2022年5月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)の上位モデルには、足を伸ばして座ることができるオットマンを標準装備しています。
ちょっと休憩したいときなどに重宝をするこの新型モデルのオットマンですが、実際に使用してみるとちょっと気になるところも…。
今回デビュー果たした新型モデルのオットマンは、どのようなデザイン&サイズ感になっていたのでしょうか? また、実際にこの新型モデルのオットマンを使用してみて、気になったことは何だったのでしょうか?
新型ステップワゴン(STEP WGN)に初めて搭載されたオットマンの特徴や魅力、 快適性を確認してきたので、実写画像を交えて紹介したいと思います。
目次
新型ステップワゴンのオットマンのデザイン&サイズ感をチェック
2022年5月にデビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)の上位モデルに標準装備されているオットマンは、このようなデザイン&サイズ感になっています。
■新型ステップワゴンのオットマン
オットマンの長さは約27cm
今回デビューを果たした新型モデルに備わっているオットマンは 、長さ27cm×横幅50cm×高さ32cmと、大人が足を乗せても十分なサイズ感に…。
また、この新型モデルのオットマンは、しっかりとした頑丈な作りになっており、足をバタバタと動かしてもビクともしません。
この安定感がある座り心地も、好印象でした。
オットマンの収納&展開は手動式
アルファードやヴェルファイアなどの高級ミニバンとは違い、今回デビュー果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)の上位モデルの2列目シートに用意されているオットマンの収納や展開は、手動式となっています。
ただ、操作性は良好です。
この新型モデルの2列目キャプテンシートの両サイドには、オットマンを展開&収納するためのレバーが備わっており、このレバーを引くと、自動的にオットマンが滑らかに展開します。
■オットマン展開&収納レバー
また、このレバーを引いたまま、オットマンを押し込むと、オットマンを収納することできます。
ただ、この新型モデルのオットマンはしっかりとした作りになっているため、収納する際は少しチカラが必要です。
人によっては、「オットマンが重たくて、収納が大変…」と感じるかもしれないので、試乗をする際は、オットマンの使い勝手だけではなく、展開&収納のしやすさも確認してみてくださいね。
フロントシートのシートバックが汚れない工夫も…
車内でオットマンを使用する時の欠点&デメリットの一つが、フロントシートのシートバック(裏側)に足が触れて、汚れてしまうことです。
しかし、今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)は、フロントシートの裏側が汚れないような工夫がしっかりとほどこされています。
その一つは、フロントシートの裏側の形状です。
この新型モデルは、シートバックの裏側に足が触れないよう、フロントシートの裏側の中央部分が少し凹ましているんですよね。
また、この新型モデルでは、フロントシートのシートバックに防汚対策をほどこした合成レザー”プライムスムース”を採用。
シートバッグに足が触れて汚れてしまっても、サッと簡単に汚れを拭き取れるようになっているのも 好印象でした。
オットマンはスパーダとプレミアムラインのみ標準装備
2列目シートの快適性を高めてくれるオットマンですが、このオットマンが標準装備されているのは上位モデルに位置をするスパーダとプレミアムラインのみです。
下位モデルに位置をするエアー(AIR)の2列目シートには、オットマンは備わっていません。
■エアーの2列目シート
また、今回デビューを果たした新型モデルのエアーとスパーダは、2列目に3人乗車することができるベンチシートをオプションで用意しています。
■新型ステップワゴンのベンチシート
ただ、このベンチシートにもオットマンは備わらないので、ご注意くださいね。
新型ステップワゴンのオットマンは快適?【実際に使用をした感想】
思った以上にしっかりとした作りになっている新型ステップワゴン(STEP WGN)のオットマンですが、快適性&使い勝手は、どうだったのでしょうか?
実際にこの新型モデルの2列目シートに搭載されているオットマンを使用した感想を、紹介したいと思います。
疲れている時に重宝をする新型ステップワゴンのオットマン
今回デビューを果たした新型モデルを試乗した時にオットマンを使用してみたのですが、思ったよりも良いです。
長時間ドライブの時などでずっと座っていると、足がだるくなったり、腰やお尻が痛くなったりしますが、オットマンを少し持ち上げるだけで、体がだいぶ楽になります。
フットサルをした後や、ディズニーランドなどのアミューズパークに行って一日中遊んで足が疲れ切った時に、足を伸ばしてリラックスすることができるオットマンがあると、非常に助かる感じが…。
画像引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/
また、足を伸ばして休憩したいときや、少し横になりたい時にも、新型ステップワゴン(STEP WGN)のオットマンは、重宝します。
旧型モデルでも、2列目シートのヘッドレストを外して、リクライニングをすれば、足を伸ばして座ることができます。
ただ、このシートアレンジをするためには、ヘッドレストを外したりしないといけないため、意外と面倒なんですよね。
しかし、新しく生まれ変わった新型モデルでは、2列目シートの背もたれをリクライニングして、オットマンを持ち上げるだけで、足を伸ばして座ることができるリラックススペースに…。
私も実際にフルフラットにした2列目シートに座ってみたのですが、今にも眠りに落ちそうなくらい快適でした。
「オットマンは使うのは、物珍しいさがある最初だけ。」「使う機会はほとんどないから、いらない」などの声があるのも事実です。
確かに街乗りや子供の送り迎えメインの方には、オットマンは不要の機能&装備なのかもしれません。
ただ、長距離ドライブする方やレジャー施設に遊びにいく方などにとっては、足を伸ばしてリラックスすることができるオットマンは、非常にありがたいアイテムなのかなと思いました。
足元空間の広さが気になる
足を伸ばしてくつろぎたい時に重宝をする新型ステップワゴン(STEP WGN)のオットマンですが、実際に使用をしてみると、気になるところもありました。
私がこの新型モデルのオットマンを使用して気になったことの一つが、足元空間(ニークリアランス)の広さです。
シートを中間位置(=両サイドに広げた状態で最後尾にした状態)でオットマンを使おうとすると、オットマンの最先端からフロントシートのシートバックまで約25cmしかありません。
この状態で身長約175cmの筆者が2列目シートに座ると、ご覧の通り、シートバックに靴があたってしまいます。
そのため、フロントシートのシートバックに靴が当たらないようにするためには、2列目シートを後方までスライドする必要があります。
ただ、2列目シートを後方までスライドすると、3列シートに座ることができなくなっちゃうんですよね。
このオットマンを使用した時の足元空間(ニークリアランス)の狭さは、アルファードやヴェルファイアなどひと回り大きいクルマとの大きな違いのように感じました。
まとめ:2列目の快適性を高めてくれる新型ステップワゴンのオットマン
2022年5月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)の上位モデルに標準装備されているオットマンのサイズや快適性、使い勝手を確認したところ、このようになっていました。
■新型ステップワゴンのオットマンのまとめ
・エアーには用意されない
・ベンチシートにもオットマンは装着されない
・大人でも快適に過ごせる十分なサイズ感
・オットマン使用時の足元空間の広さに注意
新型ステップワゴン(STEP WGN)の2列目シートに初搭載されたオットマンですが、サイズも大きく、使い勝手は良好。
この新型モデルのオットマンは、フロントシートのシートバックに靴が当たらないように気を付けなければいけないなど、欠点&デメリットもあります。
ただ、長距離ドライブに行く方や車内でくつろぎたい方には、非常にありがたい機能&装備なのかなと思いました。
ちなみに、オットマンが備わっていないエアーとオットマンが標準装備されているスパーダの乗り出し価格は、26万円~27万円くらいしか違いがありません。
中間モデルに位置をするスパーダは、オットマン以外にもシートヒーターや電動パワーゲートなどの快適装備も備わっていますし、快適性や使い勝手を考えると、エアーよりもスパーダの方がお得かもしれませんね。