2019年9月、トヨタの新型カローラセダン(Corolla Sedan)とツーリング(Touring)が同時に発売されました。
クルマの使い勝手に関しては、荷室が広いステーションワゴン仕様の”ツーリング(Touring)”の方が良いですが、セダン(Sedan)の方にも様々な魅力が…。
トヨタからデビューを果たした新型カローラセダン(Corolla Sedan)が、ツーリング(Touring)よりも優れている部分は、どこだったのでしょか?また、どんな魅力を備えていたのでしょうか?
新しく生まれ変わった新型モデルの魅力、ツーリング(Touring)よりも優れているところを包み隠さず紹介したいと思います。
目次
コスパの良さ【新型カローラセダンの魅力1】
2019年9月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型カローラセダン(Corolla Sedan)の魅力の一つは、コストパフォーマンス(コスパ)の良さです。
フロントマスクやタイヤ、シートなどこの新型モデルの大部分は、兄弟車のステーションワゴン仕様”ツーリング(Touring)”と共通のデザインとなっています。
■新型カローラセダンの外装
■新型カローラツーリングの外装
ただ、同じグレード同士を比べてみると、セダンの方がツーリング(Touring)よりも圧倒的に車体本体価格が安くなっています。
■WxBの車体本体価格を比較
セダン | ツーリング | 価格差 | ||
ガソリン | 1.8L/FF | \2,315,500 | \2,365,000 | \49,500 |
1.2ターボ/FF | \2,409,000 | \2,458,000 | \49,000 | |
ハイブリッド | FF | \2,750,000 | \2,799,500 | \49,500 |
E-Four | \2,948,000 | \2,997,500 | \49,000 |
■Sグレードの車体本体価格を比較
セダン | ツーリング | 価格差 | ||
ガソリン | FF | \2,139,500 | \2,216,500 | \77,000 |
ハイブリッド | FF | \2,574,000 | \2,651,000 | \77,000 |
E-Four | \2,772,000 | \2,849,000 | \77,000 |
■GXグレードの車体本体価格を比較
セダン | ツーリング | 価格差 | ||
ガソリン | FF | \1,936,000 | \2,013,000 | \77,000 |
ハイブリッド | FF | \2,403,500 | \2,480,500 | \77,000 |
E-Four | \2,601,500 | \2,678,500 | \77,000 |
乗り出し価格で比べると、差はさら広がる
また、車体本体価格にオプションや諸経費&税金を加えた乗り出し価格で、この2台のモデルの価格差を比較すると、差はさらに広がります。
新型カローラツーリング | 3,424,946円 |
新型カローラセダン | 3,320,026円 |
乗り出し価格の差 | 104,920円 |
>>> 新型カローラツーリングとセダンの見積もり比較の詳細はコチラ
私が貰ってきた最上位モデルの”WxB(ダブルバイビー)”の見積もりでは、ツーリング(Touring)のみオプションでアクセサリーコンセントが備わっている事もあり、ちょっと分かりにくくなってしまっているのですが、
アクセサリーコンセントのオプション価格(4万4000円)の分を差し引いて計算をすると、新型カローラセダン(Corolla Sedan)とセダンでは、6万円もの差が生じます。
このように見ると、この2台のモデルの価格差は大きいですよね。
荷室・ラゲッジスペースの使い勝手は異なりますが、ツーリング(Touring)と同じ装備&機能を備えたモデルを5万円以上もお得に買えるのは、セダン車の魅力の一つなのかなと思いました。
乗り心地の良さ【新型カローラセダンの魅力2】
また、乗り心地の良さも、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型カローラセダン(Corolla Sedan)の魅力の一つです。
この新型カローラ(Corlla)は、先代モデルよりも重心が低いロー&ワイドを強調したデザインに生まれ変わったこともあり、ビックリするくらいの乗り心地の良さになっていました。
特にカーブを曲がった時の安定感や自分が狙ったラインをしっかりとトレースしてくれる感じは、目を見張るものがありました。
ステーションワゴン仕様の”ツーリング(Touring)”でも、この乗り心地の良さを感じることができます。
ただ、ツーリング(Touring)よりもクルマのバランスが良いためか、また、風の抵抗を受けにくいフォルムになっているためか、直進安定性やカーブを曲がった時のタイヤの接地感&安定性は、セダン(Sedan)の方が際立っている感じが…。
セダン(Sedan)とツーリング(Touring)でこれほど乗り心地に差があると思っていなかったので、ちょっと驚いたのですが、この乗り心地の良さは、新型カローラセダン(Corolla Sedan)の大きな魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
静寂性もセダンの方が上
また、乗り心地だけではなく静寂性に関しても、ツーリング(Touring)よりも新型カローラセダン(Corolla Sedan)の方が良い感じが…。
ステーションワゴン仕様の”ツーリング(Touring)”では、クルマの後部座席付近から聞こえてくる「グォーーー」と言った感じのロードノイズの大きさが、運転をしていて、少し気になったんですよね。(特にタイヤサイズが大きいWxBでは…)
しかし、トランクと後部座席が完全に独立をしているためか、セダン(Sedan)の方では、このクルマの後方から聞こえてくるロードノイズの大きさが、だいぶ和らいだ感じが…。
遮音性が完璧でロードノイズが全く聞こえないというわけではないのですが、ロードノイズが直に聞こえてくるハイブリッド車でも運転をしていて騒音の大きさが全く気にならないレベルに…。
なので、セダン車では、ロードノイズや騒音が大きくなりがちな高速道路を走行中でも、フロントシートと後部座席での会話がスムーズに行えます。また、セダン車では、後部座席まわりにスピーカーが用意されていないのですが、音楽やラジオもシッカリと聞こえます。
後部座席まわりの狭さを除いたドライブ中の快適性は、ツーリング(Touring)よりもセダン(Sedan)の方が上なのかなと感じました。
まとめ:新型カローラセダンは予想以上の仕上がりに…
2019年9月にフルモデルチェンジをして新発売をしたトヨタのフラッグシップモデル新型カローラセダン(Corolla Sedan)には、このような魅力がありました。
売れ行き的には、兄弟車にあたるステーションワゴン仕様の”ツーリング(Touring)”の方が圧倒的に上です。
ただ、運転をする楽しやさ操舵性、直進安定性に関しては、兄弟車のツーリング(Touring)”よりも”セダン(Sedan)”の方が優れているように感じました。
新型カローラセダン(Corolla Sedan)とツーリング(Touring)のどちらを購入しようか迷っている方は、両方のモデルを試乗してみた方が良いです。きっと乗り心地やカーブを曲がった時の安定性の違いにビックリすると思いますよ。