2022年5月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)は、先代モデルと同様、2列目に3人乗車することができるベンチシートも用意しています。
先日、そんな新型モデルのベンチシート仕様を見ることができたのですが、足元空間も広く、予想以上に快適です。
また、前後にスライドできる量が思ったよりも大きいのも、好印象でした。
今回デビューを果たした新型モデルの8人乗り仕様に採用されているベンチシートの前後のスライド量は、どれくらいなのでしょうか?また、足元空間(ニークリアランス)の広さは、どれくらい確保しているのでしょうか?
フルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)のベンチシートのスライド量や足元空間の広さを確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型ステップワゴンのベンチシートは広い?【前後のスライド量をチェック】
2022年8月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目に3人乗車することができるベンチシートは、このようなデザインをしています。
■新型ステップワゴンのベンチシート
シートの間に隙間があり、パーソナルスペースを確保しているキャプテンシート(セパレートシート)と比べると、見た目の高級感&上質感は劣ります。
■新型ステップワゴンのキャプテンシート
ただ、この新型モデルのベンチシートは、キャプテンシートよりも座面が広く、ゆったりと座ることができるのが魅力の一つ。
また、この新型モデルの3人掛けのベンチシートは6対4分割方式となっており、左右別々にスライドできるのも好印象でした。
そんな新型モデルの2列目ベンチシートですが、ディーラーさんに確認したところ、左右でスライド量に違いがあるようなんですよね。
そんな新型モデルのベンチシートのスライド量を紹介したいと思います。
助手席側の2列目ベンチシートのスライド量は?
今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目ベンチシートのスライド量を確認したところ、このようになっていました。
この新型モデルの助手席側の2列目シートは、610mmのスライド量を確保。
後ほど詳しく紹介しますが、一番後方にスライドすると、大人でもゆったりと座れる広々とした足元空間(ニークリアランス)となっているが好印象でした。
ちなみに、この新型モデルのベンチシートを一番前方までスライドすると、このような感じになります。
■助手席側のベンチシート:一番前方までスライド時
キャプテンシートと同様、背もたれが前方に折りたたまれ、3列目シートにアクセスする通路が広がります。
ただ、2列目シートを内側にスライドすることができるキャプテンシートと比べて、3列目シートにアクセスするための通路幅が若干狭いのが気になるところでした。
運転席側の2列目シートのスライド量は?
今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目ベンチシートのスライド量は、どれくらいなのでしょうか?
この新型モデルの運転席側の2列目シートのスライド量を確認したところ、次のようになっていました。
この新型モデルの運転席側のベンチシートの前後のスライド量は、助手席側よりも45mm短い565mmとなっていました。
ディーラーさんの話によると、フロントシートの関係で前方部分のスライド量が助手席側よりも若干短いようです。
ただ、実際にこの新型モデルの運転席側のベンチシートを前後に動かしても、スライド量の短さは全く気になりません。…て言うか、ディーラーさんに教えてもらうまで、左右のスライド量に違いがあることに全然気が付きませんでした。
新型ステップワゴンのベンチシートは快適?【足元空間の広さをチェック】
最大で約610mm前後にスライドすることができる新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目ベンチシートですが、前後のスライド量によって、足元空間(ニークリアランス)の広さは、どれくらい変わるのでしょか?
また、シートを前方にスライドした状態でも快適に過ごすことができるのでしょうか?
フルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)のベンチシート仕様の足元空間の広さ、快適性を確認してきたので、紹介します。
一番後ろにスライドした時の足元空間の広さ
今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目ベンチシートを一番後ろにスライドした時の足元空間(ニークリアランス)の広さは、このようになっています。
ちなみに、運転席は、私が私が運転をしやすいドライビングポジション(中央よりもやや後方)に合わせています。
■ベンチシートを一番後ろにした時の足元空間
ベンチシートを一番後ろにスライドすると、2列目シートの足元空間(ニークリアランス)は、かなり広くなりますね。
そんな新型モデルの2列目シートの足元空間の広さを測ってみたところ、次のようになっていました。
今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)のベンチシートを一番後方にスライドした時の足元空間の広さは、実測値で約46.5㎝となっていました。
身長約175㎝ある筆者が2列目シートに座ってみたところ、膝先からシートバックまで拳を縦にして4個分以上のゆとりが…。足を組んで座ることができて、大満足でした。
ちなみに、2列目シートを一番後方までスライドした状態で、運転席も一番後方までスライドしてみると、このような感じになります。
運転席を一番後ろにした状態でも、2列目シートの足元空間(ニークリアランス)に35cm以上のゆとりがあるため、快適に過ごすことができますよ。
一番前ににスライドした時の足元空間の広さ
一方、新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目ベンチシートを一番前にスライドした時の足元空間(ニークリアランス)は、このような感じになっています。
ちなみに運転席は、先ほどと同様、私が一番運転しやすいドライビング ポジションに設定してあります。
■ベンチシートを一番前にした時の足元空間
ベンチシートを一番前にスライドすると、2列目シートの足元空間(ニークリアランス)は、かなり狭くなりますね。
この時の足元空間(ニークリアランス)の広さは約18cmとなっており、2列目シートを後ろにスライドした時の半分以下に…。
また、この状態で2列目シートに座ってみると、膝先がシートバックテーブルにぶつかってしまうくらい狭いです。
もし大人が座るのなら、2列目ベンチシートは、真ん中から後方くらいに設置した方が良さそうですね。
ちなみに、新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目のベンチシートを一番前にスライドした状態で、フロントシートを一番後ろに動かすと、足元空間が何もなくなってしまうので、ご注意を…。
まとめ:スライド幅が大きく、快適な新型ステップワゴンのベンチシート
2022年5月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目ベンチシートのスライド幅と足元空間の広さを確認してみたところ、このようになっていました。
■新型ステップワゴンのベンチシートのスライド量のまとめ
・3列目シートへのアクセスはキャプテンシートより劣る
・十分な足元空間の広さを確保
今回デビューを果たした新型モデルのベンチシートは、565mm~610mmのスライド幅となっており、ロングスライド機能を備えているキャプテンシートと比べると、スライド量は少ないです。
ただ、ベンチシートを一番後ろにスライドした時の足元空間(ニークリアランス)は広いため、非常に快適です。
また、新型ステップワゴン(STEP WGN)のベンチシートは、3列目シートと繋げた時に隙間ができないなどキャプテンシートにはない魅力もあります。
見た目の高級感や上質感はキャプテンシートに劣りますが、ベンチシートを選ぶ価値は、十分にあるのかなと思いました。