2022年5月にフルモデルチェンジをして新発売をしたホンダの新型ステップワゴン(STEP WGN)は、全グレードにフルオートエアコンを標準装備しています。
ただ、グレードによって、後部座席の快適性に差が…。
今回デビューを果たした新型モデルのエアコン/ヒーターの性能&快適性は、どうだったのでしょうか?また、グレードによって、どのような違いがあるのでしょうか?
実写画像を使って、新型ステップワゴン(STEP WGN)に搭載されているエアコン/ヒーターの特徴や魅力、注目ポイントを確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型ステップワゴンのエアコンって使いやすい?【性能&使い勝手をチェック】
2022年5月にデビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)のダッシュボードの中央に備わっているエアコン/ヒーターのコントローラーは、このようなデザインをしています。
■新型ステップワゴンのエアコンのコントローラー
シンプルだけど操作性に優れる新型ステップワゴンのエアコン
今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)のエアコン/ヒーターのコントローラーは、小さい液晶画面を備えたシンプルなデザインに…。
ただ、設定温度の調整はダイヤルでできるようになっており、操作性は非常に良いように感じました。
また、この新型モデルのハイブリッド車は、ボタン式のシフトレバーを採用していることもあり、エアコンコントローラに手を伸ばしやすいのも好印象でした。
左右で独立して温度調整できるなど機能は充実
見た目は非常にシンプルな新型ステップワゴン(STEP WGN)のエアコン/ヒーターですが、見た目に反して、機能や装備は充実しています。
そんな新型モデルのエアコン/ヒーターの特徴的な機能の一つは、左右独立温度調整機能です。
今回デビューを果たした新型モデルは、運転席と助手席で別々に温度を調節することができる左右独立温度調節機能を全グレードに標準装備しています。
人によって好みの設定温度が違うため、エアコンの温度設定バトルが起きることがありますよね。
ただ、今回デビューを果たした新型モデルは、運転席と助手席で別々に温度を設定することができるため、他の同乗者に文句を言われることなく自分好みの温度に設定することができますよ。
【新機能】PM2.5を検知する機能を搭載
2022年5月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)のエアコン/ヒータの注目の機能の一つが、PM2.5などの微小粒子物資を検知する機能です。
この新型モデルでは、ぜんそくや気管支炎など呼吸器系の病気のリスクを高めるPM2.5などの微小粒子物資を検知する機能を搭載。
■新型ステップワゴンのPM2.5検知モニター
そして、状況に応じて、車内の空気を浄化してくれます。
赤ちゃんや小さいお子さんがいるご家庭では、このような機能が搭載しているのは、嬉しいですよね。
また、今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)のエアコンは、除菌、消臭、静電気抑制などに効果があると言われているシャープのプラズマクラスターを搭載しているのも注目ですよ。
エンジン停車時でもエアコンはしっかりと作動
少し前のハイブリッド車では、エンジンが停止すると、エアコンが停止してしまうのが欠点&デメリットでした。
しかし、今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)では、電動コンプレッサー式のエアコンを搭載。エンジンが停車している時でも涼しい風を送り届けてくれます。
2モーターのハイブリッドシステムを搭載している新型モデルは、旧型モデルよりもモーターのみで駆動をするEVモードの距離が格段に長くなっているのですが、エンジンが駆動しないEVモードの時でも快適に過ごすことができますよ。
リモートでエアコンのON/OFF操作も可能
また、今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)は、ご自分のスマホやiPhoneで車外からエアコン/ヒーターをON/OFFすることができるリモート機能を搭載しています
真夏の暑い日に野外の駐車場にしばらくクルマを止めておくと、乗り込めないくらい車内が暑くなりますが、場合によっては、50度を超える場合も…。
ただ、スマホを使って、あらかじめエアコンを付けておくと、冷えた状態の快適なクルマに戻ってくることができますよ。
ちなみに、スマホを使ってエアコンをON/OFFすることができるリモート機能を使用するには、ホンダコネクトの申し込みが必要なのですが、この機能だけでも申し込みをする価値はあるのかなと思いました。
新型ステップワゴンのエアコンは2列目&3列目でも快適?【効き具合をチェック】
PM2.5を検知するモニターなど競合車・ライバル車には用意されていない機能を備えている新型ステップワゴン(STEP WGN)ですが、エアコンの効き具合&パワフルさは、どうだったのでしょうか?
2列目シートや3列目シートでも快適に過ごすことができるのでしょか?
この新型モデルに搭載されているエアコンの効き具合&快適性を確認してきたので、紹介したいと思います。
新型ステップワゴンはどのシートに座っても快適
今回デビューを果たした新型ステップワゴン(STEP WGN)は、車内空間が広いため、室内全体が快適な温度になるには、やはり時間がかかります。
ただ、この新型モデルは、真夏の暑い日も思ったよりも快適に過ごすことができました。
と言いますのも、この新型モデルは、2列目シート&3列目シートの左右の壁面上部にエアコンの冷たい風を送り出す送風口を全グレードに用意しているんですよね。
■2列目&3列目シートのエアコンの送風口
このように、この新型モデルは2列目&3列目の各シートに1つずつ送風口が用意されているため、暑いときは、送風口を自分の方に向けて、エアコンの冷たい風を直接受けることができます。
逆にエアコンの風が苦手な人は、フリップの向きを変えたり、送風口を閉じたりすることができるのも嬉しいポイントの一つなのかなと思いました。
2列目&3列目シートの快適性はグレードで変わる
ただ、2022年5月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)は、グレードによって、2列目&3列目シートの快適性は異なります。
この新型モデルの上位モデルに位置をするスパーダ(SPADA)とプレミアムライン(PREMIUM LINE)は、後部座席まわりだけ独立して温度や風量を設置することができるトリプルゾーンコントロール フルオートエアコンを標準装備していたんですよね。
そのため、上位モデルの2列目シートの天井部分には、液晶パネル付きのエアコン コントローラーが組み込まれています。
■スパーダの後部座席用エアコンコントローラ
一方、下位モデルに位置をするエアー(AIR)は、フルオートエアコンではなく、風量のみを3段階から調節することができるマニュアルエアコンを標準装備。
そのため、エアコンのコントロールパネルも、上位モデルと比べると、非常にシンプルなものになっています。
■エアーのエアコンのコントローラー
また、2列目シート&3列目シートの快適性も、細かく温度や風量を調節することができる上位モデルと比べると、ワンランク劣ります。
もし2列目シートや3列目シートの快適性を考えるのなら、風量だけではなく、温度も細かく調整することができるフルオートエアコンを後部座席まわりに搭載している上位モデルの方が良いかもしれませんね。
まとめ:快適性に若干の違いがある新型ステップワゴンのエアコン
2022年5月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ステップワゴン(STEP WGN)のエアコン/ヒーターの性能や快適性を確認してみたところ、このようになっていました。
■新型ステップワゴンのエアコンのまとめ
・新機能のPM2.5を検知するセンサーを搭載
・左右独立して温度調節する機能も搭載
・2列目&3列目の各シートの天井に送風口を用意
・後部座席の快適性はグレードで異なる
今回デビューを果たした新型モデルに搭載されているエアコンのコントロールパネルの見た目は非常にシンプルなのですが、PM2.5を検知するセンサーを搭載するなど機能は充実しています。
また、この新型モデルは、2列目シート&3列目シートにもエアコンの送風口を用意しているため、どの席に座っても快適に過ごすことができます。
ただ、2列目シート&3列目シートまわりにフルオートエアコンを搭載しているのは、上位モデルに位置をするスパーダ&プレミアムラインのみ。
下位モデルに位置をするエアー(AIR)の2列目&3列目シートの快適性は、上位モデルのスパーダやプレミアムラインよりも若干劣ります。
また、真冬の寒い日に重宝するシートヒーターの使い勝手や快適性も、グレードによって変わるので、ご注意くださいね。