2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をしたホンダの新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、スッキリとした薄型&水平基調のダッシュボードを採用しているため、前方の視界は非常に良いです。
また、後方&斜め後方の視界も予想以上に良く、競合車・ライバル車よりも安心感がありました。
そんな新型モデルの後方&斜め後方の視界、視認性は、どのような感じだったのでしょうか?また、競合車・ライバル車よりもこの新型モデルの後方&斜め後方の視界が優れていると感じた理由は、何だったのでしょうか?
フルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の後方の視界&視認性を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型ヴェゼルの真後ろの視界&視認性をチェック
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をしたホンダの新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の真後ろの視界は、このようになっています。
■新型ヴェゼルの真後ろの視界
リヤウィンドウのサイズは競合車よりも広い
パッと見た感じそれ程広く感じないこの新型モデルのリヤウィンドウですが、トヨタの新型ヤリスクロス(ヤリスクロス)や日産の新型キックス(KICKS)と比較すると、ひと回りリヤウィンドウのサイズは大きくなっています。
■トヨタ 新型ヤリスクロスのリヤウィンドウ
このように見比べると、この新型モデルのリヤウィンドウの大きさがわかりますよね。
ホンダの新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)でも、後部座席に大人が座ると、リヤウィンドウのほとんどが隠れてしまうため、真後ろの視界&視認性はどうしても悪くなってしまいます。
ただ、後部座席に誰も乗車していない時、小さいお子さんが座っている時の真後ろの視界&視認性は、競合車・ライバル車よりもリヤウィンドウが広いこの新型モデルの方が良いように感じました。
ディーラーオプションでアドバンスドルームミラーを用意
このように後部座席に同乗者が乗車すると、後方の視界が悪くなってしまう新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)ですが、ディーラーオプションでリヤウィンドウに搭載したカメラの映像を映し出して、スッキリとした後方の視界をサポートする”アドバンスドルームミラー”を用意しています。
■新型ヴェゼルのアドバンスドルームミラー
(引用:ホンダ公式ホームページ)
荷室・ラゲッジスペースにたくさんの荷物を積み込む機会が多い方など、後方の視界&視認性に不安がある方は、スッキリとしたクリアな視界&視認性をサポートするアドバンスドルームミラーの装着を検討しても良いかもしれませんね。
メーカーオプションでマルチビューモニターを用意
(引用:ホンダ公式ホームページ)
また、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の上位モデル”Zグレード”&”PLaY(プレイ)”では、メーカーオプションで真上から見下ろすような視点でクルマの周囲を確認することができる”マルチビューモニター”を用意しています。
この新型モデルの”マルチビューモニター”は、ハンドル操作に連動した進路予測を表示するなど、競合車・ライバル車にはない機能を搭載。
駐車やバックが苦手な方は、マルチビューモニターの装着を検討しても良いかもしれませんね。
ちなみに、この新型モデルに用意されているマルチビューモニターは、後付けをすることができないのでご注意を…。
新型ヴェゼルの斜め後方の視界をチェック
また、2021年4月にデビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)を試乗して先代モデルよりも良くなっていると感じたのが、斜め後方の視界です。
■新型ヴェゼルの斜め後方の視界
先代モデルよりもサイドウィンドウが広くなった新型ヴェゼル
今回デビューを果たしたこの新型モデルは、サイドウィンドウ後方に後部座席のドアハンドルを埋め込むようなデザインとなっています。
■新型ヴェゼルの後部座席のドアハンドル
そのため、サイドウィンドウ後方の柱(Cピラー)が太く、斜め後方の死角は大きいため、お世辞にも、「斜め後方の視界は良好です!」とは言えません。
■新型ヴェゼルのサイドウィンドウ後方のCピラー
しかし、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)は、先代モデルよりもサイドウィンドウの下端のラインが低くなっています。
また、この新型モデルは、サイドウィンドウの上端のライン絞りが先代モデルよりも緩やかになっています。
■新型ヴェゼルのサイドウィンドウ
■先代モデルのサイドウィンドウ
そのおかげもあり、今回デビューを果たした新型モデルの後方の視界&視認性は、先代モデルよりも少し良くなっているように感じました。
斜め後方の視界をサポートする安全装備を用意
(引用:ホンダ公式ホームページ)
また、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の上位モデル”PLaY(プレイ)”と”Zグレード”では、バックで出庫する際、左右から近づいてくるクルマを検知して、ブザーとナビの表示でお知らせをしてくれる”後退出庫サポート”を用意しています。(Zグレードは、メーカーオプションのホンダコネクト ディスプレイを装着時のみ)
また、この新型モデルの上位モデル”PLaY(プレイ)”と”Zグレード”のみなのですが、斜め後方に車両の存在を検知すると、サイドミラーに備わったインジケーターを点灯して注意を喚起してくれる”ブラインドスポットインフォメーション”も標準装備となっています。
■新型ヴェゼルのサイドミラー
ちなみに、競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタの新型ヤリスクロス(YARIS CORSS)では、後退出庫サポート&ブラインドスポットインフォメーションは、メーカーオプション設定だったんですよね。
また、日産の新型キックス(KICKS)に関しては、後方&斜め後方の視界をサポートする後退出庫サポート&ブラインドスポットインフォメーションのような機能の用意ありません。
斜め後方の視界&視認性に若干の不安の残るこの新型モデルですが、後方や斜め後方の視界&視認性をサポートする最新の安全装備が最初から付いているのは、競合車・ライバル車にはない新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の魅力の一つなのかなと思いました。
まとめ:競合車よりも安心感が高まった新型ヴェゼル
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の後方&斜め後方の視界&視認性は、このようになっていました。
■新型ヴェゼルの後方の視界&視認性のまとめ
・先代モデルよりも良くなっているものの、斜め後方は死角が多い
・後方&斜め後方の視認性を高める安全装備&オプションを用意
今回デビューを果たした新型モデルは、競合車・ライバル車よりもリヤウィンドウが大きいこともあり、後方の視界&視認性は、コンパクトSUVの中では比較的良く、安心感があります。
また、この新型モデルの上位モデルでは、バックでの出庫をサポートする”後退出庫サポート”や、高速道路での車線変更をサポートする”ブラインドスポットインフォメーション”が標準装備されているのも好印象でした。