スカイライン史上最高となる405馬力のパワーを活かした猛々しい走りが魅力の新型400Rですが、荷室・ラゲッジスペースには、他のグレードには用意されていない嬉しい機能を標準装備しています。
なので、他のグレードよりも使い勝手が良いような感じが…。
2019年9月にマイナーチェンジをして新発売された新型スカイライン(SKYLINE)の400Rの荷室・ラゲッジスペースは、どのようなデザインだったのでしょうか?また、他のモデルに用意されていないこのグレードのみに標準装備されている機能は、何だったのでしょうか?
使い勝手に優れていた400Rの荷室・ラゲッジスペースを確認してきたので、実車画像を交えて紹介したいと思います。
目次
新型スカイライン400Rの荷室・ラゲッジスペース
日産のプレミアムセダン車新型スカイライン(SKYLINE)のハイパフォーマンス仕様”400R”の後ろ姿は、このようになっています。
■400Rの後ろ姿
この400Rのリヤには400R専用グレードバッチ(エンブレム)やスポーツフィニッシャーの専用アイテムが装着されているため、ベースとなっているガソリン車の”GTタイプSP”と若干の違いはあります。
ただ、丸型のデザインになったリヤコンビネーションランプなどの基本的な400Rの後ろ姿は、”GTタイプSP”と全く同じになっていました。
荷室の開口部の広さをチェック
そんな新型スカイライン(SKYLINE)の400Rの荷室(トランク)を開けてみると、このような感じに…。
■400Rのトランクの開口部
400Rのトランクの開口部の広さも、ベースとなっている”GTタイプSP”と全く同じになっています。なので、この400Rの荷室(トランク)の開口部も、他のモデルと下の部分が狭い”逆台形”のような形に…。
開口部自体もトヨタのクラウンよりも狭く、荷物の積み下ろしのしやすさは、他のモデルと同様にあまり良く無いように感じました。
トランク内の広さや使い勝手は?
トランクの開口部はちょっと狭めになっていた新型スカイライン(SKYLINE)の400Rですが、内部の広さは、このような感じ。
■400Rの荷室・トランク
ハイブリッド車の荷室・トランクは、ハイブリッドシステムの影響で少し凸凹としているのですが、ガソリン車の400Rの荷室は、スッキリ&広々とした形状に…。
奥行きも約1,940mmと十分ですし、使い勝手の良い荷室・ラゲッジスペースとなっていました。
また、他のガソリン車と同様にセンターアームレスト(後部座席の中央部分)だけを収納するトランクスルーも備えており、スキーや釣り竿などの長尺物が積み込めるように工夫が施されているのも好印象でした。
新型スカイライン 400Rの荷室のみ標準装備されている機能とは?
2019年9月にマイナーチェンジをして新発売された新型スカイライン(SKYLINE)のスポーツ仕様”400R”の荷室・トランクの広さや使い勝手は、他のガソリン車とまったく同じになっています。
ただ、この400Rでは、他のガソリン車とは異なり背も前方にパタンと収納することができる”可倒式の後部座席”を標準装備。なので、400Rは、後部座席を収納して、広い荷室空間を作り出すことができます。
実際にこのクルマの後部座席の背もたれを収納してみた時の荷室・ラゲッジスペースは、このようになります。
■後部座席を収納した時の400Rの荷室・ラゲッジスペース
後部座席の中央のセンターアームレスト部分のみを収納した時と比較して、トランクスルー部分の開口部がかなり広くなりますね。
背もたれ部分のところで約130mmほどの段差ができてしまいますが、サーフボードやスノーボードなど長さだけでは、横幅のある荷物を積みこむ際には重宝するのかなと思いました。
また、この400Rの後部座席は6対4分割方式で収納できるようになっており、後部座席の左右別々に収納することもできますよ。
ちなみに、後部座席の収納機能が標準装備されているのはこの400Rのみとなっており、他のガソリン車ではメーカーオプション設定になっています。また、ハイブリッド車では、この後部座席の収納機能を搭載することができないので、ご注意を…。
後部座席の収納はちょっと面倒
このように後部座席の背もたれを収納して、荷室・ラゲッジスペースの奥行きを広くする事ができるのはとても良いのですが、後部座席の収納する時の操作性はイマイチな感じが…。
この新型スカイライン(SKYLINE) 400Rに標準装備されている後部座席を収納して、広い荷室・トランクにするには、次の2つのステップを踏む必要があります。
■新型スカイライン 400Rの後部座席の背もたれの収納方法
2.後部座席の背もたれを前方に押して、背もたれを収納する
この2ステップで後部座席の背もたれが収納できるので、パッと見た感じは簡単そうですよね。
ただ、実際に後部座席の収納作業をしてみると、意外と面倒な感じが…。
この400Rの荷室・ラゲッジスペースでは、天井から後部座席を収納時に使用するストラップが垂れ下がっています。
■400Rの後部座席を収納するためのストラップ
そして、このストラップを引くと後部座席のロックが外れて、後部座席の背もたれを収納できるようになるのですが、荷室側からでは後部座席の背もたれが遠くて、背もたれを前方に押し倒すことができません。
なので、後部座席の背もたれを収納するために、わざわざ後部座席の横に回り込む必要があります。
ただ、この回り込むのが意外と面倒…。
正直に言って、荷室・ラゲッジスペースにちょっと長い棒を置いておいて、荷室側から棒を使って、後部座席の背もたれをグイっと押し倒したくなります。
毎回毎回、後部座席を収納するたびにクルマのサイドに回り込むのは面倒なので、できたら荷室・ラゲッジスペース側だけで作業を完了できるようにしてくれたらよかったのに…と思いました。
2019年9月にマイナーチェンジをして新発売された日産のプレミアムセダン新型スカイライン(SKYLINE)のスポーツ仕様”400R”の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインになっていました。
このクルマの荷室・トランクは、ベースとなっているガソリン車の”GTタイプSP”と全く同じになっています。
ただ、このモデルでは6対4分割方式の後部座席が標準装備されており、荷物の大きさに応じて、荷室・ラゲッジスペースの奥行きを広くすることができます。
なので、この400Rの荷室・ゲッジスペースは、他のグレードよりも広く、使い勝手が良いです。
後部座席の背もたれを収納する時の煩わしさは少々気になりましたが、長尺物を積み込みやすい荷室・ラゲッジスペースになっていたのは、この新型スカイライン(SKYLINE)の400Rの魅力&メリットの一つなのかなと思いました。