2015年にデビューをしたホンダの人気ミニバンの新型ステップワゴン(STEPWGN)が、2017年9月に初のビックマイナーチェンジを行いました。
日産のセレナ(SERENA)やトヨタのヴォクシー/ノア/エスクァイアと熾烈なトップ争いをしている新型ステップワゴン(STEPWGN)ですが、競合車・ライバル車と大きく異なるのが、荷室・ラゲッジスペースの使い勝手です。
この新型モデルは、縦にも横にも開く”わくわくゲート”を採用するだけではなく、3列目シートの収納方式なども、競合車・ライバル車と異なります。
>>> 新型ステップワゴンのわくわくゲートの魅力とは?実際に使った感想
競合車・ライバル車と全く異なるデザインになっている、この新型モデルの荷室・ラゲッジスペースですが、どのような荷室アレンジを用意しているのでしょうか?また、競合車・ライバル車と比較して、使い勝手はどうなのでしょうか?
先日、2017年9月にマイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースの使い勝手やアレンジを確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型ステップワゴンの荷室:3列目シート使用時
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)の後ろ姿は、このようなデザインになっています。
■新型ステップワゴンの後ろ姿
アシンメトリー(左右非対称)のデザインが、印象的ですよね。
この新型ステップワゴン(STEPWGN)は、縦にも横にもテールゲート(バックドア)を開ける事ができる”わくわくゲート”を採用しています。
■新型ステップワゴンのわくわくゲート
>>> わくわくゲートの3つの魅力とは?新型ステップワゴンの荷室を使った感想
そして、この新型ステップワゴンの荷室・ラゲッジスペースの広さを確認したところ、このようになっていました。
■新型ステップワゴンの3列目使用時の荷室の広さ
競合車と異なる荷室デザイン
このホンダの新型ステップワゴン(STEPWGN)と競合車・ライバル車の荷室・ラゲッジスペースの大きな違いの一つが、3列目シートを使用した時の床下収納のデザインです。
競合車・ライバル車の日産のセレナやトヨタのヴォクシー/ノア/エスクァイアは、3列目シートを収納する時、左右に跳ね上げるデザインをしています。
そのため、これらのクルマでは、3列目シート使用時の荷室フロアは、このようにフラットなデザインになっています。
■新型セレナの荷室
しかし、この新型ステップワゴン(STEPWGN)は競合車と異なり、畳んだ3列目シートを床下に収納する仕組みを採用しています。
そのため、3列目シートを使用した状態の場合だと、大きな床下収納(サブトランク)が登場します。
■新型ステップワゴンのサブトランク
意外と深くて、使い勝手は良さそうですよね。
新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースの奥行きは、競合車・ライバル車よりも狭くなっています。
ただ、このように床下の収納スペースが広いので、3列目シートを使用した状態での収納力や使い勝手は、競合車・ライバル車よりも良いのかなと、思いました。
新型ステップワゴンの荷室:3列目シート収納時
ホンダの新型ステップワゴン(STEPWGN)の3列目シートを床下に収納した時の荷室・ラゲッジスペースの広さは、このようになっています。
こちらは、2列目シートを一番後ろにした時の様子。
2列目シートを一番後ろにスライドした状態でも、十分な広さですよね。
荷物が多きなる家族旅行やキャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンでも、十分に対応できる荷室・ラゲッジスペースの広さを確保しているように感じました。
また、2列目シートを一番前にスライドすると、荷室・ラゲッジスペースの広さ&奥行きは、このようになります。
2列目シートを一番前にスライドした時の荷室・ラゲッジルームの奥行きは、約1,700mmとなっています。
このように奥行きも十分で、また、荷室のフロアもほぼフルフラットなので、車中泊をするのにもピッタリなデザインになっているのかなと、思いました。
新型ステップの荷室の良いところとは?
このようなデザインになっているホンダの新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースですが、競合車・ライバル車には無い魅力&メリットの一つが、3列目シートを収納した時の広さです。
競合車の日産のセレナやトヨタのヴォクシー/ノア/エスクァイアは、新型ステップワゴン(STEPWGN)と異なり、3列目の収納に跳ね上げ方式を採用しています。
実際に新型セレナの3列目シートを跳ね上げてみると、このよなデザインになります。
■新型セレナの3列目シートを収納した時の様子
この跳ね上げ方式の場合、3列目シートを収納すると、どうしても横幅が狭くなってしまいます。また、サイドウィンドウを隠してしまうため、斜め後方の視界性も悪くなります。
しかし、床下に収納する方式を採用しているホンダの新型ステップワゴン(STEPWGN)では、このようなデメリット・欠点は、ありません。
床下にシートを収納すると、まるで3列目シートを取り外したかのように広々とした荷室・ラゲッジスペースが登場します。
また、サイドウィンドウがふさがれる事もないので、斜め後方の視界性もとても良いです。むしろ、3列目シートが完全に収納される分、後方の視界はよくなります。
この3列目シート収納時の荷室・ラゲッジスペースの使い勝手の良さは、競合車・ライバル車には無い新型ステップワゴン(STEPWGN)の魅力の一つなのかなと、思いました。
また、このように左右独立して3列目シートを収納できるのも、この新型ステップワゴンの荷室・ラゲッジスペースの魅力の一つだと、思いました。
3列目シートの収納もとってもラク
床下収納方式を採用している新型ステップワゴン(STEPWGN)ですが、3列目シートを床下へ納めるのも、とっても簡単です。
この新型モデルの3列目シートを床下へ収納する手順は、次の通りです。
■新型ステップワゴンの3列目シートの収納手順
ステップ1:
背もたれにあるストラップを引いて、背もたれを前に収納する
ステップ2:
背もたれの裏側にある取っ手(グリップ)を引いて、シート全体を床下に沈める
ステップ3:
シートの背もたれに用意されているボードを広げて、シートと荷室の隙間を埋める
たったコレだけです。
床下に収める時、最初に少しシートを引っ張り上げないといけないので、少しチカラが必要です。
ただ、少しシートを引っ張り上げた後は、手を添えておくだけで、ダンパーのチカラで自動的にシートが床下収納に収まっていきます。
ちなみに、新型ステップワゴン(STEPWGN)を試乗した際、私の妻にこの3列目シートの収納を試してもらったのですが、特に問題なく3列目シートの出し入れをする事ができました。
最小に多少チカラを入れないといけませんが、女性のチカラでも問題なく3列目シートの収納をする事ができると、思いますよ。
また、3列目シートを収納した時の荷室フロアが段差がなく、ほぼフルフラットになっているのも好印象でした。
2017年9月にマイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインになっていました。
このクルマは高さもあり、このクルマの荷室・ラゲッジスペースは、広々。
ディーラーさんに聞いた話によると、9.5インチのゴルフバックを縦で積みこみをする事ができるそうです。
また、このクルマの3列目シートの収納方式は、床下に収めるタイプとなっており、収納時に横幅が狭くならないのが、とても良いと思いました。
日産のセレナ(SERENA)やトヨタのヴォクシー/ノア/エスクァイアなど競合車・ライバルも十分に広い荷室・ラゲッジスペースを備えていますが、個人的には、新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室が一番使い勝手が良いように感じました。