2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の後部座席は、足元空間の広さを調節できるスライド機能を備えるなど、競合車・ライバル車にはない魅力があります。
また、この新型モデルの後部座席は、シートのサイズも大きくゆったりと座れるのも、魅力の一つです。
ただ、後部座席の座り心地に関しては、少し気になるところが…。
今回デビューをはたした新型モデルの後部座席は、どれくらいの大きさをしているのでしょうか？また、後部座席の座り心地は、どうだったのでしょうか？
新しく生まれ変わった新型エクストレイル(X-TRAIL)の後部座席のシートサイズ＆座り心地を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型エクストレイルの後部座席は大きい？【シートサイズを計測】
2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の後部座席は、このようなデザインをしています。
■新型エクストレイルの後部座席
グレード：Xグレード(防水シート)
左右別々にシートを前後にスライドすることができるなど機能性に優れたこの新型モデルの後部座席ですが、シートサイズを確認してみたところ、このようになっていました。
■新型エクストレイルの後部座席のサイズ
大人でも快適に座れる大きな背もたれ
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の後部座席に座っておどろいたことの一つが、背もたれの大きさです。
この新型モデルの後部座席は背もたれの先端までが約60㎝、ヘッドレストまでが約78cmとなっており、ミドルクラスSUVとしては十分なサイズを確保。
身長約160cmくらいまでなら、背もたれからはみ出ることなく背中全体をしっかりとカバーしてくれるおかげで、長時間ドライブでも快適です。
また、今回デビューをはたした新型モデルの後部座席は、背もたれの角度を調節することができるリクライニング機能を備えており、自分好みの背もたれの角度に調節することができるのも好印象でした。
■後部座席をリクライニングした時のエクストレイル
後部座席の横幅は標準的だけど…
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)のシートの座面の横幅は約126cmあり、ミドルクラスSUVとしては平均的なサイズになっています。
ただ、この新型モデルの後部座席に大人3人が乗車するのは、少し厳しいような感じが…。
この新型モデルの後部座席で快適に過ごすには、最大で大人2人＆子供1人くらいが限度なのかなと思いました。
着座位置は低め
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)は、頭上空間(ヘッドクリアランス)を確保するためか、着座位置(ヒップポイント)は低めです。
そのため、少し足を前に投げ出すように座るようにした方が快適です。
ただ、この新型モデルの後部座席を一番後ろにスライドすると、大人が座っても旧草を感じないくらい広々とした足元空間(ニークリアランス)を確保しています。
また、フロントシート下のトンネルも広くなっています。
そのため、乗車中、後部座席の着座位置(ヒップポイント)の低さは、あまり気になりませんでした。
新型エクストレイルの後部座席って快適？【座り心地をチェック】
大人でも快適に過ごせる広さを確保している新型エクストレイル(X-TRAIL)の後部座席ですが、座り心地＆乗り心地は、どうだったのでしょうか？
新しく生まれ変わった新型モデルの後部座席の座り心地を確認してきたので、紹介したいと思います。
弾力性のあるもっちりとした座り心地
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)のシートに使用されている素材は、グレードによって異なります。
■新型エクストレイルのシート表皮の素材
そのため、シートに触れた時の肌触りや座り心地はグレードによって若干異なりますが、どのグレードも、座ると適度に沈み込み、体全体を優しく包み込んでくれる柔らかめの座り心地になっています。
ただ、新型エクストレイル(X-TRAIL)の最上位モデルに位置をするGグレードにオプションで用意されている本革シートは、他のシート素材とはひと味違う硬めの座り心地になります。
■Gグレードの本革シート
Gグレードにオプションで用意されている本革シートは、高級感＆上質感ただよう内装にしてくれるという魅力＆メリットがありますが、標準仕様とはシートの座り心地が変わっているのでご注意くださいね。
窮屈さを感じないゆとりのある頭上空間を確保
2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の後部座席に座って良いと思ったのが、頭上空間(ヘッドクリアランス)の広さです。
今回デビューをはたした新型モデルは、旧型モデルよりも後部座席の着座位置を低くしたみたいなんですよね。
そのため、旧型モデルよりも頭上空間(ヘッドクリアランス)が広くなり、背もたれから天井まで約100cmの広さを確保。
身長約175cmの私が座っても頭のてっぺんから天井まで拳を縦にして1個分以上のゆとりがあり、クルマが上下にはずんでも天井に頭をぶつける心配はありません。
新型エクストレイルの後部座席は足元空間も広々
また、2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の後部座席に座って良いと思ったのが、足元空間(ニークリアランス)の広さです。
今回デビューをはたした新型モデルの後部座席はスライド機能を備えているため、荷物の量や大きさなどによって、元空間(ニークリアランス)を自由自在に変えることができます。
後部座席を一番前にすると、さすがに少し窮屈感を感じるのですが、一番後ろにスライドすると、身長約175cm中肉中背の私が座っても、窮屈感を感じないくらい広々とした足元空間(ニークリアランス)に…。
■後部座席を一番後ろにした時の足元空間
また、今回デビューをはたした新型モデルは、後部座席の足元の中央にあるボコっとした山(盛り上がり)が小さいのも好印象でした。
シートのホールド感はイマイチ
今回デビューをはたした新型エクストレイル(X-TRAIL)の後部座席は長時間ドライブでも快適に過ごせる居心地の良い空間になっていますが、気になるところもありました。
それは、体をしっかりと支えてくれるホールド感です。
この新型モデルの後部座席は座面や背もたれの凹凸が控えめになっているため、カーブを曲がる際は、体が横に振られる感じがあるんですよね。
特に合成レザーシートを標準装備しているGグレードやオプションで用意されている防水シートを装着したXグレードでは、この傾向が顕著(けんちょ)です。
個人的には、シートの座面や背もたれの凹凸感をもう少しハッキリと出して、カーブを曲がった時でも安心して座っていられるようにしてもらいたかったです。
まとめ：サイズも大きく快適な新型エクストレイルの後部座席
2022年7月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型エクストレイル(X-TRAIL)の後部座席のサイズを改めて確認をしてみると、このような感じになっています。
■新型エクストレイルの後部座席
今回デビューをはたした新型モデルの後部座席は、背もたれ＆座面のサイズが大きく、大人でもゆったりと快適に座ることができます。
また、今回デビューをはたした新型モデルは、頭上空間＆足元空間が広く、窮屈感を感じないのも好印象でした。
ただ、新型エクストレイル(X-TRAIL)は、グレードや装着するオプションで座り心地に若干の差が…。
なので、この新型モデルの購入を検討している方は、走りや備わっている機能だけではなく、シートの座り心地もしっかりと確認をしてみてくださいね。