新型ノート クロスオーバーは小回りが効く？【最小回転半径をチェック】

2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)がベースモデルのノートe-POWERより劣るデメリットのひとつが、小回り性能です。

ただ、他のメーカーのコンパクトSUVと比べると、思ったよりも悪くない感じが…。

今回デビューをはたした新型モデルの小回り性能を表す最小回転半径は、どれくらいなのでしょうか？また、このクルマを実際に運転をしてみたところ、どのような感じなのでしょうか？

新しく生まれ変わった新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の小回り性能＆最小回転半径を徹底解説します。

新型ノート クロスオーバーの小回り性能【最小回転半径をチェック】

2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、このようなデザインをしています。

■新型ノート クロスオーバーの外装

今回デビューをはたした新型モデルは、シルバー塗装をほどこしたプロテクターやルーフレールを標準装備するなどSUVモデルらしい迫力のある見た目に…。

■新型ノート クロスオーバーのルーフレール

また、ベースモデルのノートe-POWERと違いアルミホイールを履いているのも、この新型モデルの特徴のひとつです。

そんな新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)ですが、小回り性能を表す最小回転半径を確認してみたところ、次のようになっていました。

■新型ノート クロスオーバーの最小回転半径

新型ノート クロスオーバーの最小回転半径は5.2m

2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の最小回転半径は、2WD車/4WD車どちらも5.2メートルとなっています。

一般的にに最小回転半径が4.5mを切るクルマは小回りが良いクルマと言われており、逆に5.5mを超えるクルマは小回りが効かないと言われています。

このように考えると、最小回転半径が5.2mのこの新型モデルは、そこそこ小回りが効くと考えても良さそうですね。

ノートe-POWERより小回りが効かないクロスオーバー

また、2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)とベースモデルのノートe-POWERの最小回転半径を比べてみたところ、次のようになっていました。

■ノート クロスオーバーとノートe-POWERの最小回転半径比較

今回デビューをはたした新型モデルとノートe-POWERのホイールベースはどちらも2580mmと、まったく同じになっています。

ただ、新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、ベースモデルのノートe-POWERより一回り大きいタイヤを履いていることもあり、最小回転半径は、ノートe-POWERより0.3mほど劣ります。

また、後ほど詳しくお話しますが、この新型クロスオーバーは、ノートe-POWERよりボディサイズが大きいこともあり、細い路地を運転をする際は、ノートe-POWERより気を使う必要があるように感じました。

競合車に負けていないクロスオーバーの小回り性能

また、2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)と競合車・ライバル車の最小回転半径を比べてみたところ、次のようになっていました。

■新型ノート クロスオーバーと競合車の小回り性能比較

今回デビューをはたした新型モデルの最小回転半径は、ちょうど平均的な値に…。

ただ、今回デビューをはたした新型モデルは、同じ日産から発売されているキックス(KICKS)よりボディサイズが小さい5ナンバーサイズになっていることを考えると、もうすこし最小回転半径が小さくても良かったのかなと思いました。

新型ノート クロスオーバーの小回り性能【実際に運転をして感じたこと】

競合車・ライバル車に負けていない小回り性能を備えている日産の新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)ですが、実際に運転をした感じは、どうだったのでしょうか？

この新型モデルを試乗して感じた小回り性能の良かったところ、気になったところを包み隠さずお話します。

狭い場所での駐車は少し苦手な新型ノート クロスオーバー

2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は5ナンバーサイズのクルマと言うこともあり、また、最小回転半径も悪いわけではないため、普通に運転をしていて小回り性能で困ることはありません。

ただ、ショッピングモールの駐車場や少し狭いコインパーキングなど駐車をする際、直角気味にバックをしなければいけない時には、小回り性能のなさを感じます。

ボディが小さいく、小回りが効くヤリス(YARIS)は、駐車をする際、直角バックぎみに侵入をしなければいけない時でも大きく膨らむことはないため、スムーズにクルマを駐車エリアの枠内に入れることができます。

一方、コンパクトカーのヤリスと比べると最小回転半径が0.4m大きい新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、直角バックをする際、ヤリスと比べると、思ったよりも膨らむ感じが…。

この新型モデルの小回り性能はスゴい悪いわけではないのですが、「最小回転半径が5.0mを切るクルマから乗り換えると、小回りが効かないな…。」と感じる場面があるのかなと思いました。

細い路地でも注意が必要

また、2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、細い路地での運転も注意が必要です。

今回デビューをはたした新型モデルは、ベースモデルのノートe-POWERと同様、5ナンバーサイズのクルマになっています。

ただ、フロントやリヤに専用のプロテクターを備えていることもあり、前後の張り出しが大きくなっています。

■新型ノート クロスオーバーのフロントプロテクター

また、前方の見切りもそれほど良くありません。

新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)は、アラウンドビューモニターや助手席側の死角を映し出すサイドビューカメラなど見切りの悪さをカバーする機能＆アイテムが用意されていますが、細い路地を運転をする際は、ちゅいが必要なのかなと思いました。

まとめ：十分に満足できる新型ノート クロスオーバーの小回り性能

2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノート クロスオーバー(NOTE CROSSOVER)の小回り性能＆最小回転半径を確認してみたところ、次のようになっていました。

■新型ノート クロスオーバーの最小回転半径のまとめ

今回デビューをはたした新型モデルの最小回転半径は2WD/4WDともに5.2mとなっており、コンパクトSUVとして考えると、十分に満足できる値になっています。

ただ、コンパクトカーと比べると、小回り性能が効かないと感じる場面もあるので、細い路地を運転する機会が多い方や駐車が苦手な方は注意をしてくださいね。