2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)は、2WD車/4WD車それぞれ3つのグレードを用意しています。
■新型エクストレイルの3つのグレード
・Xグレード
・Gグレード
このように3つのグレードを用意している新型モデルですが、最上位モデルに位置をするGグレードのみ19インチのタイヤ&ホイールを装着するなど、グレードによって機能や装備に違いが…。
また、内外装のデザインもグレードによって違いがありました。
今回デビューをはたした新型モデルの各グレードの外装&内装は、それぞれどのようなデザインをしているのしょうか?また、グレードによって、機能や装備にどのような違がいあるのでしょうか?
日産のフラッグシップSUV新型エクストレイル(X-TRAIL)に用意されている3つのグレードの特徴や魅力、違いを紹介したいと思います。
目次
新型エクストレイルのSグレード【特徴や魅力を徹底チェック】
新型エクストレイル(X-TRAIL)に用意あれている3つのグレードの中で一番価格が安い最廉価モデルに位置をするのが、Sグレードです。
■新型エクストレイルのSグレード
下位モデルに位置をする新型モデルのSグレードですが、次のような特徴&魅力を備えています。
廉価モデルとは思えない外装まわりの機能&装備
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の外装・エクステリアは、このようなデザインをしています。
■Sグレードの外装・エクストレイル
最廉価モデルと聞くと、上位モデルよりも機能&装備が劣るようなイメージを持つと思います。
ただ、この新型モデルのSグレードの外装は、Xグレードと同じデザインをした、LEDヘッドライトや18インチのタイヤ&ホイールを標準装備しています。
■Sグレードの18インチタイヤ
そのため、新型エクストレイル(X-TRAIL)のSグレードは、中間モデルに位置をするXグレードと見分けがつかない見た目になっていました。
上質感ただよう内装・インテリア
また、2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)のSグレードの内装・インテリアは、このようなデザインをしています。
■Sグレードの内装・インテリア
この新型モデルのSグレードは、ソフトパッドがあしらわれたダッシュボード&ドア内側パネルが採用されています。
また、シートには、シャリシャリとした肌触りが印象的な織物を採用。
そのおかげもあり、この新型モデルのSグレードの内装・インテリアは、廉価モデルならではの安っぽさやチープさは一切感じませんでした。
快適装備&便利アイテムは上位モデルよりも劣る
外装や内装の見た目は上位モデルに見劣りをしない新型エクストレイル(X-TRAIL)のSグレードですが、快適装備&便利アイテムは、上位モデルに遠く及びません。
上位モデルよりも劣るアイテムの一つは、メーターです。
上位モデルに位置をするXグレードやGグレードは、12.3インチのフル液晶メーターを標準装備していますが、廉価モデルのSグレードは、シンプルなアナログ式の2眼式メーターになっています。
■Sグレードのメーター
また、Xグレードではオプションで用意されている純正ナビや後部座席用のUSBポート、電動パワーテールゲート、後席シートヒーターなども装着することができません。
見た目はXグレードと大差がない新型エクストレイル(X-TRAIL)のSグレードですが、快適装備&便利アイテムに関しては、上位モデルに遠く及ばないのでご注意くださいね。
安全装備も上位モデルより劣る
また、新型エクストレイル(X-TRAIL)のSグレードは、装着することができる安全装備も、上位モデルよりも劣ります。
下位モデルに位置をするSグレードですが、自動ブレーキや誤発進抑制機能など基本的な安全装備は装着されています。
■Sグレードに装着されている主な安全装備
・踏み間違い防止アシスト
・標識検知機能
・インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)
・インテリジェントDA(ふらつき警報)
・インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)
・LDW(車線逸脱警報)
ただ、今回デビューをはたした新型モデルのSグレードは、12.3インチのメーカーオプションを装着することができないこともあり、アラウンドビューモニターを装着することができません。
■新型エクストレイルの純正ナビ
また、高速道路で運転を楽にしてくれるプロパイロット機能や、車線変更をする際に斜め後方から接近をしてくるクルマを検知してお知らせしてくれるインテリジェントBSIも搭載することができません。
■Sグレードに装着できない主な安全装備
・SOSコール
・アラウンドビューモニター
・インテリジェントルームミラー
・インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)
・BSW(後側方車両検知警報)
・RCTA(後退時車両検知警報)
このようにこの新型モデルのSグレードは、上位モデルよりも安全性で見劣りするので、ご注意くださいね。
Sグレードの車体本体価格は320万円~
このように快適装備や安全装備は上位モデルよりも見劣りをする新型エクストレイル(X-TRAIL)のSグレードですが、車体本体価格は320万円~となっています。
■Sグレードの車体本体価格
4WD車…347万9300円
車体本体価格の安さは非常に魅力的ですが、快適装備や安全装備が上位モデルより見劣りするという欠点&デメリットも…。
安全装備などはいらないからできるだけ安くこの新型モデルに乗りたい方には、このSグレードは非常に魅力的なモデルだと思います。
ただ、新型エクストレイル(X-TRAIL)の良さや魅力を最大限に味わいたい方は、Sグレード以外のモデルを選んだ方が良いと思います。
新型エクストレイルのXグレード【特徴や魅力を徹底チェック】
一方、新型エクストレイル(X-TRAIL)に用意されてい3つのグレードの中で真ん中に位置をしているのが、Xグレードです。
■新型エクストレイルのXグレード
今回デビューをはたした新型モデルのXグレードは、どのような特徴&魅力があるのか?また、最廉価モデルのSグレードよりどこか進化したのか?
中間モデルに位置をするXグレードの特徴や魅力、注目ポイントを紹介したいと思います。
外装まわりの装備はSグレードと同じ
2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)のXグレードの外装・エクステリアは、このようなデザインをしています。
■Xグレードの外装・エクステリア
LEDのヘッドライトやブラック塗装&切削加工をほどこした18インチのアルミホイールなど、外装・エクステリアまわりの装備&機能は、下位モデルに位置をするSグレードとほぼ同じです。
■XグレードのLEDヘッドライト
そのため、パッと見ただけでは、SグレードとXグレードを見分けることができません。
ただ、Xグレードは、ルーフをブラックに塗装をしたブラックルーフを採用したツートンカラーを選ぶことができるなどSグレードよりも選べるカラーバリエーションが多くなっていました。
オプションで防水シートを用意
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)のXグレードは、Sグレードと同じブラックを基調にしたインパネ・ダッシュボードを採用しています。
■新型エクストレイルのXグレードの内装
また、メイン部分にグレーをあしらった織物素材のシートを標準装備しています。
ただ、中間モデルに位置をするXグレードは、メーカーオプションで水滴や泥汚れに強い防水シートを用意しています。
ちなみに、防水シートを用意しているのは、中間モデルに位置をするXグレードのみです。
アウトドアレジャーに行く方や小さいお子さんがいるご家庭の方は、使い勝手の良い防水シートへの変更を検討してみても良いかもしれませんね。
5人乗りだけではなく7人乗りも用意
また、新型エクストレイル(X-TRAIL)の中間モデルに位置をするXグレードのみ、最大で7人乗車することができる3列シート仕様を用意しています。
■Xグレードの3列目シート
3列目シートまわりは居住スペースが狭いため長時間ドライブには不向きですが、子供の友達や祖父母など急に乗せる人が増えた時に対応できるなど、5人乗り仕様にはない魅力&メリットがあります。
3列シート仕様にすると荷室・ラゲッジスペースの横幅が少し狭くなるなどの欠点&デメリットもありますが、5人乗り仕様との価格差もそれほど大きくありませんし、購入を検討する価値は十分にあるのかなと思いました。
快適装備&安全装備も充実
快適装備や安全装備が下位モデルのXグレードよりも充実しているのも、新型エクストレイル(X-TRAIL)のXグレードの特徴&魅力の一つです。
下位モデルに位置をするSグレードでは、12.3インチの純正ナビを装着することができませんでしたが、中間モデルのXグレードでは、メーカーオプションで純正ナビを装着することがでます。
■Xグレードに装着可能な純正ナビ
それ以外にも、中間モデルのXグレードは、プロパイロット機能や後席シートヒーター、タイプCのUSBポート、ハンズフリー機能付きの電動パワーゲートなどSグレードには装着することができなかったアイテムを装着することができます。
■Xグレードの後席シートヒーター&USB
また、安全装備も同様です。
最廉価モデルのSグレードは、プロパイロット機能やイザという時に専用のオペレーターがサポートしてくれるSOSコールの用意がありませんでしたが、中間モデルのXグレードは、メーカーオプションでプロパイロット機能などをオプションで用意。
また、高速道路での車線変更をサポートするインテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)や、バックで出庫する際、後方の左右から接近してくるクルマをお知らせしてくれるRCTA(後退時車両検知警報)が標準装備されているのも、Xグレードの特徴&魅力の一つですよ。
Xグレードの車体本体価格は約350万円~
下位モデルよりも安全装備や快適装備が充実している新型エクストレイル(X-TRAIL)のXグレードですが、車体本体価格は、車体本体価格は約350万円~となっています。
■新型エクストレイルのXグレードの車体本体価格
・4WD車(2列シート)…379万9400円
・4WD車(3列シート)…393万300円
この新型モデルのXグレードの車体本体価格はSグレードよりも2WD車で30万円、4WD車で32万円高くなっていますが、備わっている機能や装備を見比べると、お得感がある感じが…。
もし新型エクストレイル(X-TRAIL)の良さを存分に味わいたいのなら、プロパイロット機能などを装着することができるXグレード以上のモデルが良いかもしれませんね。
新型エクストレイルのGグレード【特徴や魅力を徹底チェック】
新型エクストレイル(X-TRAIL)に用意されているグレードの中で最上位モデルに位置をするのが、Gグレードです。
■新型エクストレイルのGグレード
この新型モデルのGグレードは、どのような特徴&魅力を備えているのか?他のグレードでは味わうことができないGグレードならではの特徴や魅力を紹介したいと思います。
ラグジュアリー感あふれる外装
2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の最上位モデル”Gグレード”の特徴&魅力の一つは、ラグジュアリー感あふれる外装・エクステリアです。
■Gグレードの外装・エクステリア
この新型モデルのGグレードは、シルバー塗装をほどこしたバンパーやメッキ加飾をほどこしたドアロアモールを採用していることもあり、ラグジュアリー感あふれる見た目に…。
また、最上位モデルに位置をするGグレードは、シーケンシャルウィンカー(流れるウィンカー)付のLEDヘッドライトを採用しており、下位モデルに位置をするSぐレードやXグレードとはひと味違う洗練された見た目になっていました。
黒木目調のパネルをあしらった上質感ただよう内装
また、外装・エクステリア同様、ラグジュアリー感あふれる内装・インテリアになっているのも、新型エクストレイル(X-TRAIL)のGグレードの特徴&魅力の一つです。
■Gグレードの内装・インテリア
今回デビューをはたした新型モデルのGグレードは、ダッシュボードの中央部分のパネルに黒の木目調のパネルを採用。
■Gグレードのダッシュボードに採用の黒の木目調パネル
また、新型エクストレイル(X-TRAIL)のGグレードは、テーラーフィットと名付けられた肌触りのよい合成レザーシートが採用されていることもあり、他のグレードとはひと味違うシック&スタイリッシュな車内空間になっていました。
タンカラーの内装に変更することも可能
2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)は、ブラックを基調にした内装・インテリアになっています。
ただ、最上位モデルに位置をするGグレードは、メーカーオプションでタンカラーの内装・インテリアに変更することが可能です。
■オプションでタンカラーの内装
タンカラーの内装・インテリアは、オシャレ感が増したような感じが…。
また、タンカラーの内装・インテリアに変更すると、ナッパレバーの本革シートになるため、ワンランク上の高級感&上質感を味わえるのも魅力の一つですよ。
■ナッパーレザーの本革シート
他のグレードにはない機能&装備を搭載
また、他のグレードには用意されていない機能&装備が搭載されているのも、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)のGグレードの特徴&魅力の一つです。
その一つが、パノラミックルーフです。
■新型エクストレイルのパノラミックルーフ
今回デビューをはたした新型モデルは、最上位モデルのGグレードのみパノラミックルーフを装着することができます。
また、それ以外にも、Gグレードは、ヘッドアップディスプレイ(HUD)や後部座席も独立して温度調整をすることができるトリプルゾーンエアコンを備えるなど他のグレードにはない機能&装備を搭載されています。
■Gグレードの後部座席用エアコンパネル
他のグレードでは用意されていないワンランク上の便利&快適な機能を使うことができるのも、新型エクストレイル(X-TRAIL)のGグレードの特徴&魅力の一つですよ。
唯一、自動駐車のプロパイロットパーキングを標準装備
2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)は、安全装備も充実しています。
Xグレードではアラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーはメーカーオプション設定でしたが、最上位モデルのGグレードは、これらの安全装備が標準装備になっています。
■新型エクストレイルのインテリジェントルームミラー
なので、Xグレードのように追加料金を払って搭載する必要はありません。
また、Gグレードは、スイッチを押すだけで自動的に駐車を行ってくれるプロパイロットパーキングや、前走車や対向車を検知して照射範囲を自動調整してくれるアダプティブヘッドライトなども用意。
■Gグレードのヘッドライト
ドライバーや同乗者の安全を守るだけではなく、ストレスのない快適な運転をサポートする機能が充実しているのも、最上位モデルに位置をするGグレードの特徴&魅力の一つですよ。
Gグレードの車体本体価格は430万円~
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の最上位モデルに位置をするGグレードの車体本体価格は430万円~となっており、ミドルクラスSUVとしては少し高めです。
■新型エクストレイルのGグレードの車体本体価格
・4WD車…449万9000円
ただ、この新型モデルのGグレードは、Xグレードではオプション設定だった純正ナビやプロパイロット機能、電動パワーゲートなどがすべて標準装備となっています。
そのため、乗り出し価格で比較すると、この新型モデルのXグレードとGグレードの価格差は縮まります。
値段だけ見ると高そうに感じる新型エクストレイル(X-TRAIL)のGグレードですが、オプションをつけなくても十分に満足できる機能&装備をあらかじめ搭載していることを考えると、決して高いお値段ではないのかもしれませんね。
まとめ:グレードで機能や装備に差がある新型エクストレイルの3つのグレード
2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の特徴や魅力、違いをグレード別に確認してみたところ、このようになっていました。
■Sグレードの特徴&魅力のまとめ
・新型エクストレイルの最廉価グレード
・外装&内装の見た目はXグレードと変わらない
・純正ナビが装着できないなど安全装備&快適装備に差がある
■Xグレードの特徴&魅力のまとめ
・新型エクストレイルの中間グレード
・3列シートの7人乗り仕様を用意
・合成レザーシートをオプションで用意
・Sグレードより選べるカラーバリエーションは多い
・オプションで純正ナビなどを装着可能
■Gグレードの特徴&魅力のまとめ
・新型エクストレイルの最上位グレード
・メッキ加飾をほどこすなど豪華な外装&内装
・タンカラーの内装色をオプションで用意
・純正ナビなどを標準装備
今回デビューをはたした新型モデルは3つのグレードを用意していたのですが、見た目のデザインや備わっている機能&装備に差が…。
私は実際にこの新型モデルの3つのグレードを見比べることができたのですが、満足度や特別感に関しては、パノラミックルーフなど他のグレードでは装着することができない機能&装備を備えているGグレードが頭一つ抜けているように感じました。
ちなみに、この新型モデルの見積もりをもらった時にディーラーさんにおすすめグレードを聞いてみたところ、「最上位モデルのGグレードが一番おすすめです。」とのことでした。