2021年8月にデビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)は、ディーゼル車とガソリン車を用意していますが、車体本体価格は、ディーゼル車の方が高くなっています。
ただ、ディーゼル車は軽油を燃料にしているため、毎月のガソリン代代は、圧倒的にガソリン車の方が高くなっているんですよね。また、ガソリン車の方がリセールバリューが高くなっています。
そんな新型モデルは、ディーゼル車とガソリン車のどちらの方がお得なのでしょうか?また、購入から下取りに出すまでのトータル費用は、ガソリン車とディーゼル車それぞれどれくらいかかるのでしょうか?
今回デビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)のガソリン車とディーゼル車の購入から下取りを出すまでのトータル金額を計算してみました。
目次
新型ランクル300のディーゼル車【購入から下取りまでにかかるお金は?】
2021年8月にデビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)のディーゼル車の購入から下取りに出すまでの費用を計算してみたところ、このようになっていました。
ちなみに、この費用をを計算するにあたり、グレードは、一番車両価格が高いGRスポーツ(GR SPORT)で行っています。
■新型ランクル300のGRスポーツ
また、ディーゼル車は燃料に軽油を使用しているので、ガソリン代は、1リットルあたり147円、走行距離は、年間7500kmで計算をしています。
■ディーゼル車の購入から下取りまでかかるお金
グレード:GRスポーツ
ガソリン代の安さが魅力のディーゼル車
今回デビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)のオフロード仕様”GRスポーツ(GR SPORT)”の車体本体価格は、800万円となっています。
ただ、12.3インチサイズの純正ナビやルーフレール、フロアマットなどのオプションを装着した時の乗り出し価格は、約917万円となります。
■ディーゼル車の乗り出し価格
グレード:GRスポーツ
このように見ると、ディーゼル車の乗り出し価格は、高く感じてしまいますね。
ただ、ディーゼル車は、ガソリン車よりも燃費性能が優れています。
■新型ランクル300のディーゼル車とガソリン車の燃費比較
また、燃料に軽油を使用しているため、毎月かかるガソリン代は、ガソリン車よりもだいぶ安く抑えられていました。
ディーゼル車の下取り額は予想以上に高い
また、ディーラさんに確認したところ、トヨタ本社が設定しているディーゼル車の残価設定型ローンの5年後の残価率は53%とのこと。
この残価率に基づいて新型ランクル300(Land Cruiser)のディーゼル車の下取り価格を計算してみると、約486万円となります。
ディーゼル車のGRスポーツの乗り出し価格は約917万円でしたが、5年後に半分以上戻ってくると考えると、決して悪い買い物ではないのかなと思ってしまいました。
新型ランクルのディーゼル車は実質500万円弱で買える
今回デビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)のディーゼル車は乗り出し価格が高いですが、購入してから5年後に下取りに出すとすると、実際にかかるお金はガソリン代を含めてもだいたい500万円弱になります。
500万円くらいの持ち出しでランクルに乗れるなら、かなり良いですよね。
乗り出し価格で900万円と聞くと、ごく一部の人しか買えない高級車と言ったイメージがありますが、新型ランクル300(Land Cruiser)は、高嶺の花ではく、意外と身近なクルマと言えるのかもしれませんね。
新型ランクル300のガソリン車【購入から下取りまでにかかるお金は?】
一方、新型ランクル300(Land Cruiser)のガソリン車は、購入をしてから下取りに出すまでだいたいいくらかかるのでしょうか?
この新型モデルのガソリン車のトータルコストを計算してみたところ、次のようになっていました。
ちなみに、ディーゼル車とできるだけ同じ条件にするため、グレードやオプション、ボディカラーは、できるだけ同じにしております。また、ガソリン代は、1リットルあたり180円、走行距離は、年間7500kmで計算をしています。
■ガソリン車の購入から下取りまでのトータルコスト
グレード:GRスポーツ
ガソリン代で乗り出し価格の差が埋まるガソリン車
今回デビューを果たした新型ランクル300(Land Cruiser)のガソリン車の乗り出し価格は、ディーゼル車よりも約32万ほど安くなっています。
■ガソリン車の乗り出し価格詳細
グレード:GRスポーツ
■GRスポーツのディーゼル車とガソリン車の乗り出し価格比較
ただ、ディーゼル車よりも毎月かかるガソリン代が高くなるため、この2台のモデルの乗り出し価格の差は、5年間のガソリン代でほとんどなくなってしまいました。
リセールバリューはガソリン車の方が高い
一方、トヨタ本社が設定しているガソリン車の残価設定型ローンの5年後の残価率は56%となっており、ディーゼル車よりも3%ほど高くなっています。
そのため、新型ランクル300(Land Cruiser)のガソリン車の乗り出し価格は、ディーゼル車よりも安いものの、下取り額は、ガソリン車の方が10万円近く高くなっていました。
ちなみに、ディーラーさんの話によると、この新型モデルは、ディーゼル車よりもガソリン車の方が人気が高いようですが、ガソリン車のリーセルバリューの高さも理由の一つのようですよ。
ガソリン車はディーゼルより安く買える
また、新型ランクル300(Land Cruiser)を購入してから、購入してから5年後に下取りに出すとすると、実際にかかるお金は、ガソリン代を含めても約437万円となっており、ガソリン車よりも14万円ほど安くなっています。
■ディーゼル車とガソリン車の費用の比較
つまり、5年後に下取りを出すとすると、新型ランクル300(Land Cruiser)は、ディーゼル車よりもガソリン車の方がお得という結果に…。
ちなみに、ヨーロッパでディーゼル車に対する規制を強化したこともあり、現在、世界的にディーゼル車の人気が落ち込んでいます。そのため、今後、ガソリン車とディーゼル車のリセールバリューの差がさらに広がる可能性もあります。
ディーゼル車には、低速域から力強いトルクを発生してくれると言う魅力もありますが、もしコスト面を優先して、グレード選びをするのなら、ディーゼル者よりもガソリン車の方が良いかもしれませんね。
まとめ:ディーゼル車よりもお得感のある新型ランクル300のガソリン車
2021年8月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ランクル300(Land Cruiser)のディーゼル車とガソリン車は、どちらがお得か確認してみたところ、このようになっていました。
■新型ランクル300のコストパフォーマンスのまとめ
・ガソリン代はガソリン車の方が高い
・リセールバリューはガソリン車の方が高い
今回デビューを果たしたこの新型モデルは、ディーゼル車の方がガソリン代は圧倒的に安くなっていますが。
ただ、購入してから下取りに出すまでにかかる費用を確認したところ、若干ですが、ガソリン車の方が安くなっていました。
もしコストパフォーマンス重視で購入するのなら、トータルの費用を安く抑えることができるガソリン車の方が良いかもしれませんね。
また、商談をする際は、値引きをお願いすることも忘れないようにしてくださいね。