
2019年3月、日産のハイト系ワゴン車の新型デイズ(DAYZ)が6年ぶりにフルモデルチェンジを行い、2代目モデルに移行をしました。
今回新発売された新型モデルは、モーターがエンジンのチカラをサポートするスマートハイブリッドや、同一車線自動運転技術のプロパイロット機能など、嬉しいい機能が盛り沢山。軽自動車の枠を遥かに超えた機能や装備が搭載されていました。
そんな日産からデビューをした2代目新型デイズ(DAYZ)は、どんなクルマなのでしょうか?また、どのような特徴&魅力があるのでしょうか?
魅力が満載の日産の新型軽自動車がどんなクルマかわかるように、基本スペックやカラーバリエーション、外装や内装などの概要をサクッとまとめてみました。
目次
新型デイズの外装は2つのタイプをラインナップ
2018年12月にデビューを果たした新型デイズ(DAYZ)は、スタイリッシュなデザインが魅力の”ハイウェイスター”と、親しみやすいカジュアルなデザインが魅力の”標準モデル”の2種類を用意しています。
■新型デイズ 標準モデルの外装

■新型デイズ ハイウェイスターの外装

どちらのモデルも日産車の外装の特徴でもあるVモーショングリルを標準装備。
上位モデルのハイウェイスター(HighwayStar)では、ルーフスポイラーを装着するなど、スポーティーさを強調したデザインになっていました。
新型デイズのサイズは、ハイト系ワゴンの中で若干小さめ

2081年12月にデビューをした新型デイズ(DAYZ)は、先代モデルよりも20mmほど車高が高くなりました。
ただ、スズキのワゴンR(WGON R)やダイハツのムーブ(MOVE)、ホンダのNワゴン(N-WGN)と比較すると、ボディサイズは若干小さくなっていました。
■新型デイズのボディサイズ
| FF車 | 4WD | |
| 全長 | 3,395mm | 3,395mm |
| 全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
| 全高 | 1,640mm | 1,660mm |
新型デイズは、豊富なカラーバリエーションを用意

日産からデビューを果たした新型デイズ(DAYZ)は、モノトーン(単色)/2トーンカラーあわせて、17種類と言う多彩なカラーバリエーションを用意しています。
ただ、2トーンカラーはハイウェイスターのみの設定になっているなど、モデルによって、選べるボディカラーに違いがあります。
■ハイウェイスター/標準モデル共通のボディカラー
・ブラック
・プレミアムサンシャインオレンジ
・オーシャンブルー
・スパークリングレッド
・チタニウムグレー
■標準モデル専用のボディカラー
・スターリングシルバー
・ソーダブルー
・ブロッサムピンク
・プレミアムオリーブ
・アッシュブラウン
■ハイウェイスター専用のボディカラー
・ホワイトパール×プレミアムサンシャインオレンジ
・スパークリングレッド×
・アッシュブラウン×フローズンバニラバール
・ソーダブルー×アッシュブラウン
新型デイズは、グレードラインナップも豊富

2018年12月にデビューを果たした新型デイズ(DAYZ)は、標準モデル2種類、ハイウェイスター4種類の合計6つのタイプのグレードをラインナップしています。
また、この新型モデルの価格帯は127万3320円~177万8760円となっており、競合車・ライバル車とほぼ同じとなっています。
ただ、ハンドルやアクセル操舵を自動で行ってくれるプロパイロット機能など、備わっている機能や装備を考えると、割安感のある価格設定になっています。
■新型デイズのグレードラインナップと車体価格
| FF車 | 4WD | |
| Sグレード | \1,273,320 | \1,405,080 |
| Xグレード | \1,325,160 | \1,456,920 |
| ハイウェイスターX | \1,469,880 | \1,601,640 |
| ハイウェイスターX プロパイロット | \1,567,080 | \1,698,840 |
| ハイウェイスターGターボ | \1,549,800 | \1,681,560 |
| ハイウェイスターGターボ プロパイロット | \1,647,000 | \1,778,760 |
新型デイズのパワートレインは、標準モデルとハイウェイスターで異なる

2代目新型デイズ(DAYZ)では、新開発された”BR06″と呼ばれるノーマル(自然呼気)&ターボエンジンを搭載しています。
また、上位モデルのハイウェイスター(HighwayStar)では、ノーマルエンジン/ターボエンジンともに、加速時や発進時にモーターが駆動してエンジンのチカラをアシストしてくれるシンプルハイブリッド(Sハイブリッド)も用意しています。
■新型デイズルークスのグレード別パワートレイン
| パワートレイン | |
| Sグレード | ノーマルエンジン |
| Xグレード | ノーマルエンジン |
| ハイウェイスターX | ノーマルエンジン+モーター |
| ハイウェイスターX プロパイロット | ノーマルエンジン+モーター |
| ハイウェイスターGターボ | ターボエンジン+モーター |
| ハイウェイスターGターボ プロパイロット | ターボエンジン+モーター |
新型デイズの燃費性能は、競合車よりも若干劣る

新型デイズ(DAYZ)のJC08燃費モードで最高燃費は、29.8km/LをマークしたハイウェイスターXのFF車です。一方、一番燃費が劣っていたのは、ターボエンジンを搭載した”ハイウェイスターGターボ”で、22.8km/Lでした。
ただ、30km/LオーバーしているスズキのワゴンR(WGON R)やダイハツのムーブ(MOVE)などと比較すると、この新型モデルの燃費性能は、見劣りします。
■新型デイズのグレード別燃費性能
| FF車 | 4WD車 | |
| Sグレード | 29.4km/L | 24.6km/L |
| Xグレード | 29.4km/L | 24.6km/L |
| ハイウェイスターX | 29.8km/L | 25.4km/L |
| ハイウェイスターX プロパイロット | 28.6km/L | 25.4km/L |
| ハイウェイスターGターボ | 25.2km/L | 22.8km/L |
| ハイウェイスターGターボ プロパイロット | 25.2km/L | 22.8km/L |
上質感と使い勝手の良さを備えた新型デイズの内装

新型デイズ(DAYZ)の内装・インテリアは、高級感と使い勝手の良さを兼ね備えたデザインになっています。
2段構造になっているダッシュボード(インパネ)には、スタイリッシュなデザインのタッチパネル式のフルオートエアコンやオートブレーキホードル、電動パーキングブレーキを標準装備。
運転席周りには、引き出して使用をするトレイなど、工夫を凝らした収納スペースが数多く用意されており、使い勝手に優れたデザインになっていました。
また、今回新発売された新型デイズ(DAYZ)では、背もたれの角度を最適化した”ゼログラビティシート”を採用しており、長時間ドライブでも疲れにくいシートを採用しているのも注目ポイントの一つです。
収納力に優れた新型デイズの荷室

今回新発売された新型デイズ(DAYZ)は、後部座席を一番後ろにした状態でも十分に広く、収納力に優れた荷室・ラゲッジスペースを備えています。また、床下収納(サブトランク)も広くて、使いやすいです。
ただ、荷室・ラゲッジスペースのアレンジ性能に関しては、競合車・ライバル車よりも見劣りする部分もありました。
新型デイズは、トップクラスの安全装備を搭載

今回新発売された2代目新型デイズ(DAYZ)は、セレナやリーフなどに搭載されているハンドルやアクセルの操作を自動で行って運転支援システム”プロパイロット機能”を軽自動車で初めて搭載。
それ以外にも、真上からの視点でクルマの位置や周囲の状況を確認する事ができるアラウンドビューモニターや交通事故通報システムのSOSコールなど、軽自動車の中で随一の安全装備を備えています。

2019年3月にデビューを果たした2代目新型デイズ(DAYZ)は、このようなクルマに仕上がっていました。
今回新発売された新型モデルは、競合車・ライバル車よりも劣る燃費性能など、気になる部分も多々ありました。ただ、軽自動車初となる自動運転技術”プロパイロット機能”やアラウンドビューモニターなど、嬉しい機能や盛り沢山。
6年ぶりにフルモデルチェンジをして新発売された2代目新型デイズ(DAYZ)欠点を補ってあまりある魅力的なクルマに仕上がっていました。