2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした日産のコンパクトSUV新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、自動ブレーキなど基本的な安全装備は標準装備となっています。
ただ、この新型モデルの安全装備は、競合車・ライバル車よりも見劣りするところも…。
今回デビューを果たした新型モデルは、どのような安全装備を備えているのでしょうか?また、競合車・ライバル車よりも劣るところは、どこだったのでしょうか?
ノートe-POWERをベースにしたコンパクトSUV新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)に用意されている安全装備を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型ノートクロスオーバーの安全装備【備わっているアイテム&特徴を紹介】
2024年5月にマイナーチェンジをした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、ミリ波レーダーと単眼カメラを主要センサーに使用をした最新の安全装備システムを備えています。
■新型ノートクロスオーバーの単眼カメラ
また、この新型モデルの安全装備システムは、次のような特徴を備えていました。
自動ブレーキなどは全モデル標準装備
今回デビューを果たした新型モデルに標準装備されている安全装備は、このようになっています。
■新型ノートクロスオーバーに標準装備の安全装備
・踏み間違い衝突防止アシスト
・標識検知機能(進入禁止/最高速度/一時停止)
・インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)
・LDW(車線逸脱警報)
・インテリジェントDA(ふらつき警報)
・インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)
・フロント&バックソナー
・アダプティブLEDヘッドライトシステム
・アラウンドビューモニター
・インテリジェントルームミラー
この新型モデルは、自動ブレーキ(インテリジェントエマージェンシーブレーキ)や踏み間違い防止アシスト、標識検知機能など基本的な安全装備は、2WD車/4WD車問わず全モデル標準装備。
標準仕様のままでも十分に満足できる安全装備を備えているように感じました。
ちなみに、この新型モデルに用意されている安全装備の機能の詳細は、日産の公式ホームページを確認してくださいね。→ 日産の公式ホームページ
車線変更をサポートする安全装備はメーカーオプション設定
また、今回デビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、次のような安全装備をメーカーオプションで用意しています。
■新型ノートクロスオーバーのメーカーオプションの安全装備
・インテリジェントルームミラー
・プロパイロット機能
・SOSコール
・インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)
・BSW(後側方車両検知システム)
・RCTA(後退時車両検知警報)
この新型モデルは、自動ブレーキなどは標準装備になっていましたが、真上から見下ろすような視点でクルマの周囲を確認することができるアラウンドビューモニターや、後方に備わったカメラ映像をルームミラーに映しだすインテリジェントルームミラーなどはメーカーオプションとなっていました。
■新型ノートクロスオーバーのアラウンドビューモニター
また、高速道路での車線変更をする際、隣車線のクルマを検知してお知らせをしてくれるインテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)&BSW(後側方車両検知システム)などもメーカーオプション設定になっていました。
ちなみに、ノートe-POWERから派生をしたプレミアムコンパクトカー”新型オーラ(AURA)”では、高速道路を運転するインテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)&BSW(後側方車両検知システム)は、標準装備になっていたんですよね。
個人的には、オーラ(AURA)のようにこの新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)でも、インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)&BSW(後側方車両検知システム)を標準装備にしても良かったのかなと思いました。
最新のプロパイロット機能を搭載
このような安全装備システムを備えている日産の新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)ですが、注目の機能&装備の一つが、自動運転技術のプロパイロット機能です。
■新型ノートクロスオーバーのプロパイロットスイッチ
セレナ(SERENA)やエクストレイル(X-TRAIL)など様々な車種に備わっているプロパイロット機能ですが、今回デビューを果たした新型モデルに搭載されているのは、カーブの手前で車速をコントロールしてくれる最新モデルを搭載。
従来のプロパイロット機能では、設定した速度のままカーブに突入をしてヒヤリとする場面もあったのですが、この新型モデルでは、R(アール)のきついカーブの手前で自動減速してくるため、より快適&安心な乗り心地に…。
このような最新のプロパイロット機能が装着できるのは、この新型モデルの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
新型ノートクロスオーバーはアダプティブLEDライトを標準装備
また、今回デビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の安全装備で印象的だったのは、自動的に照射範囲を調整してくれる”アダプティブLEDヘッドライト”です。
ベースとなっているノートe-POWERでは、ハロゲンのヘッドライトが標準装備となっており、アダプティブLEDヘッドライトは、メーカーオプション設定になっていたんですよね。
しかし、今回デビューを果たした新型モデルでは、機能性に優れるアダプティブLEDヘッドライトを標準装備。
■新型ノートクロスオーバーのアダプティブLEDヘッドライト
見た目のデザイン性だけではなく、機能性も備えているLEDヘッドライトを標準装備しているのは、嬉しいですよね。
このようにベースのノートe-POWERよりもワンランク上の機能&装備を備えているのも、今回デビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の良さなのかなと思いました。
新型ノートクロスオーバーの安全装備【欠点&残念なところとは?】
プロパイロット機能など、競合車・ライバル車にはない魅力的な安全装備を備えている日産の新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)ですが、安全装備の性能などで少し残念に感じる部分も…。
今回デビューを果たした新型モデルの安全装備の欠点&デメリットは、何だったのか?包み隠さずお話したいと思います。
自動ブレーキの性能
2021年10月にデビューを果たした新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)に備わっている安全装備で少し残念に感じたのは、自動ブレーキ(インテリジェントエマージェンシーブレーキ)の性能です。
この新型モデルに用意されている自動ブレーキは、自動車だけではなく、夜間の歩行者も検知をすることができる最新モデルとなっています。
ただ、この新型モデルは、交差点での右折時に対向車や歩行者を検知して、衝突する危険がある場合、自動ブレーキを作動させる機能は備わっていないんですよね。
ちなみに、この新型モデルの競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタのヤリスクロス(YARIS CROSS)やカローラクロス(COROLLA CROSS)の自動ブレーキは、交差点を右折する時の対向車や歩行者を検知する機能を備えています。
画像引用:https://toyota.jp/index.html
自動ブレーキは、安全装備の中でも中核をなす機能です。
その自動ブレーキの性能が競合車・ライバル車よりも劣るというのは、この新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の安全装備の気になるところの一つでした。
プロパイロット機能のオプション価格の高さ
また、メーカーオプションとして用意されているプロパイロット機能の価格の高さも、欠点&デメリットの一つです。
先ほどもお話した通り、今回デビューを果たした新型ノートクロスオーバーのプロパイロット機能は、インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)、BSW(後側方車両検知システム)などと同様にメーカーオプションで用意されています。
ただ、この新型モデルのプロパイロット機能は、単品ではなく、セットオプションとして用意されているため、メーカーオプション価格がかなり高めになっているんですよね。
上記の表を見ると分かると思いますが、この新型モデルにプロパイロット機能を装着するには、約45万円かかります。
ちょっとこの金額は、高すぎますよね。
このメーカーオプションのセット内容には、プロパイロット以外にも、SOSコールやアラウンドビューモニターなどの安全装備が含まれているため、これくらいのお値段になってしまうのは仕方がないのかもれません。
ただ、プロパイロット機能は、日産車の代表的な機能の一つです。
個人的には、もう少しお手頃なお値段で、高速道路での運転を楽にしてくれるプロパイロット機能を装着できるようにして貰いたかったです。
ちなみに、この新型モデルに用意されているメーカーオプションの種類と価格を確認したい方は、こちらの記事を確認してみてくださいね。
まとめ:オプション価格の高さが気になる新型ノートクロスオーバーの安全装備
2021年10月にデビューを果たした日産のコンパクトSUV新型ノートクロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、このような安全装備を備えていました。
■新型ノートクロスオーバーの安全装備
・高速道路での車線変更をサポートする安全装備はオプション
・プロパイロット機能もオプション
・自動ブレーキの性能は、競合車よりも劣る
・プロパイロット機能のオプションは高め
今回デビューを果たした新型モデルは、競合車・ライバル車に勝るとも劣らない安全装備を備えています。
ただ、日産の代表的な機能でもあるプロパイロット機能のオプション価格が高く、装着しにくくなっているのは、少し残念でした。