クラシックな箱型ボディを活かした車内の広さと取り回しの良さが魅力のスバルの人気SUV新型フォレスター(Forester)がフルモデルチェンジを行い、5代目がデビューをしました。
今回新発売された新型モデルは、スバルの最新のプラットフォームでもある「SGP」を採用するなど、最新の技術を数多く採用。先代モデルよりも使い勝手が良いクルマに仕上がっているように感じました。
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このように全方位的に進化をしている新型フォレスター(Forester)ですが、自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)の性能が良くなっているのも注目ポイントの一つです。
今回新発売された5代目モデルに搭載されている自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)は、どのような機能を備えているのでしょうか?また、先代モデルのものと比較して、どこが進化したのでしょうか?
対応速度や検知対象など、新型フォレスター(Forester)に備わっている自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)の使い勝手や信頼性を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型フォレスターの自動ブレーキの性能&機能性インプレッション
自動ブレーキとは、フロントガラスに搭載されたステレオカメラが自車の周囲を検知して、衝突の危険がある場合、衝突被害の回避や軽減する制御を自動的に行ってくれる機能の事です。(ちなみに、自動ブレーキの正式名称は、プリクラッシュブレーキです。)
スバルのクルマに限らず、最近、自動ブレーキが搭載されているクルマが増えてきまたよね。
今回新発売された新型フォレスター(Forester)の自動ブレーキは、自動車側が前走車との車間距離や車速から衝突の危険があると判断した場合、マルチファンクションディスプレイの表示と警告音でドライバーに注意を喚起します。
■新型フォレスターのマルチファンクションディスプレイ
それでもドライバーが衝突を行動をしなかった場合、また、自動車側が衝突を避けられないと判断した場合、自動車側でブレーキ制御を行い、自動的に減速または停止します。
また、今回新発売された新型フォレスター(Forester)の自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)の特筆すべき点は、検知できる対象物です。
この新型モデルに搭載されているステレオカメラは、自動車や歩行者だけではなく、自転車までしっかりと検知。
■新型フォレスターに搭載されているステレオカメラ
最近、各メーカー安全装備にはチカラを入れていて、自動車や歩行者を検知できる自動ブレーキは増えてきましたが、認識しにくい自転車を検知できると謳っている車種は少ないんですよね。
ディーラーさんの話によると、横から急に飛び出してきた自転車をとっさに検知して、衝突被害を回避するのは難しいようです。ただ前方を走っている自転車や横断歩道を渡っている自転車はキチンと認識できる仕組みになっているようですよ。
新型フォレスター(Forester)に搭載されている自動ブレーキの検知できる対応速度は?
このように自転車も検知して、対応できるようになっているスバルの新型フォレスター(Forester)の自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)ですが、自動ブレーキが作動する対応速度・範囲は、どのくらいなのでしょうか?
ディーラーさんに確認してみたところ、今回新発売されたこの新型モデルでは、前走車との速度差が約50km/h以下、また、歩行者の場合は約35km/h以下の場合、自動ブレーキによって衝突の回避・衝突被害の軽減を図るそうです。
また、速度差が約50km/hを超える状況では、衝突は回避できないものの、自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)によって減速することで、衝突被害の軽減を図ってくれます。
ちなみに、私が新型フォレスター(Forester)に搭載されている自動ブレーキについてちょっと気になって質問してみたところ、高速道路のような高速域で走行中も自動ブレーキは作動するようですよ。(前走車との距離・スピードによっては、完全に衝突を回避するのは、難しいようですが…)
シチュエーションによっては衝突を完全に回避できないことや自動ブレーキが作動しない事もあるそうですが、個人的には、この5代目モデルに搭載されている自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)は、信頼に足る機能や精度を備えているように感じました。
5代目新型フォレスターの自動ブレーキは、先代モデルよりも性能が向上している?
このような機能を備えている新型フォレスター(Forester)の自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)ですが、先代モデルよりも性能の向上を図ったようです。
先ほどもお伝えした通り、今回新発売された5代目モデルは、前走車との車間距離や相対速度をベースに自動ブレーキの制御を行っています。
これは先代モデルと変わりはありません。
しかし、今回新発売された新型フォレスター(Forester)では、前走車との車間距離や相対速だだけではなく、前走車の減速度も自動ブレーキを掛けるかどうかの判断材料に追加したそうです。
これにより、衝突リスクの予想精度を高め、より的確な自動ブレーキの判断や制御が行えるようになったそうですよ。
2018年6月にデビューをしたスバルのミドルクラスSUV新型フォレスター(Forester)の自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)の性能を確認したところ、このようになっていました。
今回新発売されたこの新型モデルでは、ブレーキランプなども認識できるステレオカメラを搭載しており、自動車や歩行者だけではなく、検知しにくい自転車もしっかりと認識。
競合車の自動ブレーキよりもワンランク上の精度を誇っているように感じました。
また、今回新発売された新型モデルでは、先代モデルよりも自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)の性能が良くなり、危険予測の判断が向上したとの事。
ディーラーさんの話によると、自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)の進化を体感する事はできないようですが、イザいと言う時、とても頼りになる存在だと思いました。