2021年10月にデビューを果たした日産の新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、専用デザインのシートを採用しています。
また、この新型モデルのシートは、ベースのノートe-POWERとは違う特別感のある素材を採用しています。
そのため、ノートe-POWERとは全く異なる座り心地になっています。
今回デビューを果たした新型モデルのシートは、どのようなデザインをしていたのでしょうか？また、どのような座り心地をしていたのでしょうか？
日産の人気コンパクトカー”ノートe-POWER”をベースにしたコンパクトSUV新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)に採用されているシートの特徴や魅力、欠点を包み隠さずお話したいと思います。
目次
新型ノートクロスオーバーのシート【デザインや特徴をチェック】
2021年10月にデビューを果たした日産のコンパクトSUV新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)のシートは、このようなデザインをしています。
■新型ノートクロスオーバーのシート
ちなみに、こちらはこの新型モデルのベースになっているノートe-POWERの標準仕様のシートです。
■新型ノートe-POWERのシート
このように見比べると、シートの高級感や上質感が全然違いますよね。
ワンランク上の上質感がただよう新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)のシートですが、次のような特徴＆魅力を兼ね備えていました。
ブルーをアクセントカラーに使ったスタイリッシュなシート
今回デビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の魅力の一つは、シートのデザインです。
この新型モデルは、ブラックを基調にシートサイドのステッチにブルーをあしらった専用デザインのシートを採用。
そのおかげもあり、この新型モデルは、スタイリッシュ＆スポーティな雰囲気に…。
また、この新型モデルは、ベースのノートe-POWERのシートよりもシートに採用されているブラックのカラーが濃いため、重厚感のある車内空間になっているのも魅力の一つなのかなと思いました。
背もたれには専用エンブレムを刺繍
また、2021年10月にデビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)で印象的だったのは、フロントシートの背もたれです。
この新型モデルでは、フロントシートの背もたれに“オーテック クロスオーバー(AUTECH CROSSOVER)”と描かれたエンブレムを刺繍。
■新型ノートクロスオーバーのシートバックの刺繍
個人的には、フロントシートの背もたれに用意されていたエンブレムが”オーテック クロスオーバー(AUTECH CROSSOVER)”となっていたのは、かなり嬉しかったんですよね。
センターコンソールに用意されているエンブレムは、オーテック(AUTECH)だけだったので…。
■新型ノートクロスオーバーのセンターコンソールのエンブレム
このように専用のエンブレムがフロントシートの背もたれに刻印されているのも、新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の注目ポイントの一つなのかなと思いました。
使い勝手の良いレザレットをシート素材に採用
また、シートに採用されているシートの素材も、2021年10月にデビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の注目ポイントの一つです。
この新型モデルは、”レザレット”と名付けられた合成レザーをシートの素材に採用。
■新型ノートクロスオーバーに採用されているレザレット
この新型モデルに採用されているレザレットは、傷や汚れに強いため、ラフに使い倒すコンパクトSUVの新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)には、ピッタリです。
また、このレザレットは、防水性＆撥水性に優れた素材になっているため、飲み物をこぼしてしまってもサッと拭き取るだけで元通りになるのも好印象。
この新型モデルは、スタイリッシュなコンパクトSUVですが、小さいお子さんがいるご家庭にもピッタリなクルマなのかなと思いました。
新型ノートクロスオーバーのシート【座り心地や快適性をチェック】
また、2021年10月にデビューを果たした日産の新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、ベースのノートe-POWERとは違うレザレットと言う素材をシートに採用していたため、座り心地にも違いがありました。
レザレットを採用しているこの新型モデルのシートは、どのような座り心地だったのか？この新型モデルのシートの座り心地を紹介したいと思います。
ワンランク上の座り心地を味わえる運転席
今回デビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)を試乗して最初に驚いたのは、運転席の座り心地の良さです。
合成レザーや本革シートの中には、表皮の張りの強く、座った時のお尻や背中の包み込み感やフィット感が乏しいものもあります。
しかし、弾力性に優れた合成レザーのレザレットを採用しているこの新型モデルは、座った瞬間にお尻が適度に沈み込み、お尻や太ももをふんわりと優しく包みこんでくれる座り心地になっています。
この、適度に沈み込んで、適度に体をホールドしてくれる座り心地は、合成レザーや本革シートと言うよりも、ファブリックシートに近い感じが…。
また、この新型モデルの運転席の背もたれは肉厚で、絶妙なホールド感でしっかりと身体を支えてくれるのも好印象でした。
後部座席の座り心地も良好
また、レザレットを採用している新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、後部座席の座り心地も良好です。
この新型モデルの後部座席はリクライニング機能を備えていることもあり、後部座席の背もたれのボリューム感は、フロントシートよりも劣ります。
ただ、それでも十分にシートの柔らかさ、クッション性の良さを感じることができます。
また、今回デビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、後部座席の足元空間(ニークリアランス)も十分に広く、コンパクトSUVの中ではトップクラスの快適性＆居心地の良さを備えているように感じました。
新型ノートクロスオーバーのシート【欠点＆デメリットをチェック】
スタイリッシュな見た目や座り心地の良さなど、コンパクトSUVの中でトップクラスの快適性を誇る新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)のシートですが、ちょっと残念に感じたところも…。
この新型モデルのシートの欠点＆デメリットを、包み隠さずお話したいと思います。
2WD車にシートヒーターの用意はなし
2021年10月にデビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)のシートの欠点＆デメリットの一つが、真冬の寒い日に重宝をするシートヒーターです。
この新型モデルの4WD車には、2段階から温度を調整することができるシートヒーターを標準装備しています。
■新型ノートクロスオーバーのシートヒーター
しかし、2WD車では、シートヒーターは標準装備ではなく、メーカーオプション設定に…。
この新型モデルの車体本体価格やイメージのことを考えると、シートヒーターくらいは全モデルに標準装備してもらいたいところでした。
電動パワーシートの用意もなし
また、運転席にスイッチ一つでシートの高さや前後位置、背もたれの角度を調整することができる電動パワーシートの用意がないのも、この新型ノートクロスオーバーの残念ポイントの一つです。
ちなみに、トヨタの新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)やカローラクロス(COROLLA CROSS)では、電動パワーシートが用意されているんですよね。
■ヤリスクロスの電動パワーシート
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シート位置などを調整することができる電動パワーシートが用意されているのは、ちょっと羨ましいですよね。
競合車・ライバル車よりも劣る運転席の機能も、今回デビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の欠点＆デメリットの一つなのかなと思いました。
まとめ：快適性＆座り心地に優れる新型ノートクロスオーバーのシート
2021年10月にデビューを果たした日産のコンパクトSUV新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)のシートの特徴や魅力を確認してみたところ、このようになっていました。
■新型ノートクロスオーバーのシートのまとめ
・エンブレムを刺繍するなど特別感を演出
・シートの素材には合成レザーのレザレットを採用
・柔らかくもっちりとした座り心地
・電動パワーシートの用意はなし
・FF車はシートヒーターがオプション設定
トヨタのカローラクロス(COROLLA CORSS)などに用意されている電動パワーシートの用意がないなど、残念なところもあります。
ただ、肌触り＆弾力性に優れた合成レザーのレザレットを採用している新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)のシートは、他のコンパクトSUVでは味わえない座り心地の良さが…。
また、汚れや傷に強く、お手入れがしやすくなっているのも、この新型モデルのシートの魅力の一つなのかなと思いました。
もしこれからこの新型モデルの試乗に行く方は、新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)のシートのデザインや座り心地などもしっかりと確認をしてみてくださいね。