2022年6月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)は、シートのクッションの厚みを増したこともあり、先代モデルよりも座り心地が良くなりました。
ただ、この新型モデルは、2列目シートに最大で865mmに達するロングスライド機能を備えていることもあり、2列目シートのスライド位置によっては、3列目シートの足元空間にゆとりがなくなってしまうことも…。
今回デビューを果たした新型モデルの3列目シートの頭上＆足元空間の広さは、どれくらいなのでしょうか？また、2列目シートの位置によって、どれくらい足元空間(ニークリアランス)の広さは、変るのでしょうか？
フルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)の3列目シートの頭上空間＆足元空間の広さを測ってみたので、紹介したいと思います。
目次
新型ステップワゴンの3列目シートの足元空間の広さは？【快適性をチェック】
2022年6月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)の3列目シートは、このようなデザインをしています。
■新型ステップワゴンの3列目シート
先代モデルよりもクッションの厚みが増し、座り心地が良くなった新型モデルの3列目シートですが、足元空間(ニークリアランス)の広さを確認したところ、次のようになっていました。
2列目を最後端時の3列目シートの足元空間の広さ
新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目キャプテンシートを内側にして、一番後ろまでスライドした時の3列目シートの足元空間(ニークリアランス)は、このような感じになります。
■3列目シートの足元空間の広さ：2列目シート最後端時
新型モデルの2列目シートを一番後ろまでスライドすると、シートバックが座面にくっつてしまいます。
そのため、3列目シートにすわることができません。
もし新型ステップワゴン(STEP WGN)の3列目シートを使用するなら、2列目シートは少し前に出した方が良さそうですね。
2列目を真ん中にした時の3列目シートの足元空間の広さ
新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目シートを左右に広げて、一番後ろにスライドした時の3列目シートの足元空間(ニークリアランス)は、どのようになっているのでしょうか？
■左右に広げて一番後ろにスライドした時の2列目シート
こちらが、2列目シートを真ん中に設定した時の3列目シートの足元空間(ニークリアランス)の広さです。
■3列目シートの足元空間の広さ：2列目シート真ん中設定時
2列目シートを中央位置くらいまで前に出すと、3列目シートの足元空間(ニークリアランス)にだいぶゆとりが生まれますね。
この時の3列目シートの足元空間(ニークリアランス)の広さを測ってみたところ、次のようになっていました。
2列目シートを真ん中に設定した時の3列目シートの足元空間(ニークリアランス)は、約26cm。
子供なら快適に座ることができますが、成人男性が座ると、拳を縦にして約1個分くらいのゆとりしかなく、若干窮屈さを感じます。
そのため、大人の方が3列目シートに座る場合は、2列目シートをもう少し前にスライドした方が良いのかなと思いました。
3列目シートで快適に過ごすのに必要な足元空間の広さは？
2列目シートを中央に設置しても、3列目シートの足元空間(ニークリアランス)に若干の窮屈さを感じる新型ステップワゴン(STEP WGN)ですが、2列目シートをどれくらいの位置を設置すると、3列目シートで快適に過ごすことができるのでしょうか？
私は身長約175cmあるのですが、私が3列目シートで快適に過ごすには、2列目シートを真ん中からさらに10cmくらい前方にスライドする必要がありました。
だいたい2列目シートの位置は、これくらいですね。
2列目シートをこのくらいの位置を設定すると、3列目シートの足元空間(ニークリアランス)に36cmくらいのゆとりが生まれます。
このくらい2列目シートを前にスライドすると、成人男性が3列目シートに座っても、十分快適に過ごすことができますよ。
ちなみに、2列目シートを中央位置より10cm前方にスライドした時の2列目シートの足元空間(ニークリアランス)は、このような感じになっています。
この時の2列目シートの足元空間(ニークリアランス)を測ってみたところ、3列目シート同様、30cm以上の余裕があるため、非常に快適です。(さすがにオットマンは、使えませんが…。)
3列目シートに乗車する人がいる場合、2列目シートをこれくらいの位置に設定するのが、一番バランスが良いのかなと思いました。
新型ステップワゴンの3列目シートの頭上空間の広さは？【快適性をチェック】
一方、新型ステップワゴン(STEP WGN)の3列目シートの頭上空間(ヘッドクリアランス)の広さ＆ゆとりは、どのようになっていなのでしょうか？
■新型ステップワゴンの3列目シートの居住スペース
パッと見た感じ、かなり広そうに感じる3列目シートの頭上空間ですが、頭のてっぺんから天井までどれくらいのゆとりがあるか確認をしてきました。
頭上空間のゆとりは拳1個半
2022年6月にデビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)の3列目シートの頭上空間(ヘッドクリアランス)は、頭のてっぺんから天井まで約15cmていどとなっています。
拳で表すと、だいたい1個半分くらいのゆとりしかなく、競合車・ライバル車と比較しても、決して広いわけではありません。
ただ、今回デビューを果たした新型モデルは、旧型モデルよりも室内幅が広くなっていることもあり、頭からサイドウィンドウまでの距離も長くなっているんですよね。
そのおかげもあり、この新型モデルの3列目シートは、頭上空間(ヘッドクリアランス)に窮屈感＆圧迫感を感じることなく快適に過ごすことができました。
3列目シートに座った時の視界の良さも魅力の一つ
また、今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)の3列目シートに座って驚いたことの一つが、視界の高さ＆見晴らしの良さです。
試乗をした際、ディーラーさんに教えてもらったのですが、この新型モデルは、3列目シートのヒップポイント(=着座位置)を旧型モデルよりも10mmほど高くしたようなんですよね。
また、3列目シートに座った人の視界を遮らないよう、2列目シートのヘッドレストを小型化するなどの工夫も施しているそうです。
そのおかげもあり、3列目シートからの視界が非常に良いです。
また、スパーダ＆プレミアムラインは、圧迫感を感じやすいブラック基調の内装、ブラックルーフにも関わらず、窮屈感＆圧迫感を感じません。
圧迫感や窮屈感を感じないスッキリとした前方視界は、数値では表すことができない新型ステップワゴン(STEP WGN)の3列目シートの良いところの一つなのかなと思いました。
まとめ：数値以上に広く感じる新型ステップワゴンの3列目シート
2022年6月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)の3列目シートの足元空間＆頭上空間の広さは、このようになっていました。
■新型ステップワゴンの3列目シートのまとめ
・頭上空間は拳1個半分と若干狭め
・圧迫感を感じない視界の高さ＆見晴らしの良さが魅力
今回デビューを果たした新型モデルの3列目シートの足元空間は、2列目シートを中間に設置した状態で約26cmとなっており、十分な広さを確保。
一方、頭上空間に関しては、拳1個半分となっており、このクラスのミニバンとしては、若干狭めです。
ただ、この新型モデルの3列目シートは、圧迫感や窮屈感を感じることないよう様々な工夫をほどこしているおかげで、快適に過ごすことができました。
ちなみに、この新型モデルは、「乗り物酔いがしないクルマ」を目標に開発したそうです。
もしお子さんの乗り物酔いが不安な方は、様々な乗り物酔い対策をしてくれたこの新型モデルを一度試してみても良いかもしれませんね。