2016年に日本市場から姿を消したホンダのクロスオーバーSUV新型CRV/CR-Vが、完成度を高めて、2年ぶりに帰ってきました。
今回新発売された新型モデルのガソリン車は、5人乗り2列シート仕様に加え、7人乗りの3列シート仕様をラインナップ。3列目シートの足元空間の広さなど若干気になる部分はあるものの、意外と座り心地も良く、緊急時の補助シートとしては、重宝するのかなと思いました。
>>> 足元空間はやはり狭い!?新型CRV/CR-Vの3列目シートの居住性レビュー
そんな新型CR-V/CRVの5人乗り仕様と7人乗り仕様の後部座席(2列目シート)は、全くの別設計に…。なので、この2台のモデルの後部座液(2列目シート)は、座り心地や使い勝手が異なります。
今回新発売された新型モデルの5人乗り仕様と7人乗り仕様の後部座席(2列目シート)は、どのようなデザインになっていたのか?また、この2台のモデルの後部座席は、どのような違いがあるのでしょうか?
2018年8月にフルモデルチェンジをして新発売される新型CR-V/CRVのガソリン車の7人乗り仕様と5人乗り仕様の後部座席(2列目シート)の違いを紹介したいと思います。
新型CRV/CR-Vの後部座席【7人乗り仕様と5人乗り仕様の違いとは?】
2018年8月に日本再デビューを果たしたホンダのミドルクラスSUV”新型CRV/CR-V”の後部座席は、7人乗り仕様・5人乗り仕様それぞれこのようになっています。
■新型CRV/CR-Vの5人乗り仕様の後部座席
一方、こちらは5人乗り仕様の後部座席と別設計になっている7人乗り仕様の後部座席(2列目シート)です。
■新型CRV/CR-Vの7人乗り仕様の2列目シート
ヘッドレストのデザインを異なる新型CR-V/CRVの5乗り仕様の後部座席と7人乗り仕様の後部座席(2列目シート)ですが、ヘッドレストの形状以外にも様々な違いが…。
ガソリン車の7人乗り仕様と5人乗り仕様の後部座席(2列目シート)の3つの違いについて、詳しく紹介したいと思います。
後部座席の違い1:スライド機能
今回新発売された新型CR-V/CRVの5人乗り仕様と7人乗り仕様の後部座席(2列目シート)の大きな違いの一つは、足元空間の広さを調節できる前後スライド機能です。
新型モデルの5人乗り仕様の後部座席は、脚が固定されており、足元空間(ニークリアランス)の広さが調整できない設定になっています。
■5人乗り仕様の後部座席の足元空間
一方、新型CR-V/CRVの7人乗り仕様は、3列目シートの足元空間(ニークリアランス)を確保するために、2列目シートを前後スライドできる仕組みに…。
実際に7人乗り仕様の2列目シートを前後にスライドしてみると、このような感じに…。
■7人乗り仕様の2列目シートを前後にスライドした時の後部座席
この7人乗り仕様の2列目シートは十分なスライド幅を備えているため、後部座席の位置によって、足元空間(ニークリアランス)の広さがかなり違いますね。
やはり2列目シートを一番前にスライドすると、若干窮屈感を感じます。
ただ、この7人乗りシートの2列目シートを一番後ろに設定すると、5人乗り仕様の後部座席の足元空間(ニークリアランス)と比較しても、勝るとも劣らない広さと快適を確保しています。
足元空間の広さは5人乗り仕様でも十分ですが、後部座席(2列目シート)の機能性に関しては、5人乗り仕様よりもスライド機能を備えている7人乗り仕様の方が優れているのかなと思いました。
後部座席の違い2:シートサイズ
また、今回新発売された新型CR-V/CRVの5人乗り仕様と7人乗り仕様の後部座席(2列目シート)の大きな違いの一つが、シートサイズです。
今回新発売された新型モデルは、先代モデルよりもホイールベースが拡大され、その広々とした車内空間を活かして7人乗りの3列シート仕様が誕生しましたが、車内空間に余裕のある5人乗り仕様の後部座席の方がシートバックと座面が30mmほど大きくなっています。
■7人乗り仕様の2列目シート
■5人乗り仕様の後部座席
画像を見比べてもサイズの違いは分かりづらいですが、この2台のモデルを実際に座って乗り比べをしてみると、座り心地や快適性に明らかな差が…。
大きめの背もたれが肩口まで、また、大きな座面がひざ裏までしっかりとカバーをしてくれる5人乗り仕様の後部座席の方がやはり座り心地が良さを感じました。
このように新型CR-V/CRVの7人乗り仕様と5人乗り仕様の後部座席(2列目シート)は、座り心地が異なるので、どちらの仕様にしようかまとっている方は、後部座席の座り心地・快適性もしっかりと確認をしてみてくださいね。
後部座席の違い3:シートの収納方法
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型CR-V/CRVのガソリン車の5人乗り仕様と7人乗り仕様の後部座席(2列目シート)の最後の違いは、シートの収納方法です。
荷室・ラゲッジスペースの奥行きを広くする際、5人乗り仕様の後部座席は、背もたれを前方にパタンと倒すダイブダウン収納を採用しています。
■ダイブダウン収納時の新型CRV/CR-Vの5人乗りの後部座席
ちなみに、後部座席を収納した時の5人乗り仕様の荷室・ラゲッジスペースは、このようになっています。
■後部座席を収納した時の5人乗り仕様に荷室
荷室フロアの低さが背もたれ部分で大きな段差もなく、フルフラットな形状で使い勝手が良いデザインに…。
また、後部座席を収納した時の5人乗り仕様の荷室・ラゲッジスペースのフロア位置は、荷室開口部の掃き出し口と同じ高さになっており、重たい荷物の積み降ろしがしやすいデザインになっているのも好印象でした。
>>> 新型CRV/CR-V ガソリン車5人乗りの荷室サイズの詳細はコチラから
一方、新型CR-V/CRVの7人乗り仕様の2列目シートは、背もたれを前方にパタンと倒す”ダイブダン収納”ではなく、シート全体を小さく折り畳む”タンブル収納方式”を採用。
タンブル収納方式を採用している7人乗り仕様の2列目シートを実際に収納してみると、このような感じに…。
■タンブル収納時の新型CRV/CR-Vの7人乗りの後部座席
2列目シートを収納した時の新型CR-V/CRVの7人乗り仕様の荷室・ラゲッジスペースを確認したところ、このようなデザインになっていました。
■2列目シートを収納した時の7人乗り仕様に荷室
シート全体が小さく折り畳まれるので、荷室・ラゲッジスペースの奥行き(2列目シートまでの距離)は、5人乗りよりも7人乗りの方が広くなっています。
ただ、3列目シートの関係で、荷室・ラゲッジスペースのフロアは、5人乗り仕様よりも7人乗り仕様の方が高めの設定に…。
>>> 新型CRV/CR-V ガソリン車の7人乗りの荷室サイズ【アレンジで広さは全然違う!?】
長尺物を積み込むには、タンブル収納できる2列目シートを採用している新型CR-V/CRVの7人乗り仕様の方が向いていますが、背の高い荷物や重たい荷物を積み込むのには、5人乗り仕様の方が向いているのかなと思いました。
2018年8月にデビューをした新型CR-V/CRVのガソリン車の5人乗り仕様と7人乗り仕様の後部座席(2列目シート)を比較したところ、このようになっていました。
この新型モデルの7人乗りと5人乗りの後部座席(2列目シート)は、別設計になっている事もあり、使い勝手から座り心地まで様々な面で違いが…。
スライド機能や小さく収納できるタンブル機能を備えている7人乗り仕様の2列目シートの方が機能性は優れていますが、座り心地や快適性に関しては、サイズが大きい5人乗り仕様の後部座席の方が良くなっていました。
また、シートの作りや収納方法が異なるため、5人乗り仕様と7人乗り仕様では、荷室・ラゲッジスペースにも違いがありました。
>>> 7人乗りと5人乗りの3つの違いとは?新型CRV/CR-Vガソリン車の荷室の比較レビュー
このように今回新発売された新型CR-V/CRVのガソリン車の5人乗り仕様と7人乗り仕様では、後部座席や荷室のデザインに違いがあるので、どちらのモデルのしようか迷っている方は、このような違いに注目してみてくださいね。