2021年12月にデビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の最廉価モデルに位置をするのが、ガソリン車の”Gグレード”です。
先日、この新型モデルのガソリン車の”Gグレード”を試乗することができたのですが、エントリーモデルとは思えないほど、内装・インテリアの機能&装備は充実していました。
また、質感も高く、エントリーモデルならではの安っぽさもありませんでした。
そんな新型モデルのガソリン車”Gグレード”の内装・インテリアは、どのようなデザインになっていたのでしょか?また、どのような特徴&魅力を備えていたのでしょか?
新しく生まれ変わった新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の唯一のガソリン車、”Gグレード”の内装・インテリアを実車画像を使って、徹底レビューしたいと思います。
目次
車内のデザイン&質感をチェック【新型ヴェゼルGグレードの内装レビュー1】
2021年4月にデビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の唯一のガソリン車、”Gグレード”のダッシュボードなど、内装・インテリアは、このようなデザインをしています。
■Gグレードのダッシュボード
落ち着いた雰囲気がただようブラック基調の内装を採用
今回デビューを果たした新型モデルのGグレードは、ハイブリッド車と同様にブラックを基調にした内装・インテリアを採用。
大人っぽく落ち着いた雰囲気がただようシックモダンなテイストになっており、長年乗っても、飽きの来ない車内空間になっていました。
上位モデルとは細かい部分の加飾に差が…
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車の”Gグレード”の内装・インテリアは、ハイブリッド車の上位モデル”Zグレード”と同じブラック基調となっています。
ただ、このGグレードは、エントリーモデルと言うこともあり、ハイブリッド車の上位モデル”Zグレード”と比べると、細かい部分の加飾などで違いがありました。
その一つが、シフトレバーまわりのデザインです。
ハイブリッド車の上位モデルに位置をする”Zグレード”では、シフトレバーまわりにメッキ調の加飾が施されており、高級感&上質感を演出していました。
■Zグレードのシフトレバーまわり
しかし、最廉価モデルに位置をする”Gグレード”では、シンプルなブラック塗装に…。
■Gグレードのシフトレバー周り
また、ハイブリッド車の上位モデル”Zグレード”では、助手席側のダッシュボードのパネルにシルバーの加飾が施されていますが、ガソリン車の”Gグレード”では、このような加飾もありません。
■Zグレードの助手席側のパネル
■Gグレードの助手席側のパネル
ガソリン車のGグレードは、車体本体が安い最廉価モデルと言うことを考えると、ダッシュボードやセンターコンソールの加飾に違いがあるのは、しょうがないですよね。
ただ、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車の”Gグレード”は安っぽさがなく、エントリーモデルとは思えないくらい質感の高い内装・インテリアになっていました。
アームレストも高級感が十分
また、運転席と助手席の間にあるアームレストも、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車”Gグレード”の注目のアイテムの一つです。
競合車・ライバル車の中には、、運転席と助手席の間にあるセンターアームレストにファブリック素材を採用しているところもありますが、今回デビューを果たした新型モデルのGグレードのアームレストでは、もちもちとした弾力が魅力のソフトパッドを採用。
■Gグレードのアームレスト
そのおかげもあり、この新型モデルのGグレードのアームレストは、腕を置いた時の肌触りが良いだけではなく、高級感のある見た目になっていました。
ドア内側パネルも高級感が十分
また、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車”Gグレード”の内装・インテリアで印象的だったのが、ドア内側パネルです。
■Gグレードのドア内側パネル
上位モデルに位置をする”Zグレード”とは異なり、最廉価モデルに位置をする”Gグレード”では、トリム部分にシルバーの加飾はありません。
■Zグレードのドア内側パネル
ただ、アームレスト部分にはソフトパッドがあしらわれていたため、また、ドアハンドルもシルバーで塗装が施されているため、思ったよりも安っぽさはありませんでした。
車内の機能&装備をチェック【新型ヴェゼルGグレードの内装インプレ2】
2021年4月にフルモデルチェンジをして新発売をした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車の”Gグレード”は、最廉価モデルとしては、機能や装備も充実していました。
この新型モデルのGグレードの内装・インテリアには、どのような機能や装備を備えていたのでしょうか?
実車画像を使って、内装・インテリアに用意されている機能&装備を紹介したいと思います。
タコメーターを備えた2眼式アナログメーターを標準装備
2021年4月にデビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車”Gグレード”のメーターは、このようなデザインをしています。
■Gグレードのメーター
この新型モデルのガソリン車では、タコメーターとスピードメーターを配した2眼式のアナログメーターを標準装備。
7インチサイズの液晶ディスプレイを配したハイブリッド車とは異なりますが、シンプルで視認性に優れるメーターパネルになっていました。
ハンドルにはパドルシフトを標準装備
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車”Gグレード”では、このようなデザインのハンドル&ステアリングホイールを標準装備しています。
■Gグレードのハンドル
この新型モデルの”Gグレードでは、上位モデルに位置をする”Zグレード”とは異なりシンプルなウレタン製のハンドル・ステアリングホイールを標準装備。
そのため、ハンドル・ステアリングホイールの高級感は、ハイブリッド車の上位モデルよりも少し見劣りします。
また、この新型モデルのGグレードのハンドル・ステアリングホイールには、パドルシフトが用意されていないのも少し残念なところでした。
スタイリッシュなシフトレバーを標準装備
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車のGグレードのシフトレバーは、このようなデザインをしています。
■Gグレードのシフトレバー
この新型モデルのガソリン車は、他のグレードと同様にストレートゲート式のシフトレバーを標準装備。
パネル部分は少しシンプルな感じがしますが、他のグレードと同様にステッチ入りのシフトブーツを履いており、最廉価モデルのとは思えないスタイリッシュなシフトレバーとなっていました。
ハイブリッド車と異なるセンターコンソールのスイッチ類
また、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車のGグレードの注目ポイントの一つは、センターコンソールに備わっているスイッチ類です。
このセンターコンソール部分にオートブレーキホールド&電動パーキングブレーキのスイッチを備えているのは、ハイブリッド車と共通です。
ただ、ハイブリッド車と異なり、この新型モデルのガソリン車”Gグレード”では、燃費性能を重視したドライブモードにする”ECONスイッチ”やアイドリングストップのON/OFFスイッチが備わっていました。
使い勝手に優れるフルオートエアコンを標準装備
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の最廉価モデル”Gグレード”では、このようなデザインをしたフルオートエアコンを標準装備しています。
■Gグレードのエアコン
最廉価モデルのGグレードでもフルオートエアコンが標準装備となっているのは、かなり嬉しいですよね。
競合車・ライバル車の一つでもあるトヨタの新型ヤリスクロス(YARISSCROSS)の最廉価モデルでは、マニュアルエアコンが標準装備だったので…。
最廉価モデルでも快適性&使い勝手に優れるフルオートエアコンを備えているのは、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の魅力の一つなのかなと思いました。
後部座席まわりにエアコンの送風口はなし
今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のハイブリッド車の上位モデル”Zグレード”では、センターコンソールの後方に後部座席に座る同乗者のためのエアコンの送風口が用意されていました。
■Zグレードのエアコンの送風口
しかし、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車のGグレードでは、センターコンソールの後方にエアコンの送風口はなく、収納スペースに…。
ここらへんも、新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車の”Gグレード”とハイブリッド車の上位モデル”Zグレード”の大きな違いなのかなと思いました。
USBソケットは運転席まわりに2つのみ
2021年4月にデビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のハイブリッド車の上位モデル”Zグレード”とガソリン車の”Gグレード”で大きく異なるのは、USBポケットの数です。
ハイブリッド車の上位モデル”Zグレード”では、車内の合計4つのUSBポートを用意していましたが、最廉価モデルに位置をする”Gグレード”では、運転席まわりにUSBポートを2個のみ標準装備。
ガソリン車のGグレードでは、ハイブリッド車のZグレードとは異なり、後部座席まわりにUSBポートは用意されないのでご注意くださいね。
シートのデザイン&質感をチェック【新型ヴェゼルGグレードの内装インプレ3】
また、今回デビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車の”Gグレード”のシートは、このようなデザインをしています。
■Gグレードのシート
Gグレードではファブリックシートを標準装備
今回デビューを果たした新型モデルのGグレードでは、シート全体に布地をあしらったファブリックシートを標準装備。
ただ、シートのメイン部分に上位モデルの”Zグレード”と同じ、温かみがありながらもおしゃれな”テキスタイル柄”を採用しているおかげで、最廉価モデルとは思えない上品なシートとなっていました。
後部座席のシートバックポケットは助手席側のみ
新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)の上位モデル”Zグレード”では、運転席と助手席の裏にシートバックポケットが用意されていましたが、ガソリン車のGグレードでは、シートバックポケットが用意されているのは、助手席側のみ。
運転席側のシートの裏側には、シートバックポケットの用意はありませんでした。
■ガソリン車のGグレードの助手席側のシートバック
ただ、最廉価モデルの”Gグレード”のシートバックポケットにもスマホ/iPhoneを収納するのに重宝をする小型ポケットが用意されており、使い勝手の良いデザインになっていました。
まとめ:最廉価モデルとは思えない新型ヴェゼルのGグレードの内装
2021年4月にデビューを果たした新型ヴェゼル/ベゼル(VEZEL)のガソリン車のGグレードの内装・インテリアは、このようなデザインになっていました。
■ガソリン車のGグレードの内装のまとめ
・フルオートエアコンなど機能や装備は充実
・ブラックのファブリックシートを標準装備
今回デビューを果たしたこの新型モデルのGグレードの内装・インテリアは、ダッシュボードの加飾やハンドルの素材など、上位モデルと比較すると、多少劣る部分もあります。
ただ、この新型モデルのGグレードは、最廉価モデルとは思えない質感と機能&装備を備えており、良い意味で価格と機能&バランスの取れていないモデルになっていました。