ヤリスクロス(YARIS CROSS)に標準装備されているディスプレイオーディオは今までのようなカーナビのような機能はついていないのですが、ディーラーオプションとして用意されている”ナビキット”を装着することによって、車載ナビの機能を追加することができます。
ただ、ナビキットは、廉価モデル”エントリーナビ”と上位版に位置をする”T-Connectナビ”の2種類を用意しているんですよね。
今回デビューを果たした新型モデルに用意されている2種類のナビキット、”T-Connectナビ”と”エントリーナビ”は、どこが違うのでしょうか?
トヨタからデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されている”T-Connectナビ”と”エントリーナビ”の違いを確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
T-Connectナビとエントリーナビ共通の機能とは?【新型ヤリスクロスのナビ】
トヨタからデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されている”T-Connectナビ”と”エントリーナビ”どちらにも用意されている機能を確認したところ、このようになっていました。
■T-Connectナビとエントリーナビ共通のナビ機能
・ハンズフリー通話(Bluetooth)
・オーディオ再生(Bluetooth)
・動画データ再生(USB)
・音楽データ再生(USB)
・1.5A対応USB給電
・Miracast対応
・SmartDeviceLink対応
・アップル カープレイ(Apple CarPlay)対応
・アンドロイド オート(Android Auto)対応
基本的なナビの機能に違いはなし
複数のルートを提示してくれる5ルート検索や音声案内を用意するなど、”T-Connectナビ”と”エントリーナビ”で基本的なナビの機能に違いはありません。
また、上位モデルに位置をする”T-Connectナビ”だけではなく、廉価モデルの”エントリーナビキット”も、アップルカープレイ(Apple CAR Play)やアンドロイド オート(Android)などのスマホ/iPhoneの連動機能を備えているのも好印象でした。
TV視聴はどちらもオプション設定
今回デビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されている2種類のナビキット”T-Connectナビ”と”エントリーナビ”は、どちらもUSBやBluetoothでのオーディオ再生を行うことはできます。
ただ、CD/DVDの再生に関しては、T-Connectナビ/エントリーナビどちらもオプション設定に…。
また、一般的なカーナビには標準装備されているテレビの視聴に関しても、この新型モデルのナビキットは、オプション設定になっていました。
エントリーナビキットでもヘルプネットは使用可能
2020年8月にデビューを果たした新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の魅力の一つは、ヘルプネットなど通信を活用したサポート”T-Connectサービス”を受けることができることです。
この新型モデルでは、T-Connectのサービスを受けるのに必要な通信端末”DCM”全グレードに搭載していることもあり、エントリーナビキット搭載モデルでも、ヘルプネットやマイカーサーチなどの基本的なサービスを受けることができますよ。
T-Connectナビとエントリーナビ共通のT-Connectサービス
・eケア
・マイカーサーチ/マイカーサーチPlus
・リモートスタート
新型ヤリスクロスのT-Connectナビとエントリーナビの違いとは?
基本的なナビの機能に違いがない新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の”T-Connectナビ”と”エントリーナビ”ですが、どんな違いがあるのでしょうか?
この新型モデルに用意されている2つのナビキット”T-Connectナビ”と”エントリーナビ”では、通信を利用した”T-Connectサービス”の一部サービス&機能に違いがありました。
■T-Connectナビのみ活用できる機能
・ハイブリッドナビ
・エージェント機能
・Apps
上位版に位置をする”T-Connectナビ”では、どのようなことができるのでしょうか?
新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の”T-Connectナビ”のみに搭載されている機能について、詳しくみていくことにしましょう。
マップオンデマンド【T-Connectナビのみの機能1】
上位モデルに位置をする”T-Connectナビ”のみに搭載されている機能の一つが、地図の自動更新を行ってくれる”マップオンデマンド”機能です。
廉価モデルに位置をする”エントリーナビ”では、地図の無料更新は付いていないのですが、上位版の”T-Connectナビ”では、3年間の地図無料更新が付いています。
しかも、高速道路や有料道路が開通すると、最短で即日で地図の更新をしてくれるようです。
頻繁に高速道路での運転をする方や遠出をする方には、自動的に地図を更新してくれる”マップオンデマンド”は、嬉しい機能なのかなと思いました。
ハイブリッドナビ【T-Connectナビのみの機能2】
また、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の”T-Connectナビ”のみに用意されている機能の一つが、ハイブリッドナビです。
このハイブリッドナビとは、車載ナビとトヨタ独自のビッグデータ”トヨタスマートセンター”の2つのシステムを活用して、ルート案内をしてくれる機能です。
これにより、常に短時間で目的地に到着することができるルートを紹介していくれます。
また、ハイブリッドナビ機能を搭載した”T-Connectナビ”では、”エントリーナビ”にも搭載されている”5ルート”に加えて、”最速ルート”と”関東ETC2.0料金割引優先ルート”の2つのルートを追加。
より多くのルートから選択できるようになっているのは、エントリーナビにはない”T-Connectナビ”の魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
エージェント機能【T-Connectナビのみの機能3】
また、話しかけることによってナビの操作や検索をすることができる音声対話サービス”エージェント機能”を搭載しているのも、T-Connectナビ専用の機能です。
ナビに話かけるだけで目的地の登録ができると、かなり便利ですよね。
また、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されているは具体的な目的地入れるだけではなく、「この近くのコンビニを探して」などの曖昧な検索にも対応しているので、非常に便利ですよ。
Apps(アップス)【T-Connectナビのみの機能4】
また、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)の”T-Connectナビ”は、好みのアプリをインストールしてナビをカスタマイズする”Apps(アップス)”を用意しています。
カーナビをスマホのように使えるのは、ちょっとスゴイですよね。
この新型モデルのApps(アップス)は、「ぐるなび」や「ウェザーニューズ」などレジャーに行く時に重宝するものから減速のスムーズさをランクとポイントで採点をする「停止の達人。」まで幅広いアプリを用意。
自分好みのカーナビに仕上げることができるのは、廉価版の”エントリーナビキット”にはない”T-Connectナビ”の魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
オペレーターサービス【T-Connectナビのみの機能5】
また、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)のナビキットの上位モデル”T-Connectナビ”の注目の機能の一つが、オペレーターサービスです。
この”T-Connectナビ”に用意されているオペレーターサービスとは、専用のオペレーターに行き先を伝えると、ドライバーに代わってオペレーターが目的地を検索して、カーナビに登録をしてくれます。
また、オペレーターサービスの上位版”オペレーターサービス Plus”では、オペレーターが目的地を検索&登録するだけではなく、お願いをすると、ホテルやレストランなどの予約も行ってくれます。
レクサスなど高級車に備わっているようなサービスが、新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)で味わえるのは、凄いですよね。
オペレーターサービスは年払い3,630円(月払い330円)、オペレーターサービス Plusは年払い6,050円(月払い550円)のサービス料がかかります。
ただ、専用のコンシェルジュが常にいるかのようなサービスを受けることができると考えると、この金額を支払う価値は十分にあるように感じました。
まとめ:ワンランク上のサービスを提供する新型ヤリスクロスのT-Connectナビ
新型ヤリスクロス(YARIS CROSS)に用意されている2種類のナビキット”T-Connectナビ”と”エントリーナビ”は、このような違いがありました。
この新型モデルに用意されている”エントリーナビ”は、廉価モデルとは思えない十分に満足できる機能を備えています。なので、エントリーナビキットを選んだとしても、機能や装備で物足りなさを感じることはありません。
ただ、ワンランク上の特別感のあるサービスを受けたい方には、上位モデルに位置をする”T-Connectナビ”の方がピッタリなのかなと思いました。