日本を代表するSUV新型フォレスター(Forester)がフルモデルチェンジを行い、5代目モデルがデビューをしました。
今回新発売された新型モデルは、4代目モデルのデザインを踏襲しているため、内装・インテリアも大きな変更点はありません。ただ、この5代目モデルの内装・インテリアは、先代モデルよりも上質感のあるデザインに…。
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また、プレミアム感のあるデザインになっただけではなく、スイッチなどの配置も見直され、使い勝手の良いデザインになっていました。
今回新発売された新型フォレスター(Forester)のインパネは、どのようなデザインになっていたのでしょうか?また、ハンドルやシフトレバーなど、インパネに備わっている各装備の操作性などは、どうだったのでしょうか?
2018年6月にデビューをした5代目モデルのインパネのデザイン、使い勝手を確認してきたので、徹底的にレビューをしてみたいと思います。
目次
5代目新型フォレスターのインパネ【使い勝手・デザインを徹底レビュー】
2018年3月にデビューをしたスバルのスタイリッシュSUV新型フォレスター(Forester)の内装・インパネは、このようなデザインになっています。
■5代目新型フォレスターのインパネ
ちなみに、こちらは先代モデルのインパネです。
■4代目モデルのインパネ
インパネ中央上段に様々な情報を表示してくれるマルチファンクションディスプレイを搭載するなど、基本的なデザインは共通しています。
しかし、今回新発売された新型モデルは、ナビなどが装着されるセンタークラスター部分にボリュームを持たせたデザインに…。また、センターコンソールのサイドなど、先代モデルよりも高級感・上質感のあるデザインになっているように感じました。
■新型フォレスターのセンターコンソール
そんな新型フォレスター(Forester)のインパネに備わっている各パーツのデザインや使い勝手を確認したいと思います。
スタイリッシュになったハンドル・ステアリングホイール
今回新発売された新型フォレスター(Forester)のインパネに備わっているハンドル・ステアリングホイールは、このようなデザインになっています。
■新型フォレスターのハンドル
今回新発売された新型モデルは、全グレード本革巻きを採用。ハンドルに施されているシルバーの加飾が良いアクセントになっており、競合車・ライバル車よりも高級感のあるデザインになっていました。
また、ハンドルの右側にはクルーズコントロール関係とSI-DRIVEモードを選択するステアリングスイッチを、そして、左側にはオーディオ操作とマルチファンクションディスプレイを切り替えスイッチを標準装備。
■新型フォレスターのステアリングスイッチ
それ以外にも、ハンドル・ステアリングホイールの右下にはステアリングヒータースイッチが、また、ハンドル裏側には、パドルシフトまで用意されています。
■新型フォレスターのステアリングヒータースイッチ
スイッチ類が多いため、若干ゴチャゴチャとした印象を持ちますが、ハンドルから手を離す事なく、様々な操作が手元で行えるのは、とても便利だと思いました。
ちなみに、今回私が見た”プレミアム(Premium)”のハンドルのステッチカラーは、シルバーだったのですが、X-BRAKE(Xブレイク)では、専用のオレンジカラーになっています。
このようにグレードによってステッチのカラーが異なるのも、ハンドル・ステアリングホイールの注目ポイントの一つなのかもしれませんね。
プッシュ式のエンジンスターターは便利だけど…
今回新発売された新型フォレスター(Forester)では、ハンドル・ステアリングホイールの右側にプッシュ式のエンジンスターターが装備されています。
■新型フォレスターのプッシュ式のエンジンスターター
しかし、このプッシュ式のエンジンスターターが標準装備されているのは、”プレミアム(Premium)”と”アドバンス(Advance)”の2つのグレードのみです。他のグレードでは、メーカーオプション設定となっています。
車格や車体本体価格を考えると、プッシュ式のエンジンスターターは、全グレード標準装備にしても良かったのかなと思いました。
高級感漂うシフトレバー
今回新発売された新型フォレスター(Forester)のシフトレバーは、このようなデザインになっています。
■新型フォレスターのシフトレバー
この新型モデルでは、全グレード、ストレートタイプのシフトレバーとなっています。
また、今回新発売された新型モデルのシフトレバーでは、ピアノブラック調のノブとブーツを採用。高級感とスポーティーさを兼ね備えたデザインになっているのが、印象的でした。
電動のパーキングブレーキとオートブレーキホールドを採用
また、今回新発売された新型モデルの注目ポイントの一つが、サイドブレーキです。
先代モデルでは、手動式のサイドブレーキだったのですが、今回新発売された新型モデルでは、電動のパーキングブレーキに変更。また、ブレーキペダルから足を放しても、停車状態を維持してくれるオートブレーキホールドスイッチも標準装備されました。
■フォレスターの電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド
センターコンソール全体がスッキリとしただけではなく、運転をラクにしてくれる機能が充実しているのも、魅力の一つなのかなと思いました。
使い勝手が良くなったXモードスイッチ
また、今回新発売された新型フォレスター(Forester)のインパネで大きく進化をした装備の一つが、Xモードスイッチです。
先代モデルでは、シフトレバーの前方に小さなスイッチが用意されていただけでしたが、今回新発売された5代目モデルでは、ダイヤル式に変更。
■新型フォレスターのXモードスイッチ
このXモードスイッチを右に回すと、雪道や河川敷などの走行を想定した”スノー・ダートモード”に、そして、左に回すと、深雪や砂地・ぬかるみなどハードな路面を走行を想定した”ディープスノー・マッドモード”に変更する事が可能です。
■スノー・ダートモード
■ディープスノー・マッドモード
ダイヤル位置も運転席から近くなり、走行中、視線を下に落とさずに操作できるようになったのも、とても良いと思いました。
直感的に操作できる空調パネル
今回新発売された新型フォレスター(Forester)は、全グレード、左右独立温度調整機能付きのフルオートエアコンが標準装備されています。
そして、この新型モデルのエアコン/ヒーターの温度や風量を調節する空調パネルは、このようなデザインになっています。
■新型フォレスターの空調パネル
今回新発売された新型モデルは、使い勝手を重要視したダイヤル式に…。
見た目はシンプルですが、走行中でも操作しやすく、個人的には、好感が持てるデザインになっていました。
ちなみに、上記の2連ダイヤル式の空調パネルを採用しているのは、新型フォレスター(Forester)の”アドバンス(Advance)”と”プレミアム(Premium)”のみ。
“X-BRAKE(Xブレイク)”や最廉価モデルの”ツーリング(Touring)”では、空調パネルのデザインが若干異なり、3連ダイヤル式になっています。
■Xブレイクの空調パネル
ただ、3連のダイヤル式になっている”X-BRAKE(Xブレイク)”や”ツーリング(Touring)”の空調パネルも、2連ダイヤル式と同様に十分に使い勝手が良いように感じました。
使い勝手&操作性の良いスイッチ類
今回新発売された新型フォレスター(Forester)では、ハンドル・ステアリングスイッチの右側に様々なスイッチを配置しています。
■新型フォレスターのスイッチ類
このスイッチベースには、横滑りなどを抑えるVDC(ビークルダイナミクスコントロール)やアイドリングストップ(アイスト)の解除スイッチなどを装備。また、自動でテールゲートを開閉できる電動パワーリヤゲートスイッチもこの位置に配置されています。
この新型モデルの各スイッチ類の間にはスペースが開いており、押し間違いがしにくいような工夫が施されているのが、個人的には、好印象でした。
2018年6月にデビューをした5代目新型フォレスター(Forester)の内装・インパネは、このようなデザインになっていました。
今回新発売された新型モデルは、先代モデルよりも上質感のあるデザインに…。
また、Xモードスイッチなど使い勝手が良くなったのも好印象でした。
これからこの新型モデルの試乗に行く際は、進化をした新型フォレスター(Forester)の内装・インパネにも注目をしてみてくださいね。
ちなみに、アクセントカラーのオレンジが印象な”X-BRAKE(Xブレイク)”とそれ以外のモデルでは、内装・インパネのデザインに違いが…。
このようにグレードによって、内装やインテリアに違いがあるので、試乗をする際は、しっかりと確認をしてみてくださいね。