トヨタから新発売されたミドルクラスSUV新型RAV4は、ガソリン車の4つのグレードにハイブリッド車2つのグレードを加えた計6グレードをラインナップしています。
ただ、この新型モデルでは、グレードによって、機能や装備だけではなく、フロントマスクデザインなどにも違いが…。
そんな新型モデルの各グレードは、どのようなデザインになっていたのでしょうか?また、グレードによって、装備や機能には、どのような差があったのでしょうか?
ここでは、2019年4月にフルモデルチェンジをして新発売されたトヨタの新型RAV4の価格や装備・使用の違いをグレード別に紹介したいと思います。
目次
新型RAV4 Xグレード/ハイブリッドXの価格や特徴は?
■ガソリン車”Xグレード”の車体本体価格
4WD:2,835,000円
■ハイブリッドXの車体本体価格
4WD:3,450,600円
■Xグレード/ハイブリッドXの主な装備
・スマートエントリースタートシステム
・ウレタン製3本スポークステアリングホイール
・運転席6ウェイ&助手席4ウェイマニュアルシート
・ファブリックシート表皮
・トヨタセーフティセンス
・17インチタイヤ&アルミホイール
機能や装備面よりもコストパフォーマンスを重視したグレード
2019年4月にデビューを果たしたトヨタの新型RAV4の中で一番手が届きやすいエントリーモデルとなっているのが、Xグレード/ハイブリッドXです。
ガソリン車のXグレードは300万円を切る価格設定となっており、他のグレードと比較すると、かなりお買い得な価格設定に…。
とは言え、LEDヘッドライトや17インチアルミホイールは標準装備されており、十分に満足できるレベルの機能や装備は備えていました。
■Xグレードのタイヤ&ホイール
また、トヨタの最新の安全装備システム”トヨタセーフティ-センス”もしっかりと用意されており、安全面にもしっかりと配慮されているのも好印象でした。
機能や装備の充実度は、他のグレードよりも劣る
ただ、新型RAV4の最廉価モデル”Xグレード”は、必要最低限の装備や機能は備えているものの、用意されていたら嬉しい便利な機能や装備の用意はありません。
また、外装や内装のデザイン・見た目も、他のグレードよりも劣ります。
例えば、このXグレードのフロントグリルは、ブラック塗装、フロントフォグランプが用意されていないため、他のグレードよりもシンプルな見た目になっています。
また、合成レザーではなく、ファブリック素材のシートを内装・インテリアに採用しているのも、このXグレードだけです。
■Xグレードのシート
できるだけ安くこのクルマを購入したい方には、このXグレードはピッタリなモデルになっていますが、外装や内装のデザインにこだわる方は、上位モデルを選んだ方が良いのかなと思いました。
新型RA4の中で唯一FF車を用意
また、この新型RAV4の最廉価モデル”Xグレード/ハイブリッドX”の注目ポイントの一つは、駆動方式です。
他のグレードでは、四輪駆動(4WD)しか用意がありませんが、このXグレード/ハイブリッドXは、4WD車だけではなく、2輪駆動のFF車を用意。
街乗りメインで四輪駆動が必要ない人にとっては、2輪駆動のFF車が用意されているのは、嬉しいですよね。
四輪駆動だけではなく、二輪駆動(FF車)を用意しているのも、他のグレードには無いこのXグレードの大きな特徴の一つなのかなと思いました。
新型RAV4 Gグレード/ハイブリッドGの価格や特徴は?
■Gグレードの車体本体価格
ハイブリッド車 (4WD):3,817,800円
■Gグレード/ハイブリッドGの主な装備
・本革巻きステアリングホイール&シフトレバー
・ステアリングヒーター
・運転席8ウェイパワーシート
・シートヒーター(快適温熱シート)
・合成皮革シート
・インテリジェントクリアランスソナー
・リヤクロストラフィックオートブレーキ&ブラインドスポットモニター
・18インチタイヤ&アルミホイール
装備と価格のバランスが取れた人気グレード
新型RAV4の中間モデルに位置をする”Gグレード/ハイブリッドG”ですが、最廉価モデルのXグレードと比較すると、機能や装備の充実度がグッとアップします。
例えば、外装・エクステリア。
中間モデルの”Gグレード”では、フロントマスクとリアにシルバー塗装が施されたスキッドプレートが標準装備されます。
また、足元には、スーパークロームメタリック塗装を施した18インチのタイヤ&ホイールを標準装備するなど、迫力のあるサイドスタイルに…。
■Gグレードに標準装備されている18インチタイヤ
このGグレードは、SUVらしいチカラ強さと町中で映える洗練さを併せ持つスタイリッシュなデザインになっていました。
内装・インテリアも充実
また、Gグレードになると、機能や装備が充実して、内装・インテリアも豪華な仕様になります。
最廉価モデルのXグレードでは、ファブリック素材のシートを標準装備していましたが、このGグレードからは、高級感のある合成レザーシートを標準装備。
■Gグレードのシート
ハンドルやシフトレバーも本革巻きとなり、このクルマの車格に相応しい高級感・溢れる内装・インテリアとなっていました。
また、シートヒーター(快適温熱シート)やステアリングヒーター、運転席の8ウェイパワーシートなどの便利な機能や装備も充実。なので、真冬の寒い日でも、快適にドライブをする事ができるのも見逃せないポイントの一つです。
安全装備も充実
また、今回フルモデルチェンジをして新発売されたトヨタの新型RAV4では、Gグレード以上になると、安全装備も充実します。
最廉価モデルでは、自動ブレーキなどを含む安全装備システム”トヨタセーフティセンス”のみが標準装備となっていました。
しかし、Gグレード以上になると、”トヨタセーフティセンス”に加えて、インテリジェントクリアランスソナー、リヤクロストラフィックオートブレーキ&ブラインドスポットモニターなどの安全装備も要塞。
現時点でトヨタのトップクラスの安全装備システムが標準装備されているのも、このグレードの魅力の一つですよ。
新型RAV4 GZパッケージの価格や特徴は?
■GZパッケージの車体本体価格
ハイブリッド車 :設定なし
■GZパッケージの主な装備
・デジタルインナーミラー
・ステアリングヒーター
・シートヒーター(快適温熱シート)
・インテリジェントクリアランスソナー
・リヤクロストラフィックオートブレーキ&ブラインドスポットモニター
・バックカメラ
・19インチタイヤ&アルミホイール
豪華な機能&装備をたくさん備えたガソリン車の最上位グレード
新型RAV4のガソリン車の最上位モデルに位置をする”GZパッケージ”は、便利な機能&装備をたくさん備えた豪華な仕様になっています。
例えば、トヨタ初となる足の出し入れで荷室・ラゲッジスペースの扉を開け閉めできる”ハンズフリーバックドア”や専用デザインの19インチタイヤ&ホイールが、このGZパッケージでは、標準装備されています。
■GZパッケージのタイヤ&ホイール
また、他のグレードでは、メーカーオプション設定になっているクルマの後方の視界をサポートする”デジタルインナーミラー”や”バックカメラ”も、このGZパッケージでは標準装備されています。
■新型RAV4のデジタルインナーミラー
なので、このGZパッケージは、オプションでアイテムを後付けする必要はない感じが…。
せっかく新型RAV4を購入するのなら、機能や装備にもとことんこだわりたいと思っている方には、ガソリン車の最上位モデルに位置をするGZパッケージは、ピッタリなのかなと思いました。
新型RAV4 アドベンチャーの価格や特徴は?
■アドベンチャーの車体本体価格
ハイブリッド車 :設定なし
■アドベンチャーの主な装備
・専用スキッドプレート
・大型アーチモール
・運転席&助手席スポーティーシート
・専用デザイン合成レザーシート
・専用19インチタイヤ&ホイール
他のグレードとは見た目が異なる唯一無二の存在
新型RAV4のイメージリーダーとなっている”アドベンチャー(Adventure)”は、他のモデルよりもオフロードのイメージを強調した専用のデザインとなっています。
そんな”アドベンチャー(Adventure)”は、フロントグリルやバンパー、フロントフォグランプなどが他のグレードとは異なる専用デザインに…。
■アドベンチャーの専用のフロントマスク
また、タイヤ&ホイールもアドベンチャー専用デザインとなっており、他のグレードとは一線を画した唯一無二の存在となっています。
内装・インテリアも専用デザインに…
新型RAV4の”アドベンチャー(Adventure)”の内装・インテリアも注目ポイントの一つです。
この”アドベンチャー(Adventure)”は、トレイやドリンクホルダー、シートのステッチにオレンジのアクセントカラーを採用しており、SUVらしいアクティブで遊び心あるデザインに…。
また、メーカーオプションで背中の蒸れを抑えて快適なドライブをサポートするシートベンチレーション機能を用意しているのも、この”アドベンチャー(Adventure)”だけです。
■アドベンチャーのベンチレーション機能
このように見た目のデザインだけではなく、他のグレードには用意されていない機能を用意しているのも、この”アドベンチャー(Adventure)”の魅力&メリットの一つなのかなと思いました。
2019年4月にフルモデルチェンジをして新発売されたトヨタの新型RAV4の魅力や特徴を、グレード別に確認してみたところ、このようになっていました。
このクルマは、グレードによって、機能や装備だけではなく、見た目のデザインにも違いが…。
特にアドベンチャーと他のグレードでは、別の車種と言って良いほど見た目のデザインや機能、装備に違いがあるので、ご注意くださいね。
ちなみに、いつもお世話になっているディーラーさんの話によると、新型RAV4の一番人気のモデルは、オフロード色が強い”アドベンチャー(Adventure)のようですよ。