2020年3月にフルモデルチェンジをして新発売をした日産の新型ルークス(ROOX)は、機能や装備が充実している上位モデルのハイウェイスターの方が圧倒的に人気が高くなっています。
ただ、コスパやお買い得感に関しては、上位モデルに位置をするハイウェイスター(HighwaySTAR)よりも標準車の方が良い感じが…。
なぜ私は、ハイウェイスターよりも標準モデルの方がお得と感じたのでしょうか?また、上位モデルのハイウェイスター(HighwaySTAR)にはない標準モデルの魅力やメリットは、何だったのでしょうか?
新型ルークス(ROOX)の上位モデルに位置をするハイウェイスターにはない標準モデルの魅力やメリット、特徴を包み隠さず紹介したいと思います。
目次
乗り出し価格の安さ【新型ルークス標準モデルの魅力1】
今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)の標準モデルの魅力の一つは、車体本体価格&乗り出し価格の安さです。
標準モデルとハイウェイスターの車体本体価格の差はいくら?
標準車の最上位に位置をする”Xグレード”とプロパイロット機能を搭載していないハイウェイスターXの車体本体価格を比較すると、このように約19万円ほど標準モデルの方が安くなっています。
■新型ルークスの車体本体価格
FF車 | 4WD | |
標準モデル Xグレード | \1,546,600 | \1,680,800 |
ハイウェイスターX | \1,734,700 | \1,868,900 |
車体本体価格の差 | \188,100 | \188,100 |
機能や装備の差を埋めても乗り出し価格の差は大きい
また、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)の標準モデルとハイウェイスターは、乗り出し価格の差も大きいです。
こちらは、私が貰ってきたこの新型モデルの標準車のXグレードと、プロパイロット機能が備わっていないタイプのハイウェイスターXの見積もりです。
■標準モデルのXグレードの見積もり
■ハイウェイスターXの見積もり
今回の見積もりでは、標準モデルのXグレードとハイウェイスターXの機能や装備の差をなくすために、標準モデルのXグレードの方には、安全支援システムのSOSコールを装着しましたのですが、それでもこのように乗り出し価格に大きな差が…。
■新型ルークスの乗り出し価格を比較
標準モデル Xグレード (FF車) | \2,431,423 |
ハイウェイスターX (FF車) | \2,588,785 |
乗り出し価格の差 | \157,362 |
この乗り出し価格の差は、ちょっと大きいですよね。
この新型モデルの見積もりをもらう際、「できるだけ安いグレードを求めて、標準車のXグレードを購入していくお客様も大勢いらっしゃいます。」と、ディーラーさんも言っていましたが、この車体本体価格の安さ&乗り出し価格の安さは、標準モデルのXグレードの魅力の一つなのかなと思いました。
充実した機能や装備【新型ルークス標準モデルの魅力2】
また、機能や装備の充実度も、今回フルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)の標準モデルの魅力の一つです。
例えば、エアコン/ヒーター。
標準モデルの下位グレードに位置をする”Sグレード”はシンプルなマニュアル式のエアコン/ヒーターを標準装備していましたが、上位に位置をするXグレードでは、ハイウェイスターと同じタッチパネル式のフルオートエアコンを標準装備しています。
■標準モデルXグレードのフルオートエアコン
また、助手席側のみですが、手が荷物で塞がっている時に重宝をするハンズフリーオートスライドドアもしっかりと標準装備しているのも、この新型モデルの魅力の一つでした。
標準モデルでも安全装備も充実
このように機能や装備が充実している新型ルークス(ROOX)の標準モデルですが、イザという時にドライバーや同乗者の身を守ってくれる安全装備も充実しています。
■標準モデルに用意されている主な安全装備システム
・踏み間違い衝突防止アシスト
・インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)
・車線逸脱警報(LDW)
・インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)
・インテリジェントDA(ふらつき警報)
・車線検知機能
・先行車発進お知らせ
標準モデルはSOSコールが標準装備ではなくオプション設定になるなど、ハイウェイスターと比較すると、多少安全面は劣ります。
■新型ルークスのSOSコール
ただ、自動ブレーキや踏み間違い衝突防止アシストなどはしっかりと装着されており、基本的な安全装備システムに関しては、きちんと押さえているように感じました。
標準モデルの装備はハイウェイスターと大差ない
そんな新型ルークス(ROOX)の標準モデルの機能や装備ですが、実は上位モデルに位置をするハイウェイスターと大差がないんです。
今回フルモデルチェンジをして新発売をしたこの新型モデルのプロパイロット機能が搭載されていないタイプのハイウェイスターXと標準モデルのXグレードの機能や装備を比較してみたところ、このような差しかありませんでした。
■ハイウェイスターXと標準モデルのXグレードの主な違い
・14インチサイズ アルミホイール
・メッキボタン付きシフトレバー
・メッキ調インナードアハンドル
・SOSコール
・ニーエアバッグ
ハイウェイスターは、メッキボタン付きのシフトレバーやメッキ調インナードアハンドルを採用するなど、高級感や上質感は、ワンランク上になっています。
■標準モデルのシフトレバー
■ハイウェイスターのシフトレバー
ただ、重要な機能や装備に関しては、ハイウェイスターと標準モデルで思ったよりも差がないとと思いませんでしたか?(SOSコールに関しては、標準モデルでもオプションで付けることができます…)
しかも、たったこれだけの機能&装備の違いで、新型ルークス(ROOX)のハイウェイスターと標準モデルでは、約19万円も車体本体価格が異なります。
ハイウィスターのスタイリッシュな見た目が気に入れば別ですが、正直に言って、この機能や装備の差なら、わざわざ19万円払ってハイウェイスターXを購入する必要はないのかなと思ってしまいました。
まとめ:コスパに優れる新型ルークスの標準モデル
2020年3月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ルークス(ROOX)の上位モデルのハイウィスターは、スタイリッシュな見た目やプロパイロット機能など標準モデルにはない魅力がたくさんあります。
ただ、標準モデルでも十分に満足できる機能や装備を備えています。
しかも、ハイウィスターと標準モデルの車体本体価格や乗り出し価格を比較してみると、予想以上の差が…。
「セカンドカーとして軽自動車が欲しい。」など、コスパ重視でグレード選びをするのなら、ハイウェイスターよりも標準モデルのXグレードの方が良いのかなと思いました。