日産が誇るハイト系ワゴン新型デイズ(DAYZ)が、2019年6月に初のフルモデルチェンジを行い、2代目モデルに生まれ変わりました。
そんな新型モデルの最大の魅力と言えば、優れた安全性です。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型モデルでは、同一車線自動運転技術のプロパイロット機能や自動ブレーキなど、軽自動車の枠を遥かに超えた安全装備を備えています。
また、新型デイズ(DAYZ)では、日産車の代表的な機能でもある”アラウンドビューモニター”もしっかりと用意していました。
ただ、この新型モデルのアラウンドビューモニターは、装着できないグレードもあるので、注意が必要ですが…。
2019年6月にデビューを果たした新型デイズ(DAYZ)に用意されているアラウンドビューモニターの視認性や使い勝手は、どうだったのでしょうか?また、どのグレードにアラウンドビューモニターは、装着されていたのでしょうか?
フルモデルチェンジをして新発売された2代目モデルのアラウンドビューモニターの使いやすさなどを確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型デイズのアラウンドビューモニターは、ルームミラーに表示
2019年3月にフルモデルチェンジをして新発売された日産のハイト系ワゴン新型デイズ(DAYZ)では、アラウンドビューモニターは、ルームミラー部分に装着されています。
■新型デイズのルームミラー
普段はオーソドックスなルームミラーとして使用する事ができますが、シフトレバーを”R(リーバス)”にいれる、もしくは、ルームミラーの中央に備わっている”カメラスイッチ”を押すと、アラウンドビューモニターを鏡面に映し出す事が可能です。
■ルームミラーのカメラスイッチ
そして、カメラスイッチを押して、新型デイズ(DAYZ)のルームミラーにアラウンドビューモニターを映し出してみると、このような感じに…。
■新型デイズのルームミラー
この新型モデルのカメラスイッチを押すと、ルームミラーの左側に、真上から見下ろすような視点で車体とその周囲を確認できる”アラウンドビューモニター画面”と、車両の後方を映し出す”バックモニター画面”の2つを表示。
なので、アラウンドビューモニターの画面サイズは、かなり小さいです。
使用し続けていれば、慣れる部分もあると思いますが、正直に言って、新型デイズ(DAYZ)のルームミラーに映し出されるアラウンドビューモニターの使い勝手や視認性は、あまり良いとは思いませんでした。
また、私は普段、ナビに映し出されたバックモニターを確認しながら、バックや駐車をするのに慣れているので、ルームミラーのアラウンドビューモニターを確認しながらバックをするのには、違和感を感じました。
新型デイズのアラウンドビューモニターは、純正ナビで確認する事も可能
ただ、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型デイズ(DAYZ)では、ディーラーオプションとして用意されている純正ナビを装着すると、ナビ画面にアラウンドビューモニターを映し出す事が可能です。
実際に純正のナビの画面にアラウンドビューモニターを映し出してみると、このような感じに…。
■ナビにアラウンドビューモニターを映し出した時の様子
この新型モデルに用意されている純正ナビの画面は、軽自動車初となる9インチサイズと言う事もあり、かなり見やすいです。
同じナビの画面にアラウンドビューモニターを映し出すにしても、ナビの画面サイズが小さいノート(NOTE)とは、雲泥の差が…。
■日産 ノートのナビ
ナビの大きな画面で、アラウンドビューモニターの映像を確認できるのは、今回フルモデルチェンジをして新発売されたこの新型モデルの大きな魅力の一つなのかなと思いました。
移動物検知機能の使い勝手も大幅にアップ
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型デイズ(DAYZ)のアラウンドビューモニターでは、移動物検知機能が付いており、画面の色の変化で歩行者などの移動物がいる事をお知らせをしてくれます。
例えば、クルマの左側に歩行者がいると、このように4分割された映像の左側の枠が黄色に変化します。
ルームミラーの小さな画面では、歩行者などを検知した時の画面の色の変化を確認しにくいのですが、ナビの大画面なら一目瞭然です。
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型デイズ(DAYZ)のナビは、ダッシュボードの高い位置に備わっており、ナビの画面を確認する際の、視線の移動が少なくてすむのも好印象でした。
新型デイズのアラウンドビューモニターの注意点:標準装備されているグレードとは?
真上から見下ろしているかのような視点で車体とその周辺を確認する事ができ、駐車やバックをアシストしてくれる新型デイズ(DAYZ)のアラウンドビューモニターですが、残念ながら、全グレード標準装備ではありません。
また、グレードによっては、アラウンドビューモニターを装着できないものもあります。
使い勝手の良いアラウンドビューモニターを標準装備しているのは、どのグレードだったのでしょうか?逆にアラウンドビューモニターが装着できないグレードは、何だったのでしょうか?
新型デイズ(DAYZ)の各グレードのアラウンドビューモニターの装着状況を確認してみたところ、次のようになっていました。
■アラウンドビューモニターのグレード別装着一覧
Sグレード | 装着付加 |
Xグレード | オプション |
ハイウェイスターX | オプション |
ハイウェイスターX プロパイロット | 標準装備 |
ハイウェイスターG ターボ | オプション |
ハイウェイスターG ターボ プロパイロット | 標準装備 |
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型デイズ(DAYZ)の中で、アラウンドビューモニターが標準装備されているのは、グレード名に”プロパイロット”と名前が付いているハイウェイスターの2つのモデルのみです。
また、同一車線自動運転技術の”プロパイロット機能”が装着されていないハイウェイスター、ノーマルモデルの最上位”Xグレード”では、アラウンドビューモニターは、メーカーオプション設定に…。
逆にノーマルモデルの最廉価”Sグレード”では、メーカーオプションでもアラウンドビューモニターが装着できないようになっていました。
クルマを運転する時の安全性や快適性を第一優先に考えるのなら、プロパイロット機能やアラウンドビューモニターが標準装備されているハイウェイスターの”プロパイロット エディション”が良いのかなと思いました。
2019年6月にデビューを果たしは新型デイズ(DAYZ)に用意されているアラウンドビューモニターを確認してみたところ、このようになっていました。
ルームミラーに映し出される標準仕様のままでは画面サイズが小さいため、あまり視認性が良くない感じが…。
ただ、ディーラーオプション設定になっている純正ナビを装着して、アラウンドビューモニターをナビの画面に映すと、視認性&使い勝手が格段に良くなります。
この新型デイズ(DAYZ)の良さを最大限に活かすなら、アラウンドビューモニターと連動する事ができる純正ナビは、必須のアイテムなのかなと思いました。