クロスオーバーと比較！新型ノートe-POWERのメリット＆デメリットを徹底解説

日産の人気コンパクトカー新型ノートe-POWER(E13型)には、オーテックが設計＆開発をおこなったカスタムモデルのノート クロスオーバーが用意されています。

様々な専用装備を備えている新型クロスオーバーは、ノートe-POWERにはない魅力＆メリットがあります。

ただ、標準モデルのノートe-POWERもカスタム仕様のノート クロスオーバーにはないメリットが…。

カスタム仕様のクロスオーバーと比べて、新型ノートe-POWER(E13型)は、どこが優れているのでしょうか？逆にクロスオーバーより劣っているとこは、どこなのでしょうか？

実車画像を使って、メリット＆デメリットを紹介します。

クロスオーバーより良い！新型ノートe-POWERの魅力＆メリット

2024年1月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノートe-POWER(E13型)とカスタム仕様の新型クロスオーバーの外装は、それぞれ次のようなデザインをしています。

■新型ノートe-POWERの外装

■ノートクロスオーバーの外装

新しく生まれ変わった新型モデルは、ボディと同じ色をあしらったグリル”カラードグリル”を採用していることもあり、ポップな見た目に…。

そんな新型モデルは、ノート クロスオーバーにはない次のような魅力＆メリットがありました。

見切りの良さ＆小回り性能

カスタム仕様のクロスオーバーにはない新型ノートe-POWER(E13型)の魅力＆メリットのひとつは、運転のしやすさです。

今回デビューをはたした新型モデル/クロスオーバーどちらも。比較的ボディサイズが小さい5ナンバーサイズのクルマとなっています。

ただ、新型ノートe-POWER(E13型)の方が全長/全幅/全高すべてひとまわり小さくなっていることもあり、運転席からの見切りが良いです。

■新型ノートe-POWERとクロスオーバーのサイズ比較

また、ノートe-POWERの方がボディサイズが小さいおかげで、小回り性能を表す最小回転半径も小さくなっています。

■新型ノートe-POWERとクロスオーバーの最小回転半径比較

カスタム仕様の新型クロスオーバーでも十分に満足できる小回り性能を誇っていますが、狭い路地や家の駐車場が狭い方は、小回りが効く新型ノートe-POWER(E13型)の方が良いかもしれませんね。

乗り降りのしやすさ

オーテックが設定＆開発をしたクロスオーバーより乗り降りがしやすいのも、新型ノートe-POWER(E13型)の特徴＆魅力のひとつです。

今回デビューをはたした新型モデルの最低地上高は、カスタム仕様のクロスオーバーより25mmほど低くなっているんですよね。

また、サイドシルの縁(へり)もベースモデルのノートe-POWERの方が2cmほど狭くなっています。

■新型ノートe-POWERのサイドシル

■ノート クロスオーバーのサイドシル

そのおかげもあり、スムーズに乗り降りをすることができます。

若い方は、新型ノートe-POWER/クロスオーバーどちらもスムーズに乗り降りをすることができると思いますが、小さいお子さんや年配の方は、最低地上高が低く、サイドシルの張り出しも小さいノートe-POWERの方が安心なのかなと思いました。

荷物の積み込みやさ

荷室・ラゲッジスぺースの使い勝手、荷物の積み込みやすさもノート クロスオーバーにはない新型ノートe-POWER(E13型)の特徴＆メリットのひとつです。

今回デビューをはたした新型モデルとクロスオーバーの荷室サイズやアレンジは、まったく同じになっています。

ただ、標準モデルの新型ノートe-POWER(E13型)の方が荷室開口部の位置が60mmほど低くなっているんですよね。

■開口部が低い新型ノートe-POWERの荷室

■開口部が高いノートクロスオーバーの荷室

そのおかげもあり、スーツケーズやゴルフバッグなど重たい荷物を積み込みやすいです。
この荷室・ラゲッジスペースの使い勝手の良さも、ノート クロスオーバーにはない新型ノートe-POWER(E13型)の特徴＆魅力のひとつなのかなと思いました。

クロスオーバーより劣る！新型ノートe-POWERの欠点＆デメリット

乗り降りのしやすさや荷室の使い勝手などカスタム仕様のノート クロスオーバーにはない魅力＆メリットがある新型ノートe-POWER(E13型)ですが、クロスオーバーより劣るところも…。

そんな新型モデルの欠点＆デメリットを包み隠さずお話したいと思います。

内装・インテリアの安っぽさ

カスタム仕様のクロスオーバーより劣る新型ノートe-POWER(E13型)の欠点＆デメリットのひとつが、内装・インテリアの安っぽさです。

この新型モデルの車体本体価格は約230万円～とコンパクトカーでは比較的高額な部類にも関わらず、ファブリック素材のシートを採用しています。

■ファブリックシートを標準装備の新型ノートe-POWER

■合成レザーシートを標準装備のノート クロスオーバー

また、新型クロスオーバーと違い、新型ノートe-POWER(E13型)のインパネ・ダッシュボードは、プラスチック感が満載です。

■プラスチック感が強い新型ノートe-POWERのインパネ

■黒木目調のパネルを採用のノート クロスオーバー

そのおかげもあり、この新型モデルの内装・インテリアは、ノート クロスオーバーと比べると安っぽく感じてしまいます。

マイチェンをして新しく生まれかわった新型モデルは非常に使い勝手の良いクルマになっていますが、内装の高級感や上質感を求める方は、ノート クロスオーバーの方が良いのかなと思ってしまいました。

 後部座席の快適性

また、後部座席の快適性・居心地の良さにも、新型ノートe-POWER(E13型)とノート クロスオーバーで差があります。

この新型モデルとクロスオーバーで、後部座席の足元空間や頭上スペースに差はありません。

ただ、ノート クロスオーバーのみ、後部座席の中央に引き出して使用をするセンターアームレストを備えているんですよね。

■センターアームレストを標準装備のノート クロスオーバー

■センターアームレストの用意がない新型ノートe-POWER

また、スマホやiPhoneなどを収納するのに便利な小型ポケットを用意しているのも、新型クロスターのみです。

■ノート クロスオーバーに標準装備の小型ポケット

後部座席の居住スペースに差はない2台のモデルですが、後部座席の居心地や快適性に関しては、センターアームレストなど装備や機能が充実しているノート クロスオーバーの方が良いのかなと思いました。

まとめ：クロスオーバーにはない魅力がある新型ノートe-POWER

オーテックが設計＆開発をおこなったノート クロスオーバーと比べると、2024年1月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノートe-POWER(E13型)は、次のようなメリット＆デメリットがありました。

■新型ノートe-POWERのメリットのまとめ

■新型ノートe-POWERのデメリットのまとめ

内装・インテリアの豪華さや後部座席まわりの装備＆機能の充実度では多くおよばないですが、新型ノートe-POWER(E13型)は、乗り降りのしやすさや荷室の使い勝手などノート クロスオーバーにはない魅力があります。

また、ノート クロスオーバーより車体本体価格＆乗り出し価格が安いのが、この新型モデルの最大のメリットなのかなと思いました。