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ハイブリッドとガソリンの差は予想以上!新型ヤリスクロスの税金とエコカー減税

先日、トヨタからデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の見積もりを貰って驚いたことの一つが、ハイブリッド車とガソリン車の税金とエコカー減税です。

この新型モデルのハイブリッド車とガソリン車では、エコカー減税の減税率が大きく異なることもあり、クルマを購入する時の税金(自動車重量税と環境性能割)の支払いに大きな差が…。

また、このハイブリッド車とガソリン車の乗り出し価格の差にも大きな影響が…。

今回デビューを果たしたこの新型モデルのハイブリッド車とガソリン車のエコカー減税の減税率には、どのような違いがあったのでしょうか?また、この新型モデルのハイブリッド車とガソリン車では、実際の税金の支払い額にどれくらいの差があったのでしょうか?

私が貰ってきた見積もりを使って、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車とガソリン車の税金・エコカー減税の違いを紹介したいと思ういます。

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新型ヤリスクロスの購入時にかかる税金は?

今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に限らずクルマを購入する際には、次の3つの税金が課税されます。

■クルマを購入する際にかかる税金

・自動車税
・環境性能割
・自動車重量税

このようにクルマを購入する際は3つの税金がかかるのですが、グリーン化特例やエコカー減税の関係で、ハイブリッド車とガソリン車では減税率や課税額どに違いが…。

新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車とガソリン車では、減税率や課税額にどれくらい差があるのか見ていくことにしましょう。

排気量に応じて課税される自動車税

クルマの排気量に応じて課税される自動車税(自動車税種別割)ですが、排気量が1490ccの新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)は、ハイブリッド車/ガソリン車どちらも毎年3万5000円課税されます。

■新型ヤリスクロスの自動車税

ただ、この新型モデルのハイブリッド車はグリーン化特例の基準を満たしているため、翌年度の自動車税は75%免税され、7,625円となります。

燃費性能に応じて課税率が変動する環境性能割

自動車取得税の代わりに2019年10月からスタートした環境性能割(自動車税環境性能割)は、燃費性能によって税率が変わってくるのですが、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車とガソリン車では、それぞれ次のようになっていました。

■新型ヤリスクロスの環境性能割りの課税率

今回デビューを果たしたこの新型モデルのガソリン車は2WD/4WD問わず購入金額に対して1%課税されるのに対し、ハイブリッド車では全グレード非課税に…。

環境性能割りが100%免税(非課税)になっているのは、ガソリン車にはないハイブリッド車ならではのメリット&魅力の一つなのかなと思いました。

クルマの重さに応じで課税される自動車重量税

また、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)はエコカー減税対象車となっているため、自動車の車体重量によって課税される”自動車重量税”が軽減されます。

ただ、ハイブリッド車とガソリン車では、自動車重量税の軽減率に違いがありました。

■新型ヤリスクロスの自動車重量税

今回デビューを果たしたこの新型モデルのガソリン車は、自動車重量税の軽減の基準に達しなかったたため、2WD車/4WD車とわず全グレード軽減対象外に…。

なので、優遇処置はなく100%支払わないといけません。

一方、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車は、自動車重量税の軽減の基準に達していたため、4WD/2WD問わず全グレード100%免税になっていました。

100%免税というのは、かなり大きいですよね。

この自動車重量税の課税額も、この新型モデルのハイブリッド車とガソリン車の大きな違いなのかなと思いました。

新型ヤリスクロスの税金の課税額【ハイブリッドとガソリンでどれくらい違う?】

このように環境性能割の課税率や自動車重量税の軽減率が異なる新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車とガソリン車ですが、実際の見積もり金額では、どれくらい違いがあるのでしょうか?

私が貰ってきた見積もりを使って、この新型モデルのハイブリッド車とガソリン車の税金の違いを比較してみたいと思います。

ガソリン車の課税額は?

こちらが、私が貰ってきた新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のガソリン車の最上位モデル”Zグレード”の見積もりです。

■ガソリン車の見積もり
グレード:Zグレード

私が貰ってきたガソリン車の最上位モデル”Zグレード”の税金の課税額を確認してみたところ、次のようになっていました。

■ガソリン車を購入にかかる税金

新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のガソリン車を購入するのにかかる税金は、約9万円となっていました。

この新型モデルのガソリン車は、環境性能割が1%課税されますし、自動車重量税も軽減されていないこともあり、がっつりと税金を持っていかれるなと言った印象を持ちました。

ハイブリッド車の課税額は?

一方、こちらは、今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車の最上位モデル”ハイブリッドZ”の見積もりです。

■ハイブリッド車の見積もり
グレード:ハイブリッドZ

そして、私が貰ったこの新型モデルのハイブリッドZの見積もりの課税額を確認してみたところ、次のようになっていました。

■ハイブリッド車の購入にかかる税金

自動車税の登録月が異なることもありますが、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のガソリン車の課税額が87,300円に対し、ハイブリッド車はたった2,500円に…。

この税金の差は、かなり大きいですよね。

新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)は、ハイブリッド車とガソリン車の同じグレード同士の車体本体価格を比較すると、約37万円~39万円の差があります。

■新型ヤリスクロスの車体本体価格

ただ、税金などを含めた乗り出し価格で計算をすると、ハイブリッド車とガソリン車の価格差は30万円くらいに縮まります。

30万円の価格差をガソリン代などの維持費で元を取るのはかなり難しいですが、「ハイブリッド車は良いけれど、ちょっと高いな…」と言った心理的負担は、だいぶ軽減されるように感じました。

まとめ:税金面でだいぶ優遇されている新型ヤリスクロス

2020年8月にデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車とガソリン車の税金・エコカー減税を確認してみたところ、このようになっていました。

■新型ヤリスクロスの税金のまとめ

・新型ヤリスクロスの自動車税は3万500円
・ガソリン車は環境性能割/重量税ともに対象外
・ハイブリッド車は、環境性能割り/自動車重量税ともに免税

この新型モデルのハイブリッド車は、コンパクトSUVの中でも燃費性能が良いこともあり、税金面ではかなり優遇されている感じが…。

ガソリン車よりも車体本体価格が格段に高い新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のハイブリッド車ですが、税金で2台のモデルの価格差が小さくなるのは、ハイブリッド車の購入を検討している人には良いニュースなのかなと思いました。

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