2109年3月にフルモデルチェンジをして新発売された2代目新型デイズ(DAYZ)の注目の装備の一つが、高速道路での運転を楽にしてくれるプロパイロット機能です。
私も先日、この新型モデルを試乗した際、プロパイロット機能を使わせて貰ったのですが、長距離ドライブをする際は、重宝するのかなと思いました。
ただ、実際にこのプロパイロット機能を使ってみると、
・設定できる最高速度は、どれくらいなんだろう?
・渋滞中も、プロパイロット機能はしっかりと作動するのだろうか?
など、様々な疑問が…。
そこで、この新型モデルの試乗に同行してくれたディーラーさんに、新型デイズ(DAYZ)に備わっているプロパイロット機能に対する素朴な疑問をぶつけてみました。
新型デイズのプロパイロット機能で設定できる設定速度&最高速度は?
高速道路などを運転中、アクセル/ブレーキペダルの操作だけではなく、ハンドル操作も自動制御してくれる新型デイズ(DAYZ)の同一車線自動運転技術のプロパイロット機能ですが、設定できる最高速度を確認してみたところ、次のようになっていました。
■新型デイズのプロパイロット機能の設定速度
この新型モデルに搭載されているプロパイロット機能では、時速30km/h~100km/hの間で速度を設定する事が可能に…。
最高速度が100km/hまで設定できるので、たいていの高速道路の運転で困る事はないと思います。
ただ、新東名高速の一部では、規制速度が120km/hになっている事を考えると、新型デイズ(DAYZ)のプロパイロット機能の最高速度も120km/hに引き上げても良かったのかなと思いました。
ハンドルの自動操縦の対応速度には注意が必要
このように最高速度100km/hまで設定できるようになっている新型デイズ(DAYZ)の同一車線自動運転技術のプロパイロット機能ですが、注意が必要なのが、ハンドル・ステアリングの自動操舵制御です。
このクルマでは、先行車の有無にかかわらず、両側に白線がある道路では、フロントガラスに備わっている単眼カメラ白線を検知。そして、白線の中央を走るようにステアリング制御を行ってくれます。
しかし、先行車がいない場合、ステアリングの自動制御は制限されており、時速50km/h以下では作動しません。
なので、ディーラーさんの話では、新型デイズ(DAYZ)に用意されている同一車線自動運転技術のプロパイロット機能は、一般道では、ステアリングの自動制御が行われない可能性の方が高いみたいですよ。
ちなみに、私も一般道を走行中にプロパイロット機能を確かめさせて貰ったのですが、白線を認識できなかったためか、ハンドル・ステアリングの制御は作動せず…。前走車に追従して走るクルーズコントロール的な使い勝手になってしまいました。
新型デイズのプロパイロットは、渋滞の時でも使える?
また、今回フルモデルチェンジをして新発売された2代目新型デイズ(DAYZ)に備わっている同一車線自動運転技術のプロパイロット機能は、渋滞時にも使えるのでしょうか?
結論を申し上げますと、このクルマに備わっているプロパイロット機能は、渋滞時でも使用する事が可能です。
プロパイロット機能を使用している時、前走車が停車すると、自車が前走車に続いて完全に停車します。
しかも、その減速から停車までも、まるでベテランドライバーが運転しているかのようにスムーズです。また、停車後は、アイドリングストップもしてくれます。
一方、プロパイロット機能を使用中、再発進をする際は、どうしたらよいのでしょうか?
実は、プロパイロットを再始動をするのはとても簡単で、ハンドルの右側のスポークに備わっている”RES+(=RESUME/レジューム)ボタン”を押すか、アクセルペダルを軽く踏み込むだけです。
■新型デイズのハンドルの右側に備わっているRESUMEボタン
私もプロパイロット機能の再始動を確かめる機会があったのですが、再始動もとってもスムーズ。ゼロから設定した速度に一気に急加速するのではなく、アクセルをゆっくりと踏み込んた時のように滑らかに加速していくので、運転をしていて安心感がありました。
ちなみに、プロパイロット機能を使用中、3秒以内の停車であったら、”レジューム ボタン”を押すなどの再始動の操作をすることなく、自動的に前走車に追従していくそうですよ。
3秒以内は操作する事無く前走車に追従していってくれる事も含めて、このプロパイロットの再始動する際の手間の少なさは、渋滞中のトロトロ運転時に大変助かるのかなと思いました。
もし、この新型デイズ(DAYZ)を試乗した際、プロパイロット機能を使う機会がありましたら、ぜひとも停車からの再発進なども確かめてみてくださいね。
日産のハイト系ワゴン新型デイズ(DAYZ)の注目の機能の一つ”プロパイロット機能”を使ってみた際に生じた素朴な疑問をディーラーさんに確認してみたところ、このような回答を頂きました。
個人的には、最高速度が時速100km/hまでだったのが少々残念でしたが、完全停車まで対応しており、安心して使用できるアイテムに仕上がっているように感じました。
また、プロパイロット機能を使用した時の乗り心地も予想以上に良かったです。
このプロパイロット機能は、街乗りメインの方は使う機会が少ないため無理に装着する必要はありません。ただ、新型デイズ(DAYZ)に乗って、遠出をしたいと考えている方には、とても役に立つ機能の一つなのかなと思いました。