2017年9月、ホンダの人気ミニバンの新型ステップワゴン(STEPWGN)から、待望のハイブリッド車が登場しました。
今回のマイナーチェンジで顔つきがシャープになったこの新型モデルですが、ハイブリッド車とガソリン車で、見た目(外装)が若干異なります。
また、新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリン車の内装・インテリアを見比べたところ、外装以上に様々な違いがありました。
今回のマイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)とガソリン車の内装・インテリアの違いは、何だったのか?
実車画像を使って、この2台のモデルの内装・インテリアの違いを、比較してみたいと思います。
目次
新型ステップワゴンの内装比較:ハイブリッドとガソリンの主な違いは?
2017年9月にマイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリンsにゃの内装・インテリアは、それぞれこのようなデザインになっています。
■新型ステップワゴン ハイブリッドのインパネ
■新型ステップワゴン ガソリン車のインパネ
上下2段に重ねたようなインパネやダッシュボードの上に設置した”オンダッシュメーター”など、基本的なデザインは、ハイブリッド車とガソリン車で同じになっています。
ただ、細かい装備やデザインで、新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリン車では、違いがあります。
そんな新型モデルの内装・インテリアの主な違いを紹介したいと思います。
違い1:メーターのデザイン
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリン車の内装・インテリアの違いの一つが、メーターのデザインです。
先ほども紹介した通り、ハイブリッド車・ガソリン車どちらもインパネの上部にメーターを設置した”オンダッシュメーター”を採用しているのですが、表示項目に違いがあります。
■新型ステップワゴン ハイブリッド車のメーター
■新型ステップワゴン ガソリン車のメーター
注目をして貰いたいのは、スピードメーターの左側です。
ガソリン車の場合、スピードメーターの左側には、タコメーターが配置されていたのに対し、ハイブリッド車では、エネルギーの出力や回生量を表示してくれるパワー/チャージメーターを採用。
■ガソリン車のタコメーター
■ハイブリッド車のパワー/チャージメーター
このタコメーターとパワー/チャージメーターの違いだけで、メーター全体の雰囲気が全く違って見えました。
また、新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリン車では、メーターの一番左側にあるマルチインフォメーションディスプレイの表示項目にも、違いがありました。
このハイブリッド車とガソリン車の内装・インテリアには様々な違いがありますが、このメーターのデザインは、この2台のモデルの大きな違いの一つかなと思いました。
違い2:シフトレバー
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリン車の大きな違いの一つが、シフトレバーのデザインです。
ガソリン車では、前後にスライドさせる一般的なストレートゲート方式のシフトレバーを採用しています。
■ガソリン車のシフトレバー
一方、今回新発売されたハイブリッド車では、人気コンパクトカーのフィット3ハイブリッドなどにも採用されている電子式のシフトレバーを採用しています。
■ハイブリッド車のシフトレバー
ハイブリッド車に採用されている電子式のシフトレバーのグリップ部分は、革調のデザインを採用。ガソリン車よりも高級感のあるデザインになっているのが、好印象でした。
違い3:センターコンソール
また、今回新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリン車の大きな違いの一つが、センターコンソールの有無です。
ガソリン車は運転席と助手席の間はウォークスルー用のスペースになっているのですが、ハイブリッド車は、このようなデザインのセンターコンソールが標準装備されています。
■新型ステップワゴンのセンターコンソール
ハイブリッド車は、運転席と助手席の間にセンターコンソールを備えているためウォークスルー性は、ガソリン車よりも劣ります。(センターコンソールの位置が低いので、またいで渡る事はできますが…)
ただ、この新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車のセンターコンソールは、ボックス型のティッシュを置けるほど大きいため、収納スペースとして、重宝するのかなと思いました。
また、USBや1500Wのアクセサリーソケットが装備されているのも、ハイブリッド車のセンターコンソールの魅力の一つなのかなと、思いました。
違い4:パーキングブレーキ(サイドブレーキ)
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)では、パーキングブレーキ(サイドブレーキ)にも違いがあります。
ガソリン車では、足踏み式のパーキングブレーキ(サイドブレーキ)を採用しています。
ガソリン車の運転席を確認してみると、ブレーキペダルの左側にパーキングブレーキ(サイドブレーキ)が配置されているのが、分かると思います。
一方、今回マイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車は、足踏み式のパーキングブレーキ(サイドブレーキ)ではなく、電子式を採用。
■ハイブリッド車の電子式のパーキングブレーキ
なので、運転席の足元を確認してみても、ブレーキペダルの左側にパーキングブレーキは、存在していません。
電動式のパーキングブレーキになり、ガソリン車よりもスムーズに発進できるようになったのも、新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車の魅力の一つなのかなと、思いました。
違い5:インパネの加飾
今回マイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリン車では、インパネの加飾にも違いがあります。
ハイブリッド車は、シフトレバーパネルや空調パネルを取り囲むようにシルバーの加飾が施されております。
また、助手席側の中央部分の縁の部分にもシルバーの加飾が施されています。
一方、ガソリン車では、ハイブリッド車のようなシルバーの加飾は、施されていません。
なので、ハイブリッド車の内装・インパネの方がスタイリッシュな感じが…。
この内装・インパネのデザインの違いも、新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリン車の大きな違いの一つかなと思いました。
新型ステップワゴンのガソリン車のみの専用装備も…
電子式のシフトレバーやパーキングブレーキなど、先進的な機能や装備を備えている新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車ですが、ガソリン車のみに用意されている機能や装備もありました。
ハイブリッド車には用意されていないガソリン車専用の装備や機能を紹介したいと思います。
ガソリン車専用装備1:センターテーブル
今回マイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車には用意されておらず、ガソリン車のみの専用装備の一つが、センターテーブルです。
上位モデルのみになってしまうのですが、ガソリン車では、引き出して使用する事ができるセンターテーブルがインパネの中央に標準装備されています。
■新型ステップワゴン ガソリン車のセンターテーブル
このセンターテーブルは、ハンバーガーやサンドウィッチ、ちょっとしたお菓子などを置いて置けるので、意外と便利なんですよね。
しかし、残念ながら、ハイブリッド車のインパネの中央には、センターテーブルは装備されておらず、ドリンクホルダーのみとなっています。
■新型ステップワゴン ハイブリッドのインパネ中央のデザイン
この使い勝手の良いテーブルが装備されていない事は、ハイブリッド車の残念な事・欠点の一つなのかなと、思いました。
ガソリン車専用装備2:パドルシフト
また、センターテーブル以上に残念だったのが、今回新しく追加された新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車には、マニュアル車のようなギアチェンジを楽しむ事ができるパドルシフトが装備されてい無かった事です。
ガソリン車の上位モデルには、左右のハンドルの付け根にパドルシフトが装備されているのですが、ハイブリッド車にはありません。
■ガソリン車のパドルシフト
パドルシフトは、マニュアル車のような運転を楽しむだけではなく、山道や坂道を下る時のエンジンブレーキとしても、重宝します。
新型ステップワゴン(STEPWGN)と同じハイブリッドシステムを使っている”オデッセイ ハイブリッド”でも、パドルシフトは装備されていないので、システム上難しいのかもしれません。
ただ、とても便利なパドルシフトがハイブリッド車に装備されていないのは、個人的には、残念でした。
今回新たに追加された新型ステップワゴン(STEPWGN)のハイブリッド車とガソリン車の内装・インテリアを比較したところ、このような違いがありました。
電子式のパーキングブレーキが装備されれるなど、様々な違いがあるこの2台のモデルですが、個人的には、ガソリン車よりもハイブリッド車の方が機能が充実しているように感じました。
なので、ハイブリッド車の後にガソリン車を確認すると、機能や装備面で少し物足りなさを感じるかもしれません。
私はハイブリッド車の後にガソリン車を試乗したのですが、若干物足りなさを感じました。
ハイブリッド車とガソリン車のどちらのモデルを購入しようか迷っている方は、乗り心地など走破性だけではなく、この内装の装備や使い勝手の違いにも、注目をした方が良いかもしれませんね。