2019年3月にデビューを果たした日産のハイト系ワゴン2代目新型デイズ(DAYZ)は、3つのタイプの異なるエンジンを用意しており、グレードによって、搭載されているパワートレインが異なります。
例えば、ノーマルモデルは、自然呼気エンジンのみでモーターのアシストは、付きません。一方、上位モデルのハイウェイスター、モーターがエンジンをアシストする”Sハイブリッド”がは全グレード共通で標準装備されています。
また、プロパイロット機能が用意されているのは、上位モデルのハイウェイスターのみなど、グレードによって、搭載されている機能や装備も大きく異なります。
なので、当然、使用する目的やシチュエーションによって、おすすめグレードも変わってきます。
6年ぶりにフルモデルチェンジをして新発売された日産のハイト系ワゴン新型デイズ(DAYZ)の各グレードは、どのような使用シチュエーションにピッタリなのでしょうか?
使用目的・シチュエーションに分けて、2019年3月にデビューを果たしたこの2代目モデルのおすすめグレードを紹介したいと思います。
目次
コスパ最優先!新型デイズをとにかく安くに買いたい人にピッタリなグレードとは?
■新型デイズのおすすめグレード
6年ぶりにフルモデルチェンジをして新発売された日産のハイト系ワゴンをできるだけ安く購入したと言う方におススメなのが、ノーマル車の最廉価モデルのSグレードです。
最廉価モデル(乗り出し価格で約150万円前後)と言う事もあり、他のグレードと比較すると運転席周りの機能や装備は、シンプルです。
例えば、エアコンは、フルオートタイプではなく、シンプルなマニュアル式です。
■Sグレードのエアコン
また、エンジンの立ち上げも、プッシュ式のエンジンスターターではなく、鍵を差し込んで回るタイプとなっています。
ただ、他のグレードと比較して、見劣りをするのは、これらの運転まわりのアイテムのみです。Sグレードのそれ以外のアイテムは、他のグレードと遜色ありません。
例えば、最新の安全装備システム。
最廉価モデルのSグレードでも、自動ブレーキ(インテリジェント エマージェンシーブレーキ)や踏み間違い防止アシストなどの最新の安全装備システムは標準装備されており、他のグレードと比較しても見劣りしません。
また、このSグレードのJS08燃費モードは29.4km/Lとなっており、新型デイズ(DAYZ)の中でもトップクラスの数値を誇っています。
アイドリングストップなどの基本的な機能もしっかりと備えていますし、この2代目モデルを少しでも安く購入したいと考えている方には、このSグレードは、ピッタリなモデルの一つなのかなと思いました。
近所のみ!普段使い目的で新型デイズの購入を考えている人にピッタリなグレードとは?
■新型デイズのおすすめグレード
ハイウェイスターX
セカンドカーとしての購入を検討している方や、近所のスーパーマーケットへの買い物、子供の送り迎えなど普段使い目的で新型デイズ(DAYZ)の購入を検討している方にピッタリなグレードは、”ノーマルモデル Xグレード”、もしくは、”ハイウェイスターX”です。
この2台のモデルの特徴の一つが、燃費性能の良さです。
ノーマルモデルのXグレードとハイウェイスターXは、自然呼気エンジンを搭載している事もあり、燃費性能に優れています。
■新型デイズのXグレードとハイウェイスターXの燃費性能
ノーマルモデル Xグレード (FF車) | 29.4km/L |
ハイウェイスターX (プロパイロット未装着/FF車) | 29.8km/L |
また、先代モデルは、エンジンのパワーがイマイチだったため街乗り目的のクルマでもターボエンジンの方が良いのかなと思っていました。
しかし、今回フルモデルチェンジをして新発売された新型デイズ(DAYZ)に搭載されている自然呼気エンジン”BR06DE”は、先代モデルよりも扱いやすい仕様に…。
■新型デイズに搭載されているBR06DEエンジン
坂道や山道を運転すると若干のパワー不足を感じるシーンがありましたが、街中を運転してパワーや加速力の不足でストレスを感じるシーンはありません。なので、普段使いなら、自然呼気エンジンを搭載しているモデルで十分なのかなと思いました。
ノーマルモデルのXグレードとハイウェイスターXでは、どっちがおすすめ?
自然呼気エンジンを搭載している新型デイズ(DAYZ)のノーマルモデルのXグレードとハイウェイスターXですが、どちらの方がおススメなのでしょうか?
正直に言って、どちらでも大丈夫です^^
ノーマルモデルのXグレードとハイウェイスターXでは、外装や内装のデザインが大きく異なるため、お好きな方のグレードを購入すれば良いと思います。
■ノーマルモデル Xグレードの外装&内装
■ハイウェイスターXの外装&内装
ただ、この2台のモデルを購入する際に注目をして貰いたいのが、アイドリングストップからの立ちあがりです。
自然呼気エンジンのみを搭載しているノーマル車のXグレードでは、エンジンが再始動する際、ブルブルとした振動がハンドルやシートから伝わってきます。良くも悪くもガソリン車のアイドリング ストップと言った感じです。
一方、自然呼気エンジンとモーターを組み合わせたパワートレインを採用しているハイウェイスターXでは、再始動の際、ECOモーターで駆動するため、ノーマル車のXグレードよりも振動やノイズが少なく、スムーズに発進をする事ができます。
どちらも街乗りでは十分な走り&乗り心地を楽しむ事ができる新型デイズ(DAYZ)ですが、快適でスムーズな走り&乗り心地を好む方は、エンジンとモーターを組み合わせたパワートレインを採用しているハイウェイスターXの方が最適なのかなと思いました。
普段使いでは、プロパイロット エディションは必要ない
ちなみに、ハイウェイスターXには、同一車線自動運転技術”プロパイロット機能”が標準装備されている”プロパイロット エディション”が用意されています。
ただ、このプロパイロット機能は、高速道路の運転をラクにする機能となっており、一般道では使用する事はできません。(クルーズコントロールとしては、使用する事ができますが…。)
なので、街中の運転がメインの日常使いなら、特にプロパイロット機能が搭載されていなくても良いのかなと思いました。
ファーストカーとして使用!新型デイズで遠出をしたい方にピッタリなグレードとは?
新型デイズのおすすめグレードとは?
街乗りだけではなく、土曜日や日曜日には、新型デイズ(DAYZ)に乗って、遠くにお出かけやドライブ旅行に出かけたいと思っている方にピッタリなグレードは、最上位モデルの”ハイウェイスターGターボ プロパイロット エディション”です。
先ほど、街乗りメインの普段使いでは、ターボエンジンは必要ないと言いましたが、ノーマルエンジンでは、やはり高速道路での追い越し加速時や合流時に思ったよりもスピードがついてこなくて、少しストレスが溜まるんですよね。
しかし、ノーマルエンジンの約1.7倍のパワーを誇るターボエンジンを搭載したハイウェイスターGターボでは、高速道路での追い越し加速時のストレスがだいぶ緩和されます。(普通乗用車と比較すると、若干劣りますが…)
■ハイウェイスターGターボに搭載されているターボエンジン
また、車速だけではなく、車線の中央を走行するようにハンドルの操舵制御を自動で行ってくれるプロパイロット機能は、高速道路での運転をラクにしてくれるので、このクルマに乗って遠くにお出かけをしたい方にピッタリです。
確かにターボエンジンを搭載しているハイウェイスターGターボは、自然呼気エンジンよりも燃費性能は劣ります。
■新型デイズ ハイウェイスターGターボとXの燃費比較
ハイウェイスターGターボ プロパイロット エディション(FF車) | 25.2km/L |
ハイウェイスターX プロパイロット エディション(FF車) | 28.6km/L |
ただ、ファーストカーとして使用する事を考えているのなら、高速道路から坂道・山道までどんな場面でもチカラ強く走れるハイウェイスターGターボの方が、ピッタリなのかなと思いました。
2019年3月にフルモデルチェンジをして新発売された日産のハイト系ワゴン”新型デイズ(DAYZ)”は、ご覧の通り、使用目的・シチュエーションによって、おすすめのグレードが異なります。
なので、このクルマを購入する際は、使用目的をベースにグレード選びをするのが良いと思いますよ。また、購入前には、しっかりと試乗をして、乗り心地やパワーなどを確認するようにしてくださいね。