スバルからデビューを果たした新型ソルテラ(SOLTERRA)は、天井に設置したパネルで太陽光を充電するソーラーパネル(正式名称:ソーラールーフ)をメーカーオプションで用意しています。
航続可能距離を延ばすのに大きく貢献をするこの新型モデルのソーラーパネルですが、欠点&デメリットも…。
今回デビューを果たした新型モデルにオプションで用意されているソーラーパネルは、どのような特徴や魅力を備えているのでしょうか?逆にソーラーパネルの欠点&デメリットは、何だったのか?
新型ソルテラ(SOLTERRA)に用意されている電気自動車ならではの装備”ソーラーパネル”の特徴や魅力、欠点を包み隠さず紹介したいと思います。
目次
新型ソルテラのソーラーパネル【特徴や魅力をチェック】
2022年5月にデビューを果たしたスバルの新型ソルテラ(SOLTERRA)のソーラーパネルは、このようなデザインをしています。
■新型ソルテラのソーラーパネル
画像引用:https://www.subaru.jp/solterra/solterra/index/
ルーフに一体化しているため、パッと見ただけでは、ソーラーパネルを天井に積んでいるとは思えません。
良い意味で存在感がないこの新型モデルのソーラールーフですが、次のような特徴&魅力を備えていました。
充電したバッテリーはライト類などに使用
天井に搭載したソーラーパネルでも充電をする新型ソルテラ(SOLTERRA)のソーラールーフ仕様ですが、ソーラーパネルで生成された電力は、ライトの点灯などアクセサリー類に使用します。
■新型ソルテラのヘッドライト
なので、この新型モデルは、ソーラーパネルからの電力で直接走行するわけではありません。
ただ、新型ソルテラ(SOLTERRA)のソーラーパネル仕様は、ライト類などに使用する必要な電力を太陽光でまかなってくれる分、家庭などに設置している充電器で生成された電力を、駆動用のバッテリーに多くまわすことができます。
そのため、ソーラーパネルを装着していないモデルよりも航続可能距離は、伸びるようですよ。
ソーラーパネルでの発電量は年間1800㎞相当
2022年5月にデビューを果たした新型ソルテラ(SOLTERRA)に用意されているソーラーパネルの発電量を航続可能距離に換算すると、年間1800kmとなるそうです。
1年間で1800km相当の電力をソーラーパネルで発電できると聞くと多そうに聞こえますが、一日平均にすると、だいたい約5㎞くらいなんですよね。
この新型モデルのソーラーパネルのメーカーオプション価格は55万円なので、発電力を考えると、コスパ(コストパフォーマンス)は、決して良くありません。
ただ、少しでも新型ソルテラ(SOLTERRA)の航続可能距離を伸ばしたいと考えている方には、太陽光で充電を行うことができるようになるソーラーパネルは、良いオプションかもしれませんね。
新型ソルテラのソーラールーフ【欠点やデメリット、注意点をチェック】
このように電気自動車の欠点でもある航続可能距離を伸ばしてくれる新型ソルテラ(SOLTERRA)のソーラーパネルですが、欠点&デメリット、注意をしないといけないところもありました。
この新型モデルにオプションで用意されているソーラーパネル(ソーラールーフ)の欠点&デメリット、注意点を包み隠さずお話したいと思います。
ソーラーパネルを装着できるのは上位モデルのみ
今回デビューを果たした新型ソルテラ(SOLTERRA)は、ET-SSとET-HSという2つのグレードを用意していますが、天井にソーラーパネルを装着することができるのは、最上位モデルに位置をする”ET-HSグレード”のみです。
下位モデルに位置をするET-SSグレードは、AWD/FWD問わずソーラーパネルを装着することができないので、ご注意くださいね。
ちなみに、今回デビューを果たした新型ソルテラ(SOLTERRA)のET-SSとET-HSは車体重量などの違いから、航続可能距離も差があるんですよね。
■新型ソルテラの航続可能距離のグレード差
なので、この新型モデルのET-HSグレードにソーラーパネルを装着すると、若干ですが、航続可能距離の差を埋めることができますよ。
サンルーフの装着は不可
また、2022年5月にデビューを果たした新型ソルテラ(SOLTERRA)は、明るく開放感のある車内空間にしてくれるサンルーフもメーカーオプションで用意しています。
■新型ソルテラのサンルーフ
ただ、今回デビューを果たした新型モデルは、ソーラーパネルとサンルーフを同時装着することができません。
この新型モデルのサンルーフは開閉をすることはできないのですが、ガラスエリアのサイズが多きため、後部座席に座っていても、サンルーフの開放感を味わうことができます。
一方、この新型モデルは、ブラックルーフを採用しているため、サンルーフが装着していないモデルでは、若干ですが、窮屈感や圧迫感を感じることがあります。
サンルーフのオプション価格は22万円となっており、ソーラーパネルよりもお手頃です。なので、、ソーラーパネルではなく、サンルーフの方を装着するのも一つの方法なのかなと思いました。
発電量は使用する環境で大きく変わる
また、ソーラーパネルの発電量は、使用する環境で大きく変わることも、欠点&デメリットの一つです。
今回デビューを果たした新型ソルテラ(SOLTERRA)のソーラーパネルは、停車中に充電をするような仕組みになっているんですよね。
そのため、自宅の駐車場に天井のある方やガレージに駐車している場合、発電効率が一時るしく低下します。また、当然のことながら、梅雨などの雨の日や雪の日も発電量が低下します。
このように新型ソルテラ(SOLTERRA)のソーラーパネルの発電量は、駐車環境によって大きく変わるので、ご注意くださいね。
まとめ:航続可能距離を伸ばす新型ソルテラのソーラーパネル
2022年5月にデビューを果たした新型ソルテラ(SOLTERRA)にオプションで用意されているソーラーパネル(ソーラールーフ)の魅力や注目ポイント、欠点を確認してみたところ、このようになっていました。
■新型ソルテラのソーラーパネルのまとめ
・航続可能距離で換算すると年間1800km相当
・装着できるのは、TE-HSグレードのみ
・天井のある駐車場では充電に不利
・サンルーフとの同時装着はできない
今回デビューを果たした新型モデルのソーラーパネルの発電量を航続可能距離に換算してみると、1800kmに相当するそうです。
ただ、55万円というオプション代を考えると、コストパフォーマンスはお世辞にも良いとは言えません。また、屋根のある駐車場などでは、充電量が劣るという欠点&デメリットも…。
なので、ソーラーパネルを装着するかどうかは、ご自宅の駐車場のデザインなども考慮して判断した方が良さそうですね。
【重要】現在、ソーラーパネル仕様の注文受付中止
航続可能距離を伸ばしてくれる新型ソルテラ(SOLTERRA)のソーラーパネルですが、2022年度の生産台数の上限に達してしまったため、現在のところ、注文の受付を中止しているそうです。
また、ディーラーさんに確認をしたところ、注文受付の再開の目途もついておらず、未定のようです。
ソーラーパネルの注文受付状況の詳細に関しては、こちらの記事にまとめてありますので、気になる方は、確認をしてみてください。
ちなみに、ソーラーパネル仕様以外の納期・納車待ちに関しては、安定していますよ。