日産のセレナ(SERENA)やトヨタのヴォクシー/ノア/エスクァイアなどの競合車・ライバル車と熾烈なトップ争いをしているホンダの新型ステップワゴン(STEPWGN)。
この新型モデルが先日マイナーチェンジをしましたが、競合車・ライバル車と大きく異なるのが、荷室・ラゲッジスペースの使い勝手です
日産のセレナやトヨタのヴォクシーなどは、3列目シートを収納する際に、サイドにシートを跳ね上げるタイプを採用しているのに対し、新型ステップワゴン(STEPWGN)では、3列目シートを床下に収納するタイプを採用しています。
>>> 使い勝手は競合車よりも良い!?新型ステップワゴンの荷室アレンジ画像レビュー
先日、この3台の荷室を見比べる事ができたのですが、シートを床下に収納する事ができる新型ステップワゴン(STEPWGN)の方が、収納時の荷室が広々としていて良いと思いました。
このように使い勝手が良い新型モデルの荷室・ラゲッジスペースですが、広さはどれくらいなのでしょか?サイズ・広さに、不満は無かったのでしょうか?
先日、試乗に行った際、この新型モデルの荷室サイズを確認してきたので、紹介したいと思います。
新型ステップワゴンの荷室サイズ:3列目シート使用時
3列目シートを使用した時の新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインになっています。
■新型ステップワゴンの荷室:3列目シート使用時
先ほども申し上げた通り、このクルマは、床下に3列目シートを収めるデザインになっています。なので、3列目シートを立ち上げると、この3列目シートを畳んで収める空間を収納スペースとして、活用する事ができます。
■3列目シート使用時の広さ&奥行き
意外と深さもあり、使い勝手は良さそうですよね。
深さもあり使い勝手が良さそうなこの収納スペースですが、試乗をした時にサイズを計測してみたところ、このようになっていました。
■新型ステップワゴンの荷室サイズ:3列目シート使用時
荷室長:約 460mm
荷室幅:約 985mm
荷室高:約1,335mm
新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースの奥行きは、競合車の日産のセレナ(SERENA)やトヨタのヴォクシー(VOXY)よりも若干狭くなっています。
ただ、深さのある収納スペースのおかげで、荷室・ラゲッジスペースの奥行きは、全く気になりませんでした。むしろ、深さがある分、競合車・ライバル車の荷室・ラゲッジスペースよりも使い勝手が良いように感じました。
また、助手席側の荷室・ラゲッジスペースの壁面には、小物を入れるポケットを用意しているのも好印象でした。
新型ステップワゴンの荷室サイズ:3列目シート収納時
一方、3列目シートを収納した時の新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインになっています。
こちらが、後部座席を一番後ろにスライドした時の様子。
そして、こちらが後部座席を一番前にスライドした時の様子です。
3列目シートを収納すると、荷室・ラゲッジスペースの奥行きが、かなり広くなりますね。
2列目シートを一番後ろにスライドした状態でも、十分に広い荷室・ラゲッジスペースになっているように感じました。
また、3列目シートを使用した状態では、シートを収納する空間を収納スペースとして利用する事ができましたが、3列目シートを収納すると、このようにフラットな荷室・ラゲッジスペースに…。
段差や隙間がなく、荷物の出し入れの妨げにならないように工夫されているが、好印象でした。
そんな新型ステップワゴン(STEPWGN)の3列目シートを収納した時の荷室サイズを確認してみたところ、このようになっていました。
■新型ステップワゴンの荷室サイズ:3列目シート収納時
荷室長:約1,180mm ~ 1,760mm
荷室幅:約 985mm
荷室高:約1,245mm
3列目シートを収納&2列目シートを一番後ろにスライドした時の荷室・ラゲッジスペースの奥行きは、約1,180mmとなっていました。
3列目シートを使用時と比較して、荷室の奥行きは、かなり広くなりましたよね。
2列目シートを一番後ろにスライドした状態でも、普段使いだけではなく、家族旅行など荷物が多くなるシーンに、十分に対応できる広さを確保しているように感じました。
また、新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースを確認してみて、印象的だったのが、横幅のサイズです。
跳ね上げ式の収納方式を採用している日産のセレナやトヨタのヴォクシーなどでは、3列目シートを収納すると、横幅が狭くなってしまうのが欠点・デメリットです。
しかし、新型ステップワゴン(STEPWGN)では、床下に3列目シートを収納するので、まるで3列目シートが付いてい無かったかのように広々とした荷室・ラゲッジスペースに…。
実際にこのクルマと競合車を見比べてみると、荷室のスッキリ感が全く異なります。
様々な工夫を凝らした競合車・ライバル車の荷室・ラゲッジスペースも、とても魅力的ですが、個人的には、新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースが、一番使い勝手が良いのかなと、思いました。
2列目シートを一番前にスライドすると、車中泊も可能
また、今回ビッグマイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)の2列目シートを一番前にした時の荷室・ラゲッジスペースの奥行きは、なんと約1,760mm。
競合車・ライバル車と比較しても、引けを取りません。
なので、荷室・ラゲッジスペースもほぼフルフラットですし、このまま布団やマットを敷けば、そのまま車中泊をする事もできちゃいます。
身長が約175cmある私が荷室・ラゲッジスペースで横になると、足が2列目シートに触れてしまいますが、天井が高い事もあり、思ったよりも窮屈感はありませんでした。
また、横幅も広いので、家族3人くらいなら余裕で横になれそうです。
この広々として、また、フラットな荷室・ラゲッジスペースは、車中泊をするのにも、ピッタリなのかなと、思いました。
ちなみに、新型ステップワゴン(STEPWGN)の2列目シートを一番前にスライドすると、このように2列目シートの足元空間は、ほとんどなくなってしまうので、注意をしてくださいね。
2017年9月にマイナーチェンジをして新発売された新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースのサイズを確認したところ、このようになっていました。
荷室サイズだけを比較すると、日産のセレナ(SERENA)やトヨタのヴォクシー/ノア/エスクァイアなどの競合車・ライバル車と大きな違いは、ありません。
ただ、3列目シート使用時の深さの収納スペースなど、数値では表せない魅力が新型ステップワゴン(STEPWGN)の荷室・ラゲッジスペースには、あるように感じました。
今回のマイナーチェンジで新登場したハイブリッド車のパワーや乗り心地の良さが注目を集めていますが、この荷室・ラゲッジスペースの広さや使い勝手の良さも、この新型モデルの注目ポイントの一つだと、思います。
もしこれから試乗に行かれる方は、競合車・ライバル車とデザインが異なる荷室・ラゲッジスペースにも、ぜひとも注目をしてみてくださいね。