2021年8月にデビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)と先代モデルの大きな違いの一つが、荷室・ラゲッジスペースの使い勝手です。
先代モデルの荷室は上下二分割の開閉方式を採用していましたが、今回デビューを果たした新型モデルは、オーソドックスな跳ね上げ方式を採用。
そんな新型モデルのテールゲートの高さは、どれくらいだったのでしょうか?また、この新型モデルの荷室開口部の広さ&下端の高さは、どれくらいだったのでしょうか?
先代モデルと大きく変わった新型ランクル300(Land Cruiser)のテールゲートの高さや、荷室開口部の広さ&積載性を確認してきたので、紹介したいと思います。
目次
新型ランクル300の荷室開口部の広さ&地上高をチェック
2021年8月にフルモデルチェンジヲして新発売をした新型ランクル300(Land Cruiser)の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインをしています。
■新型ランクル300の荷室開口部
一目見ただけでも、この新型モデルに荷室開口部の広いが伝わってきますね。
また、この新型モデルの荷室開口部の横幅の一番広い部分は120cm以上もあり、テントや家具などの大きいアイテムも楽に積み込めることができるのも好印象でした。
荷物の積み下ろしがしやすい新型ランクル300
また、今回デビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)で印象的だったのは、荷室開口部の地上高の高さ(=地面から荷室開口部の下端までの高さ)です。
■新型ランクル300の荷室開口部の高さ
この新型モデルの荷室開口部の地上高は実測値で約820mmとなっており、このクラスのSUVの中では特に低くなっています。
そのおかげもあり、スーツケースやゴルフバッグ、クーラーボックスなどの重たい荷物も積み込みやすいです。
また、この新型モデルは、荷室開口部とフロアの段差がほとんどなくフラットになっているのも、この新型モデルの荷室・ラゲッジスペースの魅力の一つです。
背の高い荷物も積み込みやすい新型ランクル300の荷室
また、背の高い荷物を積み込みやすくなっているのも、今回デビューを果たした新型モデルの魅力の一つです。
最近のクルマは、デザイン性を重視しているためか荷室開口部の傾斜が強く、背の高い荷物を積み込みがしにくいSUVが増えています。
■荷室開口部の傾斜が強い競合車
しかし、角張った四角いフォルムをしている新型ランクル300(Land Cruiser)は、荷室開口部も傾斜がない垂直な形に…。
そのおかげもあり、この新型モデルは、観葉植物などの背の高い荷物も積み込みやすい荷室・ラゲッジスペースになっていました。
収納力&使い勝手が格段に良くなった7人乗り仕様
また、2021年8月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ランクル300(Land Cruiser)の荷室・ラゲッジスペースで印象的だったのは、7人乗り仕様の使い勝手の良さです。
先代モデルの3列シート仕様は、3列目シートを荷室・ラゲッジスペースの左右に跳ね上げる方式を採用していました。
■先代モデルの荷室・ラゲッジスペース
そのため、3列目シート収納時は、荷室・ラゲッジスペースの収納力が落ちるのが欠点&デメリットでした。
しかし、今回デビューを果たした新型モデルは、左右に跳ね上げるタイプから床下に収納するタイプに変更。
■床下収納時の7人乗り仕様の荷室
そのおかげもあり、3列目シート収納時の新型ランクル300(Land Cruiser)の荷室・ラゲッジスペースは、5人乗り仕様と比べても遜色のない広さ&使い勝手になっていました。
新型ランクル300のテールゲートの高さ&開け閉めのしやすさをチェック
今回デビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)のテールゲートの開閉はオーソドックスな跳ね上げ式に変わりましたが、開け閉めのしやすさはどうだったのでしょうか?
この新型モデルのテールゲートを開けると、このような感じになります。
■新型ランクル300のテールゲートを開けた時の様子
開閉がしやすい新型ランクル300のテールゲート
今回デビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)は車高が高いため、開けた時のテールゲートのグリップの位置も高く、開け閉めがしにくいのかなと思っていました。
しかし、今回デビューを果たした新型モデルのテールゲートのグリップの位置は、実測値で約1840mmとなっており、予想以上の低さに…。
実はこの新型モデルのテールゲートのグリップの高さは、ホンダから発売されているコンパクトSUVのヴェゼル/ベゼル(VEZEL)よりも低いんですよね。
このように聞くと、新型ランクル300(Land Cruiser)のテールゲートのグリップがいかに低いかがわかりますよね。
小柄な女性でも簡単に手が届く位置にテールゲートのグリップがあり、簡単にテールゲートを開け閉めできるようになっているのは、今回デビューを果たしたこの新型モデルの荷室・ラゲッジスペースの魅力の一つなのかなと思いました。
上位モデルは電動パワーゲートを標準装備
ZXグレードやGRスポーツなど新型ランクル300(Land Cruiser)の上位モデルは、スイッチ一つでテールゲートを開け閉めすることができる電動パワーゲートを用意しています。
■新型ランクル300の電動パワーゲートスイッチ
また、中間モデルに位置をするVXグレードは、メーカーオプション(価格:7万7000円)で電動パワーゲートを用意しています。
■電動パワーゲートを用意しているグレード
・ZXグレード
・VXグレード(※メーカーオプション)
そのため、ZXグレードなどの上位モデルは、荷室・ラゲッジスペースの開け閉めが非常に楽です。
キャンプやアウトドアなど荷室・ラゲッジスペースを利用する機会が多い方は、簡単にテールゲートを開け閉めすることができる電動パワーゲートが備わっている上位モデルの方が良いかもしれませんね。
ZXグレードはハンズフリー機能付き
新型ランクル300(Land Cruiser)の上位モデルは、電動パワーゲートを用意していますが、ZXグレードとVXグレードでは、足の動きでテールゲートを開け閉めすることができるハンズフリー機能が備わっています。
■ハンズフリー機能付き電動パワーゲートが用意されているモデル
・VXグレード(※メーカーオプション)
ちなみに、オフロード仕様のGRスポーツ(GR SPORT)は電動パワーゲートが標準装備になっているものの、ハンスフリー機能の用意はないので、ご注意くださいね。
まとめ:開口部が広く、使い勝手&収納力に優れている新型ランクル300の荷室
2021年8月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ランクル300(Land Cruiser)の荷室開口部の広さ&テールゲートの高さを確認したところ、このようになっていました。
■新型ランクル300の荷室開口部&テールゲートのまとめ
・荷室開口部の地上高は低い
・テールゲートのグリップ位置の高さも低め
・上位モデルは電動パワーゲートを標準装備
今回デビューを果たした新型モデルは、荷室開口部が広いただけではなく、地上高が低いため、重たい荷物も積み込みしやすくなっています。
また、ボディサイズの割には、テールゲートのグリップの位置も低く、荷室・ラゲッジスペースの開け閉めがしやすくなっているのも好印象でした。
ちなみに、電動パワーゲートが標準装備されているZXグレードは、乗り出し価格が少し高めなので、ご注意くださいね。