者は、寒い思いをする事に…。
しかし、寒冷地仕様に含まれている後部座席シートヒーターを装備すると、ヒーターがなくても真冬に凍えるような思いをする事は無く、快適に過ごす事ができるようなります。
私もこの新型モデルを試乗した時に後部座席のシートヒーターを使ってみたのですが、助手席側のサイドの部分に備わっているスイッチをONにすると、ものの30秒くらいで、座面からポカポカとした温かさが…。
残念ながら、温めるのは座面部分のみのようですが、それでも十分に後部座席用のシートシーター(後席クッションヒーター)の良さや効果を実感する事ができました。
また、寒冷地仕様では、後部座席ヒーター吹き出し口も搭載されるので、より効率よく車内を温める事ができるのも魅力のようですよ。
寒冷地仕様は価格も魅力的
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)の寒冷地仕様は、オプション価格も魅力的の一つです。
これだけの装備や機能がセットになって、この新型モデルの寒冷地仕様のオプション価格は、たった2万7000円です。
かなりお得だと思いませんか?
ディーラーさんの話によると、寒冷地以外に住んでいる人にもかなり人気があり、装着率が高くなっているそうですが、それも納得の価格設定なのかなと思いました。
今回フルモデルチェンジをして新発売された日産の新型リーフ(LEAF)は、様々なオプションを用意していますが、ディーラーさんが絶対に装着すると言っていたおススメのオプションは、このようになっていました。
後部座席用のシートシーター(後席クッションヒーター)やヒーター吹き出し口などを含む寒冷地仕様は、後部座席の快適性だけではなく、消費電力を抑えるためにも、とても良いオプションなのかなと思いました。
また、後部座席用のヒーターを含む寒冷地仕様のオプション価格は2万7000円と、かなりお手頃になっています。なので、個人的には、この寒冷地仕様は装備しても、損する事は無いのかなと思いました。