2020年12月にフルモデルチェンジをして新発売をした日産の人気コンパクトカー新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)は、運転を楽にしてくれるオートブレーキホールドが用意されています。
先日、この新型モデルを試乗した際にオートブレーキホールドを使用してみたのですが、他の日産車や競合車にはない嬉しい機能が備わっていました。
その一方、ちょっと気になったところもありますが…。
今回デビューを果たしたこの新型モデルのオートブレーキホールドのデザイン&使い勝手は、どのようになっていたのでしょうか?また、この新型モデルのオートブレーキホールドの良いと思ったところ&残念に感じたところは、どこだったのでしょうか?
8年ぶりにフルモデルチェンジをして新発売をした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に備わっているオートブレーキホールドの使い勝手や魅力、欠点を包み隠さずお話したいと思います。
目次
新型ノートe-POWERのオートブレーキホールドのデザイン&設置場所をチェック
2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のオートブレキーホールドは、このようなデザインをしています。
■新型ノートe-POWERのオートブレーキホールド
センターコンソールにスイッチを設置
車種によって、オートブレーキホールドのスイッチの設置位置は異なりますが、今回マイチェンをして新発売をした新型ノートe-POWERは、センターコンソールにあるシフトレバーの右側にスイッチを設置。
ドライブモードセレクタースイッチやEVモードスイッチと同じ並びにオートブレーキホールドのスイッチを用意しています。
ちなみに、競合車・ライバル車の多くは、電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドを並べているクルマが多いんですよね。
ユーザビリティのことを考えると、この新型モデルも電動パーキングブレーキに近い位置にオートブレーキホールドのスイッチを用意しても良かったのかなと思いました。
■ホンダ フィット4のオートブレーキホールドスイッチ
操作感&使い勝手は良好
他メーカーの多くのクルマとは異なる位置にオートブレーキホールドのスイッチを用意している新型ノートe-POWERですが、スイッチの操作性&使い勝手は、どうだったのでしょうか?
また、この新型モデルのオートブレーキホールドのスイッチのサイズは人差し指1本分と、それほど大きくありません。
ただ、この新型モデルのオートブレーキホールドのスイッチは、運転席から手が届きやすい位置にるため、思ったよりも操作性&使い勝手は思ったよりも悪くありません。。
また、すぐ上に備わっているドライブモードを変更するドライブモードセレクターとはスイッチのカタチが異なるため、運転中に操作ミスしにくいのも好印象でした。
オートブレーキホールドは全モデルに標準装備
2024年5月にマイナーチェンジをして新発売をした新型ノートe-POWERは、標準モデルのXグレードの2WD/4WDに加え、特別仕様車の90周年記念車、オーテックがたずさわったオーテック クロスオーバーなど様々なモデルが用意されています。
■新型ノートe-POWER 90周年記念車
■新型ノートオーテック クロスオーバー
モデルによって車内のデザインや機能が異なりますが、今回デビューをはたした新型モデルは、全モデル、オートブレーキホールドを標準装備していました。
新型ノートe-POWERのオートブレーキホールドの使い勝手は?【使用した感想】
全グレードに標準装備されている新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のオートブレーキホールドですが、ブレーキの感じや停止維持力など使い勝手は、どうだったのでしょうか?
今回デビューを果たした新型モデルのオートブレーキホールドを実際に使って良かったと思ったところ、気になったところを包み隠さずお話します。
エンジンを切っても、オートブレーキホールドの設定を維持
2020年12月にデビューを果たした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているオートブレーキホールドを使って良かったと思ったところのひとつは、オートブレーキホールドの設定をずっと維持してくれることです。
最近、オートブレーキホールドは一般的な機能になってきましたが、競合車・ライバル車中には一度エンジンを切ってしまうと、オートブレーキホールドのスタンバイ状態もリセットされてしまうクルマもあるんですよね。
■ルークスのオートブレーキホールド
そのため、クルマに乗るたびに、オートブレーキホールドスイッチを押して、スタインバイ状態にしないといけませんでした。
しかし、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)では、一度オートブレーキホールドをONにすると、エンジンを切っても、この状態をキープしてくれます。
そのため、他の日産車やライバル車とは異なり、この新型モデルは、クルマに乗るたびにオートブレーキホールドを立ち上げる必要がありません。
このオートブレーキホールドの設定を維持してくれる機能は、安全面から見ても、非常に助かるんですよね。
オートブレーキホールドが作動していると思って、ブレーキペダルから足を離すと、クルマが前に進んでしまい、慌ててブレーキペダルを踏み直す。なんてこともあるので…。
あまり目立ちませんが、オートブレーキホールドを毎回設定しなくても良くなったのは、新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の関心をした機能の一つでした。
アクセルペダルを踏んだ時の遊びの大きさ
また、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のオートブレーキホールドで良いと思ったところが、アクセルペダルの遊びの大きさです。
この新型モデルに用意されているオートブレーキホールドは、他のクルマと同様にアクセルペダルを軽く踏むと、オートブレーキホールド機能が解除されて再発進をします。
ただ、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)に用意されているオートブレーキホールドは、再発進をする時のアクセルの踏み込み量(=遊びの量)が、他のクルマのものよりも少し多いような感じが…。
なので、オートブレーキホールドで停車中、足が誤ってアクセルペダルに触れても、オートブレーキホールドが解除される心配はかなり少ないです。
この安心して使えるような設定&アクセルの踏み込み量になっているのも、今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)の良いところの一つなのかなと思いました。
ワンペダル走行との連動性はイマイチ
今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のオートブレーキホールドを使用して少し気になったのがが、ワンペダル走行で運転している時の使い勝手です。
この新型モデルでは、エコモード(ECO MODE)とスポーツモード(SPORT MODE)にした時に、アクセルの踏み込みや離し加減でスピードを加減速することができるワンペダル走行で運転をすることができます。
■新型ノートe-POWERのドライブモードスイッチ
ただ、先代モデルと異なり、新型モデルのワンペダル走行は完全停車しないため、一度自分の足でブレーキを踏む必要があります。
そして、ブレーキペダルを踏んで完全停車した後に、ブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持してくれるオートブレーキホールドが作動します。
個人的には、ワンペダル走行で完全停止をして、そのままの流れでオートブレーキホールドが作動すると思っていたので、一度自分の足でブレーキペダルを踏まないといけないのは、少々残念に感じました。
まとめ:思った以上に使い勝手が良い新型ノートe-POWERのオートブレーキホールド
2020年12月にデビューを果たした日産の新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)のオートブレーキホールドは、このような魅力&特徴を備えていまいました。
■新型ノートe-POWERのオートブレーキホールドのまとめ
・毎回オートブレーキホールドを設定する必要はなし
・誤発進をするリスクも小さい
オートブレーキホールド自体は競合車・ライバル車にも備わっていますが、毎回スイッチを押しす手間を省いたこの新型モデルのオートブレーキホールドが一番使い勝手が良い感じが…。
今回デビューを果たした新型ノートe-POWER(NOTE e-POWER)は、プロパイロット機能やスタイリッシュな内外装が注目を集めていますが、このように使い勝手の良い機能が備わっているのも魅力&メリットの一つなのかなと思いました。