2020年12月にフルモデルチェンジをした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)は、メーカーオプションで真上から見下ろすような視点でクルマの周囲を見渡すことができる”アラウンドビューモニター”が用意されています。
先日、この新型モデルを試乗した際、アラウンドビューモニターを使わせて貰ったのですが、思ったよりも視認性が良く、使い勝手に優れている感じが…。
その一方、もう少し改善をして貰いたいところもありました。
そんな新型モデルのアラウンドビューモニターは、どのようなデザイン&使い勝手になっていたのでしょうか?また、この新型モデルのアラウンドビューモニターを実際に使ってみて、気になったところはドコだったのでしょうか?
8年ぶりにフルモデルチェンジをした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているアラウンドビューモニターのデザインや使い勝手、視認性を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型ノートe-POWERのアラウンドビューモニター【デザイン&機能性をチェック】
2020年12月にデビューを果たした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているアラウンドビューモニターは、このようなデザインをしています。
■新型ノートe-POWERのアラウンドビューモニター
アラウンドビューモニターはナビの画面に表示
コンパクトSUVのキックス(KICKS)やスーパーハイト系ワゴン車のルークス(ROOX)のようにルームミラー部分とナビの画面にアラウンドビューモニターを表示する車種もあります。
しかし、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)では、アラウンドビューモニターの映像は、純正のナビ画面のみに表示。
■新型ノートe-POWERの純正ナビ
ルームミラー部分には、表示することができない仕様になっていました。
今回デビューを果たしたこの新型モデルは、車体の後方のカメラ映像をルームミラー部分に映し出す”インテリジェントルームミラー”をオプションで用意しています。
■新型ノートe-POWERのインテリジェントルームミラー
せっかくオプションでインテリジェントルームミラーを用意するのなら、ルームミラー部分にアラウンドビューモニターの映像を表示できるようにしても良かったのかなと、思いました。
移動物や障害物を検知する機能も搭載
また、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意さられているアラウンドビューモニターでは、移動物や障害物を検知する機能が備わっています。
例えば、車の前後左右に備わっているカメラが映しだすことができる範囲内に、歩行者などの移動物がいる場合、移動物がいる場所の枠のカラーを変更して注意を促してくれます。
■移動物を検知した時の様子
また、この新型モデルのアラウンドビューモニターは、車の前後に備わっているソナーとも連動しており、車速約10km/h以下で走行中、ソナーが障害物をとらえると、画面と警告音で注意を促してくれます。
このように歩行者や障害物を検知してお知らせしてくれる機能を備えているのも、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているアラウンドビューモニターの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
新型ノートe-POWERのアラウンドビューモニター【視認性をチェック】
このようにナビの画面に映し出すようになっている新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のアラウンドビューモニターですが、視認性&使い勝手は、どうだったのでしょうか?
私がこの新型モデルに用意されているアラウンドビューモニターを実際に使用した感想を、包み隠さず紹介したいと思います。
ナビの画面サイズが大きく、視認性は良好
今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のアラウンドビューモニターを使ってみて良いと思ったのが、視認性の良さです。
この新型モデルでは、シフトレバーをバックに入れる、もしくは、ナビの下の部分に用意されている”カメラ スイッチ”を押すと、アラウンドビューモニターが立ち上がります。
■新型ノートe-POWERのカメラ スイッチ
そして、ナビの画面には、真上から見下ろしているかのような360度の映像と前後のカメラ映像の2つが表示されます。
■新型ノートe-POWERのアラウンドビューモニター画面
ただ、この新型モデルに用意されている純正ナビは、画面サイズが9インチワイドあるということもあり、画面の小ささを一切感じることはありませんでした。
また、新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)は、ナビの設置位置がメーターと同じレベルの高さになっており、アラウンドビューモニターを確認する時の視線の移動が小さくてすむのも好印象でした。
映像のクリアさはイマイチ
このように視認性&使い勝手に優れる新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のアラウンドビューモニターですが、欠点&デメリットもありました。
それは、この新型モデルのアラウンドビューモニターは、画面が歪んで見えることがあるということです。
と、言うのも、今回デビューを果たしたこの新型モデルに用意されているアラウンドビューモニターは、車体の前後左右に備わっているカメラの映像を合成して、真上から見下ろすような視点の映像を作りあげているんですよね。
■アラウンドビューモニター用カメラ
なので、ナビに表示されるアラウンドビューモニターの映像画面は、合成感が残ってしまっています。
また、アラウンドビューモニターの画面に映し出される歩行者や障害物も歪んでみえます。
なので、アラウンドビューモニターの画面だけをみて、歩行者や障害物とどれくらいの距離があるのかを把握するのは、少し難しい感じが…。
今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のアラウンドビューモニターは、非常に使い勝手のよい機能ですが、合成感の少ないクリアな画面になってくれたら、安全性や安心感はさらに高まるのかなと思いました。
まとめ:駐車の時に頼りになる新型ノートe-POWERのアラウンドビューモニター
2020年12月にデビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているアラウンドビューモニターのデザインや使い勝手、視認性は、このようになっていました。
■新型ノートe-POWERのアラウンドビューモニターのまとめ
・移動物や障害物を検知する機能を搭載
・ナビ画面が大きいため、視認性は良好
・画面に合成感があるため、慣れが必要
この新型モデルに用意されているアラウンドビューモニターの画面は、合成感があるため、多少クセがあります。
ただ、真上から見下ろすような視点で自車の周囲を確認することができるアラウンドビューモニターは、バックや駐車をする時、とても頼りになる存在なのかなと思いました。
ちなみに、この新型モデルに用意されているアラウンドビューモニターは、単品のオプションとして用意されているのではなく、他のアイテムとひとまとめになったセットをオプションとして用意されています。
そのため、オプション価格は少し高めに…。
また、この新型モデルのアラウンドビューモニターは、グレードによってオプション価格に違いがあるので、ご注意くださいね。