2020年12月にデビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の最上位モデルに位置をする”Xグレード”では、メーカーオプションで高速道路の運転を楽にしてくれる自動運転支援技術”プロパイロット機能”を備えています。
プロパイロット機能自体は、人気ミニンバンの”セレナ(SERENA)”やSUVの”エクストレイル(X-TRAIL)”、軽自動車の”ルークス(ROOX)”などにも装着されており、一般的になってきました。
しかし、今回デビューをした新型モデルに装着されているプロパイロットは、今までの日産車とは一味異なる最新バージョンに…。
今回デビューを果たした新型モデルに用意されているプロパイロット機能は、従来のものよりもドコが進化したのでしょうか?また、どのような乗り心地になっていたのでしょうか?
新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に搭載されているプロパイロット機能が先代モデルよりも進化したところ、注目ポイントを分かりやすく紹介したいと思います。
目次
ルート減速支援機能【新型ノートe-POWERのプロパイロットの進化1】
2020年8月にデビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に搭載されているプロパイロット機能の注目ポイントの一つが、大きいカーブの手前で自動的減速してくれる”ルート減速支援機能”が備わったことです。
従来は設定した速度のままカーブに突入
セレナ(SERENA)やエクストレイル(X-TRAIL)では、カーブの大きさを検知して、自動的に減速をする機能は、備わっていなかったんですよね。
なので、カーブに差し掛かる前にプロパイロットの設定速度を落とすか、自分でブレーキペダルを踏んで一時的にプロパイロット解除しないと、最初に設定をした速度のままカーブに突入してしまいます。
私も以前、エクトレイルを試乗した際にプロパイロット機能を使わせて貰ったのですが、時速80km/hくらいで首都高の大きなカーブに突入をして、慌ててブレーキを踏んたことがありました。
進化したプロパイロットはカーブ手前で自動で減速
しかし、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているプロパイロット機能は、ナビと連動しており、ナビの地図情報から、走行先のカーブの大きさを事前に取得し、R(アール)のきついカーブでは、自動的に減速するようになっていました。
私も実際にこの新型モデルで首都高を試乗した時に”ルート減速支援機能”を試すことができたのですが、乗り心地は予想以上に良かったです。
この新型モデルのつーろ減速支援機能は、私がいつもブレーキを踏むタイミングよりも少し早いので、少し違和感を感じるものの、カーブに差し掛かる前にしっかりとスピードを落としてくれます。
なので、カーブを曲がっている時に過剰な横Gがかからず非常に快適です。
また、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のプロパイロットは、今までように手動で減速していたり、プロパイロットを解除していた手間がなくなり、高速道路での運転がさらに楽になったのも好印象でした。
ちなみに、私は運転に集中していたため、この新型モデルのプロパイロット機能に新たに搭載された”ルート減速支援機能”の画像や動画を取ることができなかったのですが、このルート減速支援機能に関しては、こちらの動画で確認をすることができますよ。
停止保持時間の拡大【新型ノートe-POWERのプロパイロットの進化2】
また、渋滞時などプロパイロットを自動再開してくれるまでの時間が拡大したのも、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に装着されているプロパイロット機能の注目ポイントの一つです。
従来のプロパイロットの停車保持時間は約3秒間
日産のセレナ(SERENA)やエクストレイル(X-TRAIL)などに備わっている従来のタイプのプロパイロットでは、約3秒が経過すると、停車保持機能が解除されてしまいます。
なので、3秒以内に動き始めれば、特にボタンなどの操作をすることなく、前走車に追従をしていってくれます。
ただ、従来のタイプのプロパイロット機能では、3秒以上停車をすると、停車保持機能が解除されてしまうため、再発進をするためには、ハンドルに備わっている”レジューム(RESUME)”ボタン、もしくは、アクセルペダルを踏む必要がありました。
そのため、渋滞時にプロパイロットを使用すると、「思ったよりもボタン操作やアクセル操作が多いな…。」と言った印象を持っていました。
新型ノートe-POWERの停車保持時間は約30秒に拡大
しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているプロパイロット機能は、渋滞時の停車保持機能が従来のタイプの10倍にあたる約30秒に設定…。
そのため、渋滞に巻き込まれた時のボタン操作やアクセル操作が、格段に少なくなりました。
このように渋滞に巻き込まれた時の再発進するための手間が少なくなったのも、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のプロパイロット機能の魅力の一つなのかなと思いました。
制限速度支援機能【新型ノートe-POWERのプロパイロットの進化3】
また、2020年12月にデビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているプロパイロット機能に新たに追加された機能の一つが、制限速度支援機能です。
従来モデルは法定速度を検知することができない
首都高など高速道路によっては、区間によって制限速度が変わるところもありますよね。
日産のセレナ(SERENA)やエクストレイル(X-TRAIL)など、従来のプロパイロット機能では、制限速度を検知して自動的に自車の速度を調整する機能が備わっていませんでした。
プロパイロット機能を時速80km/hに設定をしていて走行している最中、法定速度60km/hの標識を確認したら、ハンドル・ステアリングホイールの右側に備わっているボタンを使って、手動で法定速度までプロパイロットの設定速度を下げる必要がありました。
進化したプロパイロットは法定速度を検知
しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているプロパイロット機能は、高速道路の法定速度を検知し、自動的に車速を調整してくれます。
なので、、この新型モデルは、プロパイロット機能を使用中にスピード違反で覆面パトカーに捕まった…なんてことはなくなりそうですね。
このように法定速度にあわせて自分で車速を調整する手間がなくなったのも、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているプロパイロット機能の魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
ちなみに、この制限速度支援機能は、メーターの設定画面からON/OFFを変更することができるみたいですよ。
まとめ:安全性&快適性が良くなった新型ノートe-POWERのプロパイロット
2020年12月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているプロパイロット機能は、次のような進化を遂げていました。
■新型ノートe-POEWRのプロパイロット機能の進化のまとめ
・停車保持時間の拡大
・法制速度にあわせて設定速度を自動調整
そのおかげもあり、この新型モデルのプロパイロットは、従来のものよりも格段に乗り心地が良くなった感じが…。(特にカーブを曲がった時の…)
競合車・ライバル車の中にもこの新型モデルのプロパイロット機能のようなハンドルを自動操舵してくれるクルーズコントロールを備えているクルマもあります。
ただ、カーブで減速する機能や、法定速度を検知して車速を自動調整してくれる機能は、搭載していません。
このように進化を遂げたプロパイロット機能を備えているのは、競合車・ライバル車にはない新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の魅力&メリットの一つなのかなと思いました。